「勝ちたい」を捨てる勇気。スランプを抜ける鍵は執着を手放すこと

不思議なもんで、
どんなに調子が良くても負けることがある。
成長したはずなのに、負けることがある。
そんな時、アスリートはよくこう口にする。
「何かを変えないといけない」
でも、それが何なのか、考えてもなかなか浮かばない。
勝ちたいのに…
夢を叶えたいのに…
目標を達成して恩返ししたいのに…。
ここらあたりでようやく気づく。
本当に大切なのは「何かを足すこと」ではなく、
「何かを手放すこと」なんじゃないかと。
何を手放すか?
「勝ち」を求めない心。
「利益」を求めない心。
といっても、「勝ちたくない」という意味じゃない。
勝ちを目的にしないということ。
勝ちはあくまで「結果」であって、「目的」ではない。
勝ちに執着した瞬間、心は狭くなり、プレーは硬くなる。
だからこそ、勝ちを求めない勇気が必要に。
無邪気な心を取り戻す
子どもの頃、ただボールを追っていたあの感覚。
誰かに褒められたくてやっていたわけじゃない。
勝ち負けよりも「やりたい」「楽しい」が先にあった。
その無邪気な心に戻ること。
それが、成長の本質に近づく第一歩なのかもしれない。
では、何を求めるか?
「勝つに相応しい人間性を大事にする」こと。
うまくいかないとき、誰かのせいにしていないか?
道具や仲間、支えてくれる人への感謝を忘れていないか?
愚痴をこぼして、成長のチャンスを逃していないか?
ぜーんぶ、結果に出る。
勝ちに不思議な勝ちあり。
負けに不思議な負けなし。
この言葉の通り、負けには理由がある。
そしてその多くは、心の姿勢にある。
だからこそ、勝敗そのものを手放そう。
コントロールできない「結果」ではなく、
結果に相応しい人間でいようとする意識にフォーカスする。
勝敗を超えて、自分の心の姿勢を磨く。
その心掛けこそ、「メンタル」と呼べるのかもしれない。
「One athlete,Oen mental coach 1人のアスリートに、1人のメンタルコーチを」
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【このコラムの著者】
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