競技生活の中で、心がポキッと折れてしまう瞬間があります。
「本当に大丈夫かな…」
「自分を信じられない…」
そして、
「もう自分には向いていないのかな…」
と自分を責めてしまう。
そんな時、
多くの選手は「誰かに相談しよう」と考えます。
しかし、
実はその「相談」が、かえって心を追い詰めていることがあるのです。
今回は、
心が折れた時こそ知ってほしい、「相談の落とし穴」と「自分を取り戻す思考法」についてお話しします。
なぜ、相談すると余計に苦しくなるのか?
誰かに相談して、
励ましてもらったり、
アドバイスをもらったりすることは大切です。
しかし、
心が弱っている時に相談を重ねすぎると、「どうしていいかわからない」という迷路に迷い込んでしまうことがあります。
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Aさんは「もっと頑張れ」と言う
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Bさんは「休んだほうがいい」と言う
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Cさんは「やり方を変えよう」と言う
人の意見を聞けば聞くほど、
「どれが正解なのか?」が分からなくなります。
他人の意見に目を向けすぎて、
「自分自身の本当の気持ち」を見失ってしまうのです。
もし今、
あなたが「もう無理かも」と悩み続けているなら、
それは他人の意見を聞き入れすぎてしまっているからかもしれません。
心が折れた時に必要な「思考法」
他人のアドバイスで方向性が定まらない時こそ、
やるべきことは一つです。
それは、
「自分の心の声」を聞くことです。
アドバイスを求めるのではなく、
ただ聞いてあげてください。
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本当はどうしたい?
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何が一番つらかった?
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本音では、どう思っている?
心が折れている時だからこそ、正解探しをやめて、
自分の心の本音に素直になってみてください。
【実話】アドバイスなしで復活した選手の話
以前、
あるアスリートから「競技を続けるか、引退するか」で迷っていると相談を受けました。
その時、
私は「こうすべきだ」というアドバイスも、
YES/NOの判定もしませんでした。
ただひたすら、
2時間、話を聞き続けました。
まずは溜まっているストレスや感情を吐き出してもらい、
本人が何を考え、どう感じているのかを整理するサポート(カウンセリング手法)に徹しました。
その結果、
その場では「結論」は出ませんでした。
しかし、
本人の表情は驚くほどスッキリしていました。
その後どうなったと思いますか?
「辞めるかもしれない」と悩んでいた選手が、
あれから5年も現役を続けています。
答えは自分の中にある
人は相談をする時、
無意識に「答え(正解)」を相手に求めてしまいます。
しかし、
私のメンタルコーチングでは、
私が答えを出すことはしません。
なぜなら、
一番納得できる答えは、
必ず選手自身の心の中にあるからです。
「もう無理」と思った時こそ、
外側に答えを求めず、自分の内側の声に耳を傾けてみてください。
もし一人で抱えきれない時は、
アドバイスではなく「ただ話を聞いてくれる人」や、プロのメンタルコーチを頼ってみてくださいね。