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「選手に必要とされるコーチングを様々な場所で自由に行って感謝の言葉をもらえるように」山本大貴さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第59弾

スポーツメンタルコーチ

 

今回の主役は当資格講座第19期の卒業生であり、現在、製薬会社の営業(MR)兼スポーツメンタルコーチとして活動されている山本大貴さんです。山本さんは小学生の頃から色々なスポーツに触れ、一時期は水泳や陸上競技もやっていましたが、小学3年生から大学4年生まで野球に取り組み、特に中学生以降は野球中心の学生時代を過ごされました。大学卒業後はケガの影響もあり社会人で野球を続けることの難しさを考慮した上で競技者引退を決めて就職。現在に至るまで製薬会社のMRとして働いています。
その後、仕事にも慣れてきた中で去年2023年のゴールデンウィークが彼の転機となりました。ふと「自分が本当にしたいことは何なのか?」を考える時間ができ、今後について考えていた時に誰かの人生に貢献したり支えになりたいという思いに気づきます。その上で自分が学生時代に全力を注いでいた野球やスポーツに関わることはできないかと思った時に、当団体代表の鈴木颯人のスポーツメンタルコーチングに出会い当資格講座を受講されました。現在は本業であるMRの営業マンとして活動しながら、スポーツメンタルコーチとしての活動を進めている山本さんにスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座での経験談を尋ねました。
スポーツメンタルコーチに興味を持ったきっかけとは
実際に資格講座を受けてみて感じたこと
「心技体」の大切さをスポーツメンタルコーチングを通じて伝えたい
今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

選手たちの支えになりたいと強く思った踏み出した一歩。スポーツメンタルコーチに興味を持ったきっかけとは

 

- 山本さんがスポーツメンタルコーチングに興味を持ったきっかけを聞かせてください。

 

昨年2023年3月に開催された野球の世界大会である「WBC」で日本が優勝した時に、自分と同い年で高校生の時には対戦経験もある大谷翔平選手が勝利の立役者となり人々を感動させている姿を見ました。その中で彼のような選手がこの勝利を掴むまでの過程にどんなことがあるのかを考えた時に、選手たちのその過程をサポートしたいと思うようになったのでまたスポーツに関わることを決めました。ただそのサポートとしても技術的な指導は今後長く続けられるものではないと思ったので、その上でできることを探していたらこのスポーツメンタルコーチングを見つけました。

 

- その後スポーツメンタルコーチになりたいと思った理由を聞かせてください。

 

大きく2つの理由があるのですが、元々学生時代に野球をしていた時に、自分の調子でパフォーマンスが左右されることにモヤモヤしていました。僕が現役として活動していた2010年前後の当時は自分の不調を話すことが恥ずかしいものされていましたし、パフォーマンスの不調について監督や先輩に相談すると「もっとたくさん練習をこなして自信をつけていくんだ」というような根性論みたいなこと言われたり、同級生に話すと共感をしてはくれるものの解決策は見出せませんでした。そういう意味でメンタル面やモチベーションのことで相談できる人がいなかったのが理由の一つです。

 

2つ目は社会人になってからのことなのですが、製薬メーカーのMR(営業職)ということもあり医師を中心に多くの医療従事者と関わってきました。その中で出会った2人の先生、1人の理学療法士さんから大きな影響を受けました。

 

- 山本さんの考え方に影響を与えたその3名の方について詳しく聞かせてください。

 

はい。1人目は薬剤の営業で出会った精神科を標榜するクリニックの先生です。その先生から「薬剤を使って症状を改善させることも大事ですが、身の回りの環境を整えてあげたり、考え方をシンプルにさせて気づかせてあげることで薬剤との相乗効果が生まれてくるんですよ。」と考え方を聞いて、やっぱり人に話を聞いてもらって共感してもらったりすることが心に余裕に持たせるんだと分かりました。

 

2人目はすごい働く開業医の先生です。その先生は整形外科を専門にしていますが、かかりつけ医・入院・往診など多岐にわたって診療と治療に対応しています。とあるアポイントで面会した際に「どうしてそんなに働かれているんですか?」と質問したところ「僕を頼りにしてきてくれる患者さんがいるなら、身体が壊れない程度に頑張って診てあげないとね」と話していて、その患者さんを想う心の熱さに自分の心も動かされました。

 

そして3人目は僕が肩を痛めた時にお世話になった理学療法士さんです。リハビリ中の会話で「どういうモチベーションでどういう目標を描いているか」をヒアリングしながらステップアップさせていく言葉がけ・やり方をされていたので、実際にその方法を体験してスポーツ選手に対してもどういう風にサポートしたらモチベーションを含めて良いメンタルで行動できるように導いていけるかを学ばさせていただきました。

 

このような学生の頃の経験と社会人生活での色々な人との出会いから、スポーツは最終的に良いメンタルが身体を動かすと実感したことで「心技体」の大切さを感じ、スポーツメンタルコーチになりたいと思うようになりました。

 

-颯人さんの資格講座を受講を決めたきっかけは何だったのでしょうか?

 

一番は人間性の部分で、颯人さんも学生時代に野球に打ち込んでいた経験があるので話が合うかなと思ったことでしたが、大学時代から颯人さんの 「X(旧Twitter)」をフォローしていたのでアクセスしやすかったというのも大きかったです。また他の講座も少し調べてみましたが、この講座は鹿児島に住んでいる僕であっても途中まではオンラインで受講できるという受けやすさも相まって、特に他の講座に揺らぐこともなくこの資格講座を選びました。

 

-資格講座のことを知ってから受講するまではどんな経緯でしたか?

 

実際、受講を決めるまでに結構時間がかかりました。自分のことを見つめ直したゴールデンウィークの期間にこの資格講座について知りましたが、それからい色々なものを調べてみたり、颯人さんの資格講座に関してもSNSやHPを見ながら熟考する中で結果的に3ヶ月間悩みました。

 

でも最後は「この講座を受けて騙されたとしてもそれでも良いや」と思えましたし、受けることで出会える方々やその学びに対して楽しみになれたことが大きかったですね。なのでこの講座を受けて満足できなかったとしても「自分で決めたことだ!」と覚悟できたのでそれからはすぐ受講に向けて進められました。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

 

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

僕が今までスポーツメンタルコーチとしてイメージしていたのは、こちらが一方的に選手たちに話していく手法で、いわゆるスポーツメンタルトレーナーのやり方だったということが分かりました。でも実際にはそうではなくて相手の悩みを引き出してあげたり、モヤモヤしていることをヒアリングしながらどう改善していくかを一緒に考えていくという考え方を知れたのは学びとして大きい部分でした。

 

あとは講座内ではグループディスカッションをする時間もあって色々な人の話を聞きながら進められるので、自分の価値観以外の気づきもあり毎回楽しく学ぶことができましたし、これだけ志高い人たち集まっていることにびっくりしました。このような方々との学びを通してさらにスポーツ選手のメンタル面をサポートしたい気持ちがより大きくなりましたね。

 

-資格講座の中で印象に残っているワークやお話はありましたか?

 

僕の中で印象的だったワークは3つありました。1つ目は「リフレーミング・ポジティブアスキング」でこれが一番印象に残っている学びです。人間は誰しもネガティブな言葉に引っ張られがちですが、考え方や見方を変えたり言葉にして伝えてあげたり相手に考えさせることで景色が変わって行動しやすくなると感じられたことが印象的でした。

 

2つ目は「わくわくする目標の設定」で、自分が内発的に動ける目標を設定する大切さを学べたことが大きかったです。それまでは競技の成績が出て自信が付くものだと思っていたのですが、本当は反対で自信や覚悟など結果にふさわしいメンタルを持つことで初めて結果がついてくるという考え方だったことに驚きました。

 

3つ目は「小さな目標(リトルステップ)の構築」というところで自分ができることから積み重ねていくことを学べたのも大きかったなと思います。


 

-講座の内容でチャレンジだったことや自分の成長に繋がった出来事はありましたか?

 

まずは周囲からの自分の見え方が分かったことが大きな成長ですね。元々は僕自身、周りから話しかけづらいと思われていると感じていたのですが、実際講座の中で周りの人からは「そんなことないですよ!」や「話やすい雰囲気をつくってくれていますよ」などと言ってもらえて自分では気づけないところや見えない角度からの評価をもらえたことは大きかったです。

 

あとは元々本を読むことが苦手だったんですが、スポーツメンタルコーチングやコーチングのことをもっと知りたいと思うようになってから、そういった好奇心から本を読むことが好きになりつつある自分がいることに気づけたので成長しているなと感じました。

 

-この講座で出会った同期の方は山本さんにとってどのような存在ですか?

 

同期の方全員ではないですが、数名には最近でも気軽に連絡をとって雑談や相談をしたり進捗状況をシェアし合ったりしています。あとは19期のFacebookグループに時々話題を投げかけたりして、卒業後も関わりを持つ機会を生み出せるようにしています。やっぱりせっかく同じ志を持って集まった仲間ですし、それぞれバックグラウンドも違うので僕自身としても何かに行き詰まったり迷った時に相談できたり参考にさせてもらいたい人たちなので、できるだけ皆さんと繋がっていられるように心がけています。

 

あとはプロ講座やチームメンタル講座を一緒に受けた方とはより深い話を相談したり、その人の価値観や考え方など気になるところは個別に話を聞かせてもらったりもしますし、スポーツメンタルコーチングのコミュニティ「Space」ではスポーツメンタルコーチの先輩やスポーツメンタルコーチではない人も含めていろんな方と繋がれるので良いご縁を頂いているなと感じています。

 

「心技体」の本当の意味での大切さをスポーツメンタルコーチングを通じて伝えていきたい。

 

-本資格講座卒業後の活動状況についても聞かせてもらえますか?

 

2024年7月からスポーツメンタルコーチを仕事としてオープンしました。それまでは自分が学んだことをX(旧Twitter)やFacebookなどのSNSでの発信を意識して行ってきました。なぜなら社会人になってから自分のことをあまり発信してこなかったので、この仕事を本格的に始める前に自分自身のリトルステップやリハビリの意味も兼ねて発信への抵抗感をなくすためにやっています。

 

そのため、同期や他のスポーツメンタルコーチ仲間とコミュニケーションを取る中で、自分がアプローチできそうなところのヒントを得ながら活動しています。まずは自分ができることを色々なところに発信していって自分のスポーツメンタルコーチングを知ってもらことに注力しています。

 

またコーチングという部分では、自分の拠点が鹿児島県なのでオンラインコーチングでない限りは、エリアか競技を絞った方が最初は活動しやすいのかなと考えています。でも自分の思いとしては野球やサッカーのような団体競技の方はもちろんですけど、個人競技もコーチングできればと思っているのでチームや個人分け隔てなくサポートしたいです。特にこの夏で高校野球の甲子園が終わると、次は新チームが始動するタイミングなのでそこから高校野球に関われたら良いなとも思っています。

 

 

-資格講座のワークを含めて、スポーツメンタルコーチングがどう本職に活かされていますか?

 

薬剤の営業をしていると大学までの野球生活と似ているなとよく思います。なぜなら成果や結果が出ると嬉しい一方で準備や練習は苦しいと感じることが多いからです。実際に営業マンとして病院やクリニックに訪問して辛辣な言葉で断られることもあります。

 

でもそういう時に凹まずに改善策などを考えられるようにしたりとか、厳しく言われることは自分に期待してくれているとポジティブにリフレーミングしたり、仕事上で求められる業績やノルマもありますが、目の前のことに囚われずその先の実現したいことやどういう風な言葉を受けたいのかを考えたりと、ワクワクする目標を立てることで一喜一憂する波を小さくできてしっかりブレない軸を持って進めるようになりました。

 

同時に本職とは別に土日にスポーツメンタルコーチとしての活動をすることが良い気持ちの切り替えになっていてストレス発散にもなっています。

 

-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?

 

スポーツメンタルコーチの資格講座を学ぶ前は、悩むや苦しさは自分だけのものだと思っていました。なぜなら僕が野球をしていた子どもの頃は勝ちを求められるチームにいて、常に勝ってきていたので勝つことでしか喜べない自分になっていて負けた時に何も残らない環境で日々を過ごしていました。

 

学童野球、中学、高校とキャプテンを経験しましたが、その中で特に星稜高校時代、最終学年になった時にはキャプテンの指名をもらったのですが色々な悩みや苦しさもありました。このような苦しさって自分だけが感じているものなのかなと今までずっと思っていたのですが、資格講座を受けてみると同じような思いをしていた人がいたので安心感もありました。

 

また強いスポーツ選手はメンタルが素晴らしいから強いんだと思い込んでいましたが、全然そういうわけではなく上に行けば行くほどメディアの対応や周囲の目線からプレッシャーを感じたりとメンタルが強いわけではないので、尚更スポーツメンタルコーチが必要だということも知れたことも自分の変化でした。

 

こういったことからフィジカルやスキル同様に、「心技体」というだけあってメンタルが選手のパフォーマンスにとって重要であることを肌で実感したので、スポーツメンタルコーチの必要性や認知度を上げていきたいと感じました。

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

 

-スポーツメンタルコーチとして今後の目標を聞かせてください。

 

大きな目標としては「スポーツ選手に必要とされるコーチングが自由に様々な場所でできて感謝の言葉をもらえるコーチになりたい」ということで、これが僕自身がワクワクするスポーツメンタルコーチ像なのでこれからも追い求めていきたいと思っています。その中で近い目標としては3年後までにスポーツメンタルコーチを本業にできるくらい生計がたてられるようになりたいです。そこからスポーツメンタルコーチ1本で行くのか、今の仕事と二刀流でやるのかはその時に選択肢として持てたら良いなと思っています。

 

コーチングの対象としてはゆくゆくスポーツ選手だけではなく、子どもからその選手の親御さんまで幅広くサポートしたいと思っていますが、まずは高校生以上からプロを含む社会人選手を中心にサポートできたら良いなと考えています。ただチームをサポートするという意味では特に年齢制限は考えていないです。ただ活動の中で一番大事にしたいことは『最幸の競技生活をサポートすること』で、スポーツ選手が競技後でも燃え尽き症候群にならず幸せに活動できるように社会人としての目標を持てるところまで支えていきたいと思っています。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

少なからずスポーツメンタルコーチに興味を持っているということは、自発的に好奇心を掻き立てられているのだと思います。その思いに正直になって欲しいなぁと思います!最悪騙されてもいいやと思えるくらいの覚悟があれば受講する準備ができていると思うので自発的に学んでどんどん吸収してもらえるんじゃないかなと感じています。

 

あと卒業した僕から言えることは、「誰かのために貢献したい」という気持ちがある人にはおすすめな講座だと思います。スポーツメンタルコーチとして大事な心構えや考え方を学べる一方で、自分の生き方や指針を定めてくれるような普段の社会人生活にも活かせる内容が盛り込まれた内容になっています。それにこの講座には共通の志や思いがある人が集まっていて楽しく学べる講座です。とにかく自分が後悔しない選択だと感じられたのなら是非受講してみてもらいたいです。

山本大貴プロフィール

 

1994年生まれ。石川県出身。製薬会社の営業(MR)兼スポーツメンタルコーチとして活動中。小学生の頃からは水泳や陸上競技など色々なスポーツに触れるも、中学生以降は小学校から続けていた野球中心の学生時代を過ごす。大学卒業後は社会人で野球を続けることの難しさを考慮した上で競技者引退を決めて製薬会社に就職。その後社会人生活の中で迎えた2023年のゴールデンウィークが転機に。ふと自分が本当にしたいことは何なのかを考えていると「誰かの人生に貢献したり支えになりたい」という自分の思いに気づく。その上で自分が学生時代に全力を注いでいた野球やスポーツに関わることはできないかと思い調べていく中でスポーツメンタルコーチングに出会う。その後当団体の資格講座を知り受講。現在はMRの営業マンとして活動しながら、スポーツメンタルコーチとしての活動を進めている。

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

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