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「心からスポーツを楽しんでほしい」山﨑珠美さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第13弾

今回の主役はスポーツメンタルコーチ資格講座第14期卒業生であり、現在学生に対して柔道の指導を行う傍らプロスポーツメンタルコーチとしても活動している山﨑珠美さん。

 

自身が現役選手時代に経験した辛い経験とその時に手を差し伸べてくれた方たちへの感謝を、今度は自分がサポートすることで還元していきたいと思いからスポーツメンタルコーチを目指し当講座を受講。

 

プロスポーツメンタルコーチとして活動しスポーツ選手をサポートする彼女にメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を聞いてみた。

辛い時にたくさんの方に助けてもらった。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは

 

-山﨑さんがスポーツメンタルコーチになろうと思ったきっかけを聞かせてください。

 

私は元々柔道選手として活動していました。当時の競技生活の中で私自身が悩みやすい性格だったこともあり、怪我をきっかけにすごく体の調子が悪くなってしまい精神的にも不調が続いている時があって「誰かに助けてほしい」と苦しみながら練習している時期があったんです。

 

最終的にはたくさんの周りの方に助けてもらい引退できたんですが、スポーツメンタルコーチのような相談できる人ともう少し早く出会えていたら競技をもっと楽しむことができたんじゃないかって思いました。また本当に色々な人に助けてもらったので自分も人を助けられるようになりたいと思っていたところ颯人さんについて知りました。

 

颯人さんのいろんな記事や発信を見ていく中で同じように人を助けたいと思った一方で、この人の下なら自分のメンタル面も改善できるのではと思ったんです。それからまずこの協会のセミナーを受けてすごく良かったので、この協会でスポーツメンタルコーチングを学びたいと思い資格講座を受講しました。

 

-ちなみにどういうきっかけで鈴木さんと知り合ったのでしょうか?

 

友人に颯人さんのコーチングを受けた柔道家の方がいました。その方とは練習会場で会う機会が多かったのですが、いつも生き生きとされていてすごくパワフルでした。その方とはすごく仲良くさせてもらっていて、私もスポーツメンタルコーチについて興味があったので引退する時に颯人さんを紹介してもらいました。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと


 

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

現役時代の頃は自分へのこだわりが強くて決めたらその通りにしないといけないという性格だったんです。

 

でも颯人さんの講座を通して「こういう考え方もあるんだ」って自分の考えの幅を広げてくれたので、私の知識も増えて心も楽になり現役中の自分も頑張ってたんだなって思えるようになりました。

 

この経験をもっといろんな人に伝えていきたいと思ってその後のプロ講座も受講しました。

 

-資格講座でのいろんな気づきや学びが自分の中の変化を作ったんですね。

 

はい。考え方はひとつじゃないということを違う視点から見ることで学びました。今までは私の自分の価値観だけで判断していたことが多かったので、視野を広げて俯瞰して物事を見れるようになったのが自分の中の大きな変化でした。

 

-資格講座の中で印象に残っているワークはありますか?

 

思い込みを特定するワークは何度もやりましたし、その都度自分の中でも気づきがあったのでとても覚えています。

 

実際のワークとしてはみんなで目を閉じてA4の紙を折ったり破ったりするんですが、同じ指示を受けているのに最後その紙を開いて確認した時にひとそれぞれ形が違うんです。

 

このワークを通して、答えはひとつではなく伝わっていると思ったことがその通りに伝わらないこともあることを知りました。私はみんな同じだと思い込んでいたので実はそうではないことを知った時に面白いなと思いました。

 

-ちなみに一緒に資格講座を受けた受講生はどんな方がいらっしゃいましたか?

 

第14期だったのですが一緒に受けた方は発言する人が多く、最初は「あ、出遅れてる」って思っていました(笑) 

 

スポーツメンタルコーチを心から目指していてお話しするのが大好きな人たちが集まっていたので、普段は人見知りしない私でもこの時は人見知りを発揮して「やばい、やばい」ってなっていましたね。

 

-山﨑さんが圧倒されるほどパワフルな方が多かったんですね。卒業後も皆さんとやりとりされていますか?

 

同期の一人の方がグループラインを作ってくれて継続的にコーチング練習できるように計画を立ててくれています。そして2週間に1回集まれる人たちで集まってコーチング練習しています。また一人仲のいい同期がいるのでその子とはビジネス面でも情報共有したりします。


 

-資格講座後にプロ講座も受けられたとのことですが、プロ講座ではどんなことが学べましたか?

 

普通の資格講座ではワークを通してスポーツメンタルコーチングの考え方を学ぶ講座だったのに対して、プロ講座では1対1でクライアントをコーチングしていく上での話し方や話のスピードだったり、相手が心地良く感じるような伝え方を意識させられる実践的なコーチングの方法を学べた講座でした。

 

また実際に自分自身がコーチングを受ける機会もあって自分自身を見つめ直すいい機会にもなりました。

 

-実際に自分がコーチングを受けてみていかがでしたか?

 

コーチングの中で自分の柔道の指導についての悩みを相談させてもらいました。やはり自分がコーチングを受けて相談することでスッキリすることもあったり、自分が考えすぎなんだなって思うこともありました。

 

そしてコーチングを受ける中で自分の中に引っかかっていたことは人と比べてしまうことだったんだと知りました。でも自分らしくあれば良いっていう考え方になれたので実際に受けてみて良かったです。

 

資格講座を通して自分自身に起きた行動の変化とは

 

-この講座を通して自身の活動への変化はありましたか?

 

この話は柔道の指導を始めたばかりの頃に遡るのですが、私自身が高校から本格的に柔道を始めたこともあり自分の基礎的な知識や技術に自信がなかったので、教える対象が幼稚園生とか小学生になった時に私には合っていないんじゃないかと思っていたんです。

 

でもこの講座を受けてからは「とりあえずやってみよう」っていう気持ちになって小さな一歩からスタートできるようになりました。以前は道場で挨拶でも子どもたちに対して大きい声が出せず、ずっとモジモジしてどうしたらいいか分からなかったんです。

 

でも講座で学んでからは道場で一日一回大きな声を出すことや子どもに対して一度でも声を掛けることなど小さなことからチャレンジして習慣化していったら、だんだん話しかけられるようになり気づけば遠くから大きい声で声掛けできるところまでに成長していました。

 

-講座で学んだことが山﨑さんのチャレンジの後押しをしてくれたんですね。

 

そして当時私が子どもの指導者に向かないと思っていた原因は私自身が人と比べて落ち込みやすい性格であったからだと分かりました。

 

今まではその性格のせいで自分のできていないことへの悔しさと惨めさに苦しんでいたんですが、この講座を受けて私は「子どもたちに向き合って一生懸命に取り組んでいれば良いんだ」という考え方に変わったんです。それからは自分自身が指導することはもちろん、子どもたちの成長を間近で見れることがすごく楽しくなりました。

 

-ちなみに現在スポーツメンタルコーチとしての活動はどういった状況でしょうか?

 

現在はレスリング選手とゴルフ選手をコーチングしたり、またバスケットボール部へのスポーツメンタルコーチングのセミナーを開催しています。

 

-講座のワークの中で今の活動に活かされていることはありますか?

 

講座を通して、決められた形だけではなくて自己流を使って自分らしさが出せるセミナーとかコーチングをしていくことがより相手を幸せにできることに繋がると学びました。実際に仕事として取り組む中でも自分の想いを伝えることの大切さも感じています。

 

-実際にコーチングをする上で心がけていることはありますか?

 

相手の世界観に入り込むことを意識しています。講座を通して自分の価値観を押し付けたらいけないことを学びましたし、現役時代に自分の身体の不調が続いた時に周りのたくさんの人たちに助けてもらったことを今でもとても感謝しています。なので今度は私がクライアントさんに寄り添って助けられるサポートがしたいという思いが強くあります。

今後の目標とスポーツメンタルコーチ資格講座を検討している方へ一言

 

-今後のスポーツメンタルコーチとしての目標を聞かせてください。

 

まだスポーツメンタルコーチングは始めたばかりですが、一人でも多くのスポーツ選手をコーチングして、彼らが後悔のない競技生活を送れるように力になりたいと思っています。セミナーも初めて開いてみてできることが分かったので今後どんどんやっていきたいです。

 

そして最終的には、なかなか目の前の壁を乗り越えられなくて「辞めたい」とか「結果が出ない」って苦しんでいるスポーツ選手に向けたコーチングを中心にしていきたいと思っています。彼らがせっかく好きで始めた競技を楽しめないのはもったいないですし、好きで始めたからこそ楽しんで欲しいからです。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

まず「考え方が変わるよ」と伝えてあげたいです。私がこの講座を受講して感じたことですが、いろんな考え方があって答えはひとつじゃないということがわかった時に自分の悩んでいたこともスッキリしました。

 

こういったことを実際のスポーツ選手たちに伝えられるこの仕事は魅力的だと思いますし、もしあなたが受けたいと思っているのであれば受けてもらえたら自分の考え方や今後の生き方が良い方向に変わって自分自身も幸せになれると思いますので是非受けてみてほしいです。


 

山﨑珠美プロフィール

スポーツメンタルコーチ

 

神奈川県横浜市出身のプロスポーツメンタルコーチ。小さい頃からスポーツが好きでバスケットボールや柔道を経験。小学5年生から始めた柔道を高校入学を機に本格的に取り組み、高校3年生の時に初めて全国大会で優勝。その後も大学と社会人5年間柔道一筋で活動する。現役時に怪我と同時に抱えた精神的不調の経験からスポーツメンタルコーチングに興味を持ち、引退後当資格講座を受講。現在は学生への柔道の指導とスポーツメンタルコーチングの両方で活動している。

 

 

Interview & Edit by 畠山 大樹

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

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