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「選手を誰一人諦めずに共に歩み続けるコーチでありたい」小幡玲子さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第46弾

 

今回の主役は当資格講座第17期の卒業生で柔道の指導者として活動している小幡玲子さんです。小幡さんは学生時代は中学校から高校までの6年間を選手として柔道に取り組むも、キャリアの短さもありも負けることが多く悔しい思いをたくさんしてきました。高校卒業後に現役を引退しましたが、その後結婚と出産を経験して長女が幼稚園に入るのを期に今度は指導者として少年柔道の指導に携わるようになりました。それから10年間指導者として活動した後一度指導者業から離れるも、接客業やナショナルトレーニングセンターでの仕事を経験する中でやっぱり柔道の先生がしたいという思いが湧いてきたことから指導者に戻られました。
また指導者として活動し選手を支える中で、メンタルの重要性に気づいたのをきっかけに鈴木颯人さんのスポーツメンタルコーチングについて興味を持ち、当資格講座を受講されました。講座卒業後の現在はフランスに拠点を移し、現地のクラブチームと学校の部活動で子どもから大人まで幅広い年齢の選手たち柔道を教えている小幡さんにスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を尋ねました。

自分の教え子たちに一番必要なのはメンタル面の向上だと気づいた。スポーツメンタルコーチになったきっかけとは

-小幡さんがスポーツメンタルコーチングに興味を持ったきっかけを聞かせてください。

 

8年前の話になるのですが、少年柔道を指導していた時にたまたま颯人さんの存在をTwitterで知り、そこに書かれていた文章に心を惹かれました。当時は日本一を目指して生徒を指導していた中でなかなか生徒が日本一になることができませんでした。そこで何が足りないのかと思った時にメンタル面の向上だと感じたので、生徒につけてもらっていた柔道ノートに颯人さんの言葉を借りて返答するようにしていました。
 

この頃からメンタルに興味を持っていたのでスポーツメンタルコーチングの重要性も知っていたのですが、当時はオンラインでの受講スタイルがまだ無かったので、宮城に住んでいた私は受講したいとは思っていたものの受けるチャンスを作れないまま時間を過ごしていました。それから色々環境の変化もあり7年越しに受けられることになりました。まずは体験セミナーを受けて、それから1年くらい経った頃にようやく心が決まって資格講座を受講しました。長年ずっと学びたい気持ちはありながら、思ったより時間がかかってしまいました。

 

-そこで当資格講座を選ばれたのは何が決め手でしたか?

 

実際のところ、当時は颯人さん以外にスポーツメンタルに関わる活動をされている方を知りませんでした。なぜなら私自身もう颯人さんの資格講座一択というような思いだったので他の講座を調べることも無かったです。逆に講座を受けてから他にもそういう活動をされている方がいるんだということを知りました(笑)

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

 

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

受講する前は、スポーツメンタルコーチングというものは選手に対してこちら側が指示をして、メンタルを良くする方法を1から10まで教えるものだと思っていました。でも実際は受けてみると選手たちに考えさせたり、気づかせることが多かったんです。

 

最初は「全部教えるわけではないんだ」というギャップを感じて不思議に思っていたんですが、様々なワークを通して自分自身で気づくことができた時にすごく腑に落ちて「相手に気づかせる」ということの意味が分かってきましたね。

 

-資格講座の中で印象に残っているワークやお話はありましたか?

 

知恵の輪を使ったワークが私にとっては印象的でした。実際にワークの中で知恵の輪をした時に自分自身ではクリアできなかったのですが、颯人さんから「少し見る視点を変えてみたら?」というアドバイスをもらって実践してみたらすんなりできてしまったんです。簡単に知恵の輪を外せてしまった時に「今まであれだけ悩んでいたのは何だったんだろう」と思ったのと、同時に言葉一つだけで結果が変わることを体感しました。そこで人は『何か一つのことに目を向けると周りが見えなくなってしまいがち』ということに気づきましたね。

 

あと颯人さんのワークは私たちに気づかせてくれることが多かった印象があります。講座の中でもHow-toを全部教えるわけではなくて、こちらに気づかせるような内容がふんだんに盛り込まれていたので、私自身も颯人さんから言われた言葉に対して考えることも多かったです。

 

-コーチングの手法だけではなく自分自身と向き合うことも多かったと思いますが、どんな学びがありましたか?


結論から言うと、人の大事な資質は「人間力」ということを気づかさせられましたね。自分自身と向き合うことで自分がまだ気づいていなかった部分がこんなにたくさんあるんだということ、また今に至るまでに色々な人から助けてもらってきたんだということを改めて感じました。それを体感してからは色々な自分を受け入れられるようになれたので、自分自身と向き合う時間は私にとってとても大事なことでした。

 

-そんな資格講座の中で自分の成長に繋がったきっかけはありますか?

 

資格講座の後に受けたプロ講座の話になってしまうのですが、まさにこのプロ講座を受けていた時に目標として立てていたのがフランスで柔道の指導者になるということでした。そして受講後何の伝もない中、単身フランスに渡り自分を売り込んで指導者を探しているクラブチームにたどりついて、3ヶ月の試用期間を経て契約に至ることができました。

 

この挑戦の中で自分自身驚いたのは怖さよりワクワクの方が勝っていたことです。それはこれらの講座を通して、選手たちに対してどう接していくべきかを学びながら、同時に自分に言い聞かせることができていたからです。

 

-本業の方にも講座での学びが活きているんですね。

 

はい。加えてプロ講座後に体験コーチングを受けられる機会もあり、フランスに行く前と現地にいる間でコーチングを受けたのですが、今やっていることに対して挑戦し続けられたのはそのコーチングのおかげでもあります。やっぱりフランスという異国の地で言葉も通じなければ周りに日本人もいない環境で、一人で全部やらないといけなかったので心が折れて帰りたくなることもあったんですが、気持ちを切り替えてチャレンジすることができたのは講座で学んだことやコーチングを体験できたからだと思います。

 

また自分自身でコーチングを体験したからこそ、逆に選手として受ける側の気持ちも理解できました。このようなコーチングを受けられることは選手たちにとっても心強く感じることだなと思いましたし、私自身もこういう風に選手たちを支えられるようになりたいという思いがより一層強くなりました。

 

-この講座で出会った同期の方は小幡さんにとってどのような存在ですか?

 

資格講座の最初は受講生同士少し不安を抱えながら受けていたところもあったので、講座の中で苦労した時には同期の方が支えてくれて励ましてくれたので、私も同じように励まし合ったりすることは多かったです。また講座以外でも「コーチングの練習がてらに集まりましょう」って声をかけてくれる方がいたり、志の高い人が多かったので私自身も心が折れずに前向きに取り組めたのは同期の方のおかげでもあります。
 

また同期には指導者として活動されている方もいらっしゃったので、卒業後は練習風景を見させてもらうこともありました。なぜならいつも通りの環境にいると行き詰まって同じパターンの練習ばかりになり、視野が狭くなってしまいがちだからです。私はそうなってしまうのが少し怖かったので、他の競技の練習を見させてもらうようにしていました。

 

そうすることでまた違った視点で自分たちのことを見れますし、いい練習方法があれば活用させてもらえるので講座を通じてそういった他競技の指導者の方との繋がりを持たせてもらったことはとても大きいです。

 

-同期の方とは卒業後も深い関わりが続いているんですね。

 

はい。あとは最近の活動状況を報告し合うこともありますし、何かに悩んだ時に相談し合える関係性を持てる方もいらっしゃるので、講座卒業後も支え合える仲間になっているなと感じています。やっぱり同じ一つの目標を目指して一緒に努力した人たちとは繋がりが強くなるんだなと身を持って感じました。


 

相手が自分で気付けるようにスポーツメンタルコーチングを活用して寄り添い続ける。

 

-スポーツメンタルコーチの資格取得後の現在の活動状況についても聞かせてもらえますか?

 

現在は指導者としてフランスのクラブチームと学校の部活動で柔道を教えていますが、選手に対しては颯人さんがやられてきたように気づかせることを意識しています。もちろん私自身は選手たちの気持ちの変化が起きる理由を知っているのですが、あえて答えは教えずにそれを気づかせるような質問をしています。その時に自分で気づけた選手はちゃんと次の大会で結果が残せることが多いので、1から10まで全部教えるわけではなくて気づかせることが大事なんだなと日々感じています。

 

また私の指導で今までと比べて大きく変わったのは、私自身が自責思考になったことです。特にフランスで指導していると子どもたちが思った通りに動いてくれないことがあるのですが、そうなる原因が自分にあると思えるようになりました。

 

それから私自身、常に変化のある指導をしていかないと受ける側も変わっていかないという考え方になったので指導法も変わりましたし、選手の結果を出すということを急がなくなりました。今までは勝つことに固執していたのですが過程の大切さに気づいてからは余裕を持って指導できるようになりましたし、そうすることで子どもたちも伸び伸び練習ができているので良い循環になっていると感じます。

 

-フランスで柔道の指導をする上で言葉の壁の違いもあると思います。どのようなことを意識して指導されていますか?

 

まずは「これ楽しい!」と思ってもらえるように興味を持たせることを意識して指導しています。また現在、幅広い年齢層の生徒を教えている中で年齢が低い子ほど愛情表現をいっぱいするようにしています。これは海外だからこそ上手くいく方法なのかもしれないですが、例えばたくさんハグをしたり、分かっていなくても相手と同じ目線と立ち位置で話を聞いたりと、とにかく笑顔で寄り添うようにしています。

 

もしかしたら柔道を指導されている他の先生方が、低学年の子どもたちに対する私の指導法を見た時に先生という印象は受けないかもしれないです。どちらからというと子どもたちよりも楽しんでいる大人みたいに見えると思います。でもそういう風にすることで距離を縮めて生徒たちとの信頼関係をこの3ヶ月間で築くことができました。

 

 

-その方法はスポーツメンタルコーチングを学んだからこそ培われた接し方とも言えるでしょうか?

 

そうですね。とにかく信頼関係を築くことが一番最初に必要だなと感じていました。やっぱり子どもたちの中にはやんちゃでなかなか話を聞いてくれない子もいましたが、根気強く相手に寄り添うことを繰り返しました。その甲斐もあってその子は小学校高学年でしたが、最終的に最後の授業でハグし合える仲にまで打ち解けることができました。

 

こういった関係を築くことで子どもたちもこっちが言おうとしていることを理解しようとしてくれますし、会話が噛み合わない時もお互いに歩み寄ったり、私のフランス語の発音が間違っている時は指摘してくれたりと確かな信頼関係が生まれているのを感じることができました。

 

やっぱりそれも私自身がこの資格講座とプロ講座を通して自分と向き合って人間力の大切さに気づけたからこそ、信頼関係を築くことでお互いの壁をなくすことが最初に必要だと気づくことができました。またそういった色々なハンディがある中でやり遂げることができたのもこの講座を受けたからだと思います。

 

-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?

 

どんな自分でも受け入れることができるようになったことが一番の変化だと思います。今までは失敗してはいけないという思いが強かったので、何かに取り組む上でも失敗したらどうしようと思いながら始めることが多かったんですが、今は失敗しても気持ちを切り替えるのが早くなりましたし、失敗したことが後々話のネタになることに気づきました。そういう意味では失敗を許せる自分になりました。

 

失敗した後の考え方の切り替えが早くなったおかげで、悩んだりへこんだりする時間も昔に比べたら短くなりました。この資格講座で学んだことで完璧主義な部分がなくなり、100%出来てなくてもいいんだということに気づきました。今できることを集中して取り組むことが大事だということが分かりました。そして今まで失敗することは恥ずかしいことだと思っていたのは私のただの思い込みだったことにも気づけました。

 

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

 

-スポーツメンタルコーチとして今後の目標を聞かせてください。

 

どんなレベルの選手であっても諦めずに共に歩み続けて、彼らが望む結果に結びつけることができるコーチになりたいという思いが大前提にあります。そのためこの子はダメだという考え方はしたくないですし、誰一人諦めないという信念を持って活動していきたいと思います。
 

また具体的な目標としては、今後関わっていく子どもたちの中から2032年のメルボルンオリンピックで金メダルが取れる選手を輩出できるようにサポートしていきたいと思っています。また今までの昔ながらの柔道という体質とは違う形の指導方法で選手たちをサポートしたいと思っていますし、それがこのスポーツメンタルコーチングを取り入れた方法だと思っています。
 

なぜなら自分が選手としてやっていた時もそうだったのですが、私自身も選手たちと日本一を目指して指導していた頃はスパルタ系の古い体質の指導方法だったので当時の自分に対してすごく反省と後悔があります。またそのやり方だと選手たちがその先伸びていかないことを身をもって経験しているので、スポーツメンタルコーチングを取り入れた形で結果を出したいと思っております。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

自分が受講したいと思った時がタイミングだと思います。実際私は受講まで7年間かかってしまいましたが、その思いを持ち続けることで必ずそのタイミングは訪れると思っています。また私として言えることは、受けたら必ず成長できる講座であるということです。それは私自身が身をもって経験したので断言できます。そして自分が成長することが自分の関わる相手の成長に繋がると分かったので、自分と仲間の成長を考えるのであれば是非受講してみて欲しいです。

 

また自分が成長することで付き合う周りの人たちも変わると思います。そして付き合う人たちが変わることで自分の環境が変わりますし、環境が変わるとチャンスを増えていきます。そういったチャンスが増えていくと色んなことに挑戦できるので、さらに大きく羽ばたけるようになると感じます。スポーツメンタルコーチを職業としてやらなくても自分に大きな成長を与えてくれる講座なのでおすすめです。

小幡玲子プロフィール

 

フランス在住のスポーツメンタルコーチ。学生時代は中学校から高校までの6年間選手として柔道に取り組む。高校卒業後に現役を引退するも、その後結婚と出産を経験し長女が幼稚園に入るのを期に指導者として少年柔道の指導に携わるようになる。それから10年間指導者として活動した後、一度指導者業から離れたが接客業やナショナルトレーニングセンターでの仕事を経験する中で、やっぱり柔道の先生がしたいという思いが湧いてきたため指導者に戻る。スポーツメンタルコーチングには指導者として選手を支える中でメンタルの重要性に気づいたのをきっかけに興味を持ち、その中で当資格講座に出会い受講を決める。講座卒業後の現在はフランスに拠点を移し、現地のクラブチームと学校の部活動でスポーツメンタルコーチングを活用しながら子どもから大人まで幅広い年齢の選手たちに柔道を教えている。

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 
 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

 

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