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個人目標はチーム目標の為に犠牲にすべきか?

 

チームで勝利を目指す団体競技、
サッカー、野球、バスケ、バレーなど・・・

 

団体競技は個人競技よりも

関わる選手が多いです。

 

それ故に試合に出れる選手も

限られているとても厳しい世界です。


チームの為に自分がいるのか・・・
自分の為にチームがあるのか・・・


様々な葛藤を抱えながらも
前に進む事が出来ない・・・

そうやって、
苦しんでいる選手が多いです。

その中でも

団体競技の選手は

とっても辛い想いをしてます・・・

 

個人での結果を

残さないといけない・・・


けど、

チームとしての結果も

求められる・・・

 

自分の事に

集中したい・・・


けど、

チームの事が気になって

仕方がない・・・


個人か・・・
チームか・・・

気付くと
自分よがりの目標に・・・

気付くと
チーム優先の目標に・・・

 

チームの一員である以上、

どっちに気持ちが強過ぎても
ストレスしか生まれません・・・
 

では、

なぜ目標で

ストレスが溜まるのか?

 

それにはある理由が

隠されています。


それが、
「正しい目標設定」を知らないからです。
 
ここで話す
「正しい目標設定」とは何か?
 
ある選手の事例を通じて
お伝えしたいと思います。
 
あるサッカー選手の話です。
プロの世界で活躍して7年目でした。
 
チームではキャプテンも任されていましたが、
個人のキャリアや進路にも悩んでいました。
 
今のチームで優勝したいし、
日本代表にも入りたい。
 
欲を言えば、
海外にもチャレンジして
チャンピオンズリーグにも出場・・・
 
そんな個人的な夢と、
チームで達成したい夢を抱えてました。
 
しかし、
チームの結果が思わしくなくなり
個人としても試合出場が途切れることに・・・
 
日本代表、海外挑戦を重い描きながらも、
チームで結果が出ない状況に苛立ちました。
 
そこで、
私はある質問を彼にしたのです。
 
『あなたの目標を達成するとチームにどんな影響があるかな?』
『あなたの目標を達成するとチームの目標にどう貢献出来るかな?』
『あなたの目標が達成するとチームにどんな成長を与える事が出来るかな?』

こんな質問をしました。
 
つまり、
チームと個人の目標を
切り分けて考える必要がないのです。
 
それよりも、
『個人の目標の先にチームの目標がある』
ということを理解して欲しいのです。

殆どの人が
チームと個人の目標を別に考えます。

そうやって教わって来たのか・・・
それとも視野が狭いのか・・・

理由は定かではありません。

ただ、
個人とチームの目標を別にすると
ストレスが生まれ易いです。

そこでこの問題を解決する為にも、
個人の目標の先にチームの目標にも
つながってくることを伝えています。
 
すると、
個人の目標がチームとヒモずいている事を
無意識に感じて貰うことが出来ます。

その為に理由を伝えるのではなく
質問を通じて選手に気付きを得てもらってます。
 
この選手は、
最終的に海外にもチャンレジが出来、
日本代表にも選出されることが出来ました。
 
そしてチャンピオンズリーグにも出場し、
夢を叶えることが出来ました。
 
目標って凄く大事ですが、
目標設定はとても繊細です。
 
巷には様々なノウハウが
溢れています。
 
しかし、
無料で拾える情報がありながらも
結果を出せない人は出せません。
 
つまり、
知識を拾い集める学習には
限界があるのです。
 
だからこそ、
私は知識だけを伝える方法ではなく
体験が伴った方法で伝えています。

知識をお伝えする事は
誰にでも出来ます。

けど、
結果を残してもらう為には、
1人1人に合った方法が重要になってきます。
 
1人1人の骨格が違うように、
メンタルだって1人1人違うのです。
 
それを型にハメて伝える方法には
いつも疑問と限界しか感じません。

同じ経験、
同じ環境

育って来た人はいません
 
1人1人にあった伝え方でないと
本当の意味での成長はないと思っています。

その為にも
これからも1人1人に寄り添った
スポーツメンタルコーチでいたいと思います。
 
最後までお読み頂きまして、
ありがとうございます。

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。
【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから
 
 
 
 
 
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