Japan times の一面に掲載されました
スポーツメンタルコーチとしてインタビューを受けました
もともと仲が良かった共同通信社の記者の方からこの新型コロナウイルス感染拡大時にどう選手とメンタルコーチと向き合っているのか?そして、どういった事を一般の方にも応用できるのか?そんなご依頼をいただきまして電話取材を行いました。
これほど大きな媒体に取り上げてもらったのは初めてだったの本当に驚いております。Yさんありがとうございました!
共同通信の海外向けニュースメディアKyodo News Plusです。
【共同通信】
https://english.kyodonews.net/news/2020/04/c4481fcb6818-feature-matters-of-the-mind-key-to-athletes-riding-out-coronavirus.html
転載メディア
下記の2つのメディアにもネット上で転載いただきました。ありがとうございます。
【JAPAN TODAY】
https://japantoday.com/category/sports/Athletes-finding-it-hard-riding-out-coronavirus
【JAPAN TIMES】
https://www.japantimes.co.jp/sports/2020/04/25/more-sports/mental-strength-essential-athletes-period-uncertainty-caused-coronavirus/#.Xq49KJdUuEd
JAPAN TIMESの紙面にのる
まさかジャパンタイムズの紙面にのるとは・・・これには本当に驚きました。少しでも今回の記事の内容を皆さんに伝えたく翻訳記事を書きました。良かったらご覧ください。
翻訳記事
コロナウイルスによる不確実性が高まる中で、
アスリートに求められる精神的強さとは
コロナウイルス危機の中であってもメンタルコーチである鈴木颯人氏は通常通り営業を続けている。彼はプロアマ問わず、アスリートが身体能力を最大限に活かすために必要な心理的なテクニックを習得できるようサポートしている。
「スポーツをするのも、まず命ありき。」
新型コロナウイルスにより日本国内が非常事態宣言下にある最中、鈴木氏は東京の自宅から共同通信の電話インタビューに応えた。
「今はスポーツをすることよりも、命を救うことが最優先。アスリートのみなさんに伝えているのは、自分たちがコントロールできることとできないことがあり、現状においては自分がコントロールできることに集中するということ。トレーニング施設の閉鎖を止めることはできませんが、新しいトレーニング方法を見つけることはできます。」
競技シーズンの大部分を移動に費やしているアスリートにとって、生活空間を整えることは心を整えることにもなるので、自宅を片付ける絶好の機会だと鈴木氏は言う。環境を整えることとパフォーマンスの向上には意外にも密接なつながりがある。
「多くのアスリートは、設備がない、十分なスペースがない、全体練習がない、あれがない、これがないといったように、ないものに意識が向いています。しかし、今あるもの、今できること、に取り組んだ方が効果的なのです。」
勝つためのマインドセットのあり方やゾーン状態への入り方をアスリートに教えているメンタルコーチが多い中、鈴木氏は15歳から33歳までの約30人のクライアントに対して、部屋の散らかり具合から腸内環境に到るまで、あらゆる話題をふっている。
鈴木氏は正式なセッションを超えてコーチングを行う。ある時には競技会場への行き帰りのドライブ中だったり、ある時にはメールを通してだったり、アスリートの心理状態を確認する手法は様々。彼はこうしてアスリート達が自分のメンタルが常に万全な状態であることを確かめている。
アスリートを心理面から支えるためなら何でもやる。栄養士やフィジカルトレーナーを紹介することもあれば、映画を勧めることもある。お気に入りの2作はピクサーの「インサイドアウト」とSF名作「マトリックス」だ。
コロナウイルスが流行する以前もWEB形式のセッションを行っていたため、鈴木氏にとってオンラインでのコーチングは特別なことではない。
実際、メンバー限定オンラインコミュニティへの需要が高まっているため、ウェブベースのコンテンツをより充実したものしようと検討しているという。
多くのアスリートが不安と闘っている今、鈴木氏が良く受ける質問は、「何をしたら良いのか?」「どうすればモチベーションを維持できるか?」といったもの。彼らは当面の目標が不確実の状況で、限られた練習環境で努力をしている。
鈴木氏のクライアントでもある空手家の植草歩選手は、今年3月に東京五輪代表に選ばれたものの、その直後に、国際オリンピック委員会と主催者が2021年までのオリンピック延期を発表した。
植草選手は共同通信とのビデオインタビューで、五輪延期決定をすんなり受け入れたと話した。「強がっているわけじゃないんです。運命と思うしかない。」
「私は28年間空手をやってきました。せっかくここまでやってきたので、もう一年ぐらい待てないことはない。諦めません。」という彼女は、約7年間にわたり鈴木氏のコーチングを受けている。
「この状況を変えることはできません。みんな同じ状況です。(得意の)中段突きを何度も何度もやって、歯磨きのように無意識にできるようにしたい。」
以前の植草選手はネガティブに考える傾向があったが、鈴木氏から言葉選びに注意することと具体的な目標を設定することを教わり、その考え方を打破することができたという。
鈴木氏はまた、今回のような先が見えない不確実な時代を生き抜くライフハックのひとつとして、予期せぬ変化に対応するためのバックアップ計画を立てることを提唱している。
現在、植草選手は多くの時間を家で過ごしているが、ディズニー映画を鑑賞する時間を設けたり、毎週日曜日はオフにしているという。彼女は、意識的に日常会話の中にポジティブな言葉を取り入れ、自分が変えられない物事に対して不安を感じていることに気づいた時は、「矢印を内側に」向けるようにしている。
「私の場合、対人競技なので、水泳のような記録競技とは違います。そういう理由もあり、(五輪まで)1年あることが有利になる可能性はあります。私はもっと強くなりたい。チャンピオンのように考え、チャンピオンのように話し、チャンピオンのような立ち振る舞いをする。そうすればチャンピオンになれると思っています。」
チャンピオンのマインドセットを持つことは、彼女と鈴木氏が当初から取り組んできていることである。鈴木氏は講演家でもあり6冊の本の著者でもある。
植草選手は、自分は圧倒的なチャンピオンになりたいという。ファンから愛され、審判やレフリーを迷わせることのない強さを持った選手になりたいと思っている。
トップクラスの競技者は、技術的なサポートや戦術的なサポート以上のものを必要としている。植草選手は、幸運にも学生時代に鈴木氏のツイッターを発見した。そんな鈴木氏は今では彼女の友人であり、メンターであり、揺るぎないサポーターという心強い存在だ。
怪我や引退など、メンタルヘルス不調が発生するリスクは一般人より高いとされるスポーツ選手。彼らには相当の負荷のかかっている外出自粛期間。
鈴木氏は、現在の仕事を始める9年前に鬱病と診断されたことがある。だからこそ彼は、出口が見えない不安がメンタルヘルスの問題を引き起こす可能性があると身をもって知っている。
36歳の彼は「逆境に強い人はメンタルがタフであり、メンタルタフネスは考え方や姿勢そのものです。スポーツで成功を収めるためにアスリート達が使うメンタルスキルは、彼らの人生の他の分野も役立つ」と言う。
鈴木氏はコロナウイルス危機によって引き起こされた挑戦が、オリンピックアスリートにとってプラスになるかマイナスになるか、どちらにでも転べることを知っている。
「私はアスリート達にSNSで積極的に活動することを勧めています。今こそみんながつながる時です。モチベーションを高めたいと思っているアスリートがいるならば、ぜひ他人のために尽くす行動をとってみて下さい、とアドバイスします。人を助けると、回り回って自分を助けることにつながるのです。」
※翻訳 鈴木颯人
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