今週は、宮城県石巻市で開催された射撃の全日本選手権の試合視察に行ってきました。 今回は2泊3日というスケジュールで現場に滞在させていただいたのですが、本当に多くの発見があり、私自身も深く学ばせていただく時間となりました。
奥深い「射撃」の世界と静止競技の特殊性
一口に「射撃」と言っても、競技には様々な種類があります。私は現在、その中でライフル、ピストル、クレーの3種目の選手をメンタル面でサポートしています。各種目の中でさらに細かなルールや形式が異なり、知れば知るほど本当に奥が深い世界です。
私がサポートしている射撃の選手たちは、基本的には「静止した状態で、的を狙ってずっと撃ち続ける」という動作を繰り返します。 激しく動き回る他のスポーツとは異なり、この「静止状態での戦い」は非常に特殊です。他競技で近いものと言えば、アーチェリーやダーツ、弓道などが挙げられます。
結果を生み出すための鍵は「集中力の波」の克服
こういった静止競技において、結果を生み出すためにはどうメンタルをコントロールすべきか。これまで数多くの選手をサポートしてきた中で、私の中ではある程度「明確な答え」が出ています。
その中で最も重要な要素となるのが、言うまでもなく「集中力」です。
しかし、どれほどトップレベルの選手であっても、試合中にずっと100%の集中を保ち続けることは不可能です。多くの選手が、試合の中で「集中できる時間」と「集中できない時間」が交互にやってくる『波』を感じています。
「波」をどう抑え、どう付き合っていくか
人間である以上、集中力が途切れる瞬間があるのは当然のことです。 重要なのは、「その波(ブレ)をいかに最小限に抑えるか」、そして「集中が切れた時に、いかに早く元の状態に戻すためのルーティンを持っているか」ということです。
メンタルコーチングでは、この「集中力の波」とどう向き合い、コントロールしていくか、そのためにできる具体的なアプローチを選手と一緒に考え、実践に落とし込んでいます。
静止した状態の中で極限のプレッシャーと戦う選手たちが、本番で本来の実力を発揮できるよう、これからも現場での気づきを大切にしながらサポートを続けていきます。 集中力のコントロールについて悩んでいるアスリートの皆様にとって、何かのヒントになれば幸いです!
