2015年からスポーツメンタルコーチ資格講座を主催しております。
「スポーツの世界でアスリートを支えたい」「メンタルコーチとしてプロの現場で活動したい」と考える方が年々増えています。それに伴い、場所を選ばず手軽に学べるスポーツメンタルコーチ養成講座のオンライン化も急速に進んでいます。
しかし、これから本格的に学ぼうとする方の中には、「オンラインの養成講座だけで、本当にトップアスリートのメンタルをサポートできる実践的なスキルが身につくのだろうか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、スポーツメンタルをオンラインで学ぶメリットとその決定的な限界、そして現場で本当に活躍できるプロコーチになるための養成講座の選び方について、350名以上の卒業生を輩出してきた現役プロコーチの視点から詳しく解説します。
【コラムの著者】鈴木颯人

一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会 代表理事
慶應義塾大学健康情報コンソーシアム 会員
メンタルトレーニング推進国会議員連盟 所属
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。>> 今も増え続ける実績はこちら
【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから
【著書】
・弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉(三五館シンシャ)
・一流をめざすメンタル術(三五館シンシャ)
・モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術(KADOKAWA)
・最高のリーダーは「命令なし」で人を動かす(KADOKAWA)
・メンタルコーチが教える潜在能力を100%発揮する方法(KADOKAWA)
・親が変われば子どもが変わる(三五館シンシャ)
・うちの子のやる気スイッチを押す方法教えてください(かんき出版)
・アスリートの心を磨く言葉と魂を揺さぶる絶景(PIE International) 他多数

オンラインのスポーツメンタルの通信・養成講座が選ばれる理由
近年、多くのスポーツのメンタルコーチ養成・通信講座がオンラインカリキュラムを取り入れています。その最大の理由は、忙しい社会人でも学びやすい「学習ハードルの低さ」と「インプットの効率の良さ」にあります。
オンラインによる通信・養成講座には、主に以下のようなメリットがあります。
- 全国・海外どこからでも受講可能
地方や海外に住んでいても、移動することなく、東京や大阪などの都市部で開催されるハイレベルな講座を受講できます。 - 自分のペースで反復学習ができる
録画された動画講義を活用している講座であれば、心理学の専門用語やコーチングの理論といった基礎知識を、通勤時間や休日の隙間時間に何度でも見直すことができます。 - 時間と費用のコストを削減できる
東京、大阪などの会場までの交通費や移動時間を最小限に抑え、その分のエネルギーを学習そのものに集中して投資できます。
実際、現在活躍しているメンタルコーチの多くは、元アスリートや、別の本業を持ちながら学び始めた方々です。心理学の基礎理論やコーチングのフレームワークなど、「知識をインプットする」という点において、オンライン学習は極めて優れたツールだと言えます。
要注意!「オンライン完結」の通信・養成講座に潜む決定的な限界
基礎知識の習得に非常に便利なオンラインですが、「最初から最後までオンラインだけで完結する」通信・養成講座には注意が必要です。
なぜなら、スポーツメンタルの現場では、教科書通りの知識だけでは到底対応できないからです。通信・オンライン学習には、実践的なメンタル面におけるコーチングスキルを身につける上でどうしても越えられない「限界」が存在します。
非言語情報(ノンバーバル・サイン)を見落としやすい
対面でのメンタル面におけるコーチングでは、クライアント(アスリート)が発する言葉だけでなく、無意識の振る舞いから多くの情報を読み取ります。 例えば、画面越しでは笑顔で「調子は悪くないです、大丈夫です」と語る選手であっても、対面であれば「貧乏ゆすりをしている」「呼吸が異常に浅い」「手のひらに汗をかいている」といった微細なサインに気づくことができます。しかし、画面越し(胸から上のみ)の通信・オンラインでは、これらの本音を探るための重要な情報が極端に制限されてしまいます。
スポーツ現場特有の「空気感」や「プレッシャー」を体感できない
スポーツの現場は、常に独特の緊張感やプレッシャーに包まれています。実際の対面セッションで生身の人間と向き合ったときのヒリヒリとした空気感、感情の激しい揺さぶり、そして相手との絶妙な間合いの取り方は、二次元の画面越しでは決して肌で感じることはできません。
通信・オンラインだけで資格を取得しても、「いざ対面の現場でアスリートを目の前にした時、相手が放つエネルギーに圧倒されてしまい、どう接していいか分からない」という状態に陥る危険性が高いのです。そういった事情から、通信・オンラインだけで資格を取得された方々が一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会の資格講座を受け直す事例が多くなってきております。
実践で活躍できる!スポーツメンタルコーチ養成講座の選び方
では、本気でアスリートの力になり、スポーツ選手の結果を出せるメンタルコーチになるためには、どのような養成講座を選べばよいのでしょうか。
結論から言えば、「通信・オンラインの利便性」と「対面での実践練習」を掛け合わせた(ハイブリッド型)養成講座が最もおすすめです。優れた養成講座を見極めるポイントは以下の3つです。
- 基礎はオンラインで効率よく学べるか
座学や理論のインプットは、通信・オンライン講義や動画学習で自分のペースで学べるカリキュラムになっているか確認しましょう。ここで基礎をしっかり固めることが前提となります。 - 実践的な「対面指導」の場が用意されているか
ここが最も重要です。ロールプレイや実際のコーチング演習を、同じ空間で息遣いを感じながら「対面」で行う時間が確保されている講座を選んでください。リアルな場での失敗とフィードバックの繰り返しこそが、現場力を養います。 - 講師が現役で現場を知っているか
机上の空論ではなく、現在進行形でトップアスリートのメンタルサポートを行っている講師から、生きた技術を学べる環境が不可欠です。
弊社のスポーツメンタルコーチ資格講座が「後半の対面指導」に絶対にこだわる理由
私たち一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会が主催するスポーツメンタルコーチ資格講座では、講座の前半(基礎学習や理論)は通信・オンラインを交えてお伝えし、全国どこからでも学びやすい環境を整えています。しかし、Day4以降の後半カリキュラムについては、必ず東京・大阪の会場にお集まりいただき、対面形式で学んでいただく時間を作っています。
中には「すべてオンラインにしてほしい」というご要望をいただくこともあります。それでも私たちが対面にこだわるのは、「メンタル面の細かなコーチング技術」や「相手のメンタルの奥底に触れる感覚」は、生身の人間同士が同じ空間を共有し、五感をフルに使った実践練習の中でしか絶対に磨かれないと確信しているからです。
対面での圧倒的なメンタルコーチング経験と観察力という「基礎」があるからこそ、ゆくゆくはオンラインでも質の高いセッションができるようになります。最初から通信・オンラインだけで手に入れた資格は、厳しいスポーツの現場では通用しません。
スポーツメンタルを本気で学ぶなら「本物の環境」へ
スポーツメンタルコーチは、アスリートの競技人生、さらにはその後の人生の質を左右する、非常に責任とやりがいのある仕事です。だからこそ、「手軽に取れる資格」で満足するのではなく、現場で確実に結果を出せる「本物のスキル」を身につける必要があります。
本気でアスリートのためのスポーツメンタルコーチングを学びたい、彼らと共に闘う覚悟があるという方は、ぜひ一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会のスポーツメンタルコーチ資格講座にお越しください。徹底した通信・オンラインでの基礎学習と、現場さながらの対面での実践練習を通じて、あなたをプロフェッショナルへと導きます。



