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「One Athlete・One Mental Coachの世界を目指して」増田良子さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第12弾

 

 

今回の主役は当資格講座第4期卒業生であり、現在プロスポーツメンタルコーチとして活動している増田良子さん。彼女の前職は保育士で、たくさんの親御さんと向き合う中で自分が本当にしたいことは親御さんのサポートだと気づく。とあるきっかけでメンタルコーチングを知り、この仕事ならアスリートとお母さんたち両方を支えられると思い資格講座を受講。スポーツメンタルコーチとして親御さんをサポートする彼女にメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を聞いてみた。

 

私は保護者をサポートしていきたい。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは。


 

-増田さんがスポーツメンタルコーチに興味を持ったきっかけは何ですか?

 

私がメンタルコーチングに興味を持ち始めたのは9年くらい前のことになります。当時娘が所属していた女子ラグビーチームにアスリートメンタルコーチの方がいました。当時はそもそもスポーツ選手のためのメンタルコーチという仕事があることすら知らなかったのですが、スポーツの結果がメンタル面で左右されてしまう現実をずっと見てきたのでこの仕事を知った時にすごい興味を持ちました。

 

しかし当時の私は保育士をしていたので自分がメンタルコーチの仕事をするとは考えてもいませんでした。でも保育士していく中で私がしたいことは働く親の代わりに子どもの面倒を見るというサポートではなく、一番支えたいのは親御さんたちだったんだと保護者の方から色々な相談を受けていく中で気づいたんです。

 

それから保育園で働く魅力が全く感じられなくなってしまって、そんな時にふとアスリートメンタルコーチという仕事のことを思い出しました。そしてこの仕事ならアスリートもお母さんたちも両方支えることができるんじゃないかと思って、インターネットで調べている中で颯人さんの協会にたどり着いたんです。


 

-そこでどうして鈴木颯人さんの資格講座を選ぼうと思ったのでしょうか?

 

他にもいろんなスポーツメンタルコーチ関連の資格講座を調べている中で、中々自分に合いそうな講座を見つけることができなかったんです。

 

でもこの鈴木さんの協会のスポーツメンタルコーチ資格講座を見つけて、この協会の資格講座だったらちゃんと自分が求めている環境で教えてもらえそうと直感的に感じたんです。

 

その時にもう迷わず申し込んだのを覚えています。


 

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

メンタルコーチングは元々興味があった分野でした。でも今までは自分が大学生の時に保育士になるために必要だったカウンセリング・発達心理学・教育心理学という分野でしかメンタルについて学んできていなかったので、この資格講座で学んだ脳科学の観点での見方が特に新鮮でこういうことが分かっていればもっと気楽に物事を考えていけるなってすごく腑に落ちたんです。

 

もちろん心理学の要素がメンタルコーチングのベースにあることは理解していましたが、脳科学はアプローチの仕方として全く思い付かなかったのでびっくりでした。

 

それと資格講座自体の雰囲気だったりも自分が求めていた環境だったのでそれもすごい良かったです。

 

-ちなみに同期の受講生にはどんな方がいらっしゃいましたか?

 

第4期は4人だったのですが、アスリートを専門にコーチングしたいというザ・スポーツメンタルコーチを目指す方だけではなく、音楽家をコーチングされる藤原さん(当シリーズ第10弾参照)を始めいろんな特色を持つ方がいました。

 

それに皆さんポジティブな人たちばっかりで、私自身もポジティブなのは自負している自称ポジティビアンなので息が合って資格講座がすごく楽しかったです。

 

-どんな受講生が一緒に参加するかが大事なんですよね。

 

本当にそう思います。もしポジティブではない方ばかりの講座だったら本当に自分だけ講座内で浮いてしまうのが簡単に想像できちゃいますから (笑) やっぱりこの講座には自分に合う人が集まってくるのかも知れないですね。

 

-ちなみに講座を受講してみて感じた自身の変化はありますか?

 

今まで自分の中にメンタル的なブロックがあるということを意識的に考える機会がなかったので、そういう面で自分自身を深掘りできたことがすごい良かったなって思います。

 

-その自分自身の深掘りを通して増田さんの活動の中で変化したことはありましたか?

 

何か一歩踏み出せない時には絶対自分の中にブレーキになっているものがあるということを知れたので、その原因さえ分かれば踏み出せるということに気づけて私自身以前より挑戦や行動がしやすくなりました。

 

-講座の中で行ったどんなワークがその深掘り力に繋がっていると感じますか?

 

資格講座の後に受講したプロ講座の中で行った、色々な観点から自分を見るワークが活かされていると感じます。

もちろん就職活動でやるような自己分析は今までやってきましたが、この講座でやる自分との向き合い方は全然違うんです。またそれこそこの歳になって自分のことを様々な角度から見る機会も無かったのですごい良いワークだったなと思います。


 

保護者をコーチングすることがスポーツ選手のためになる

 

-現在、スポーツ選手と保護者両方のコーチングをされている増田さんですがコーチング方法の違いはありますか?

 

大前提として大きな違いは保護者自身が結果を出したいわけではないということです。もちろん保護者も子どもに結果を出して欲しいと思うからスポーツメンタルコーチングを受けに来るのですが、実際に競技をして結果を求められるのは子どもたちですよね。なので子供に対して保護者のどういった意識を変えるかがポイントなんです。

 

私はその中でまず親子の関わり方を考えてもらうようにしています。大体悩んでくる親御さんはスポーツメンタルコーチの私がどういう方法で関わっているかを知りたくて来るのですが、私がその方法を教えてしまってもそれは彼らが自分たちで導き出したことではないのでその通りにできないことの方が多いんですよね。

 

-具体的な方法を自分たちで考え出せるように導いていくんですね。

 

はい。なぜなら私が教えられることは私の経験則であって、彼らとは家庭環境も考え方も教育観も違えば、お子さんの性格や親御さんの性格、はたまた関わっている競技も異なるからです。

 

なのでまず彼ら自身で何ができるのかをしっかり引き出していって、今の自分がどういう声かけや関わり方をしているのかという観点から何を変えると自分と子どもの関係や本人のメンタル面が良くなっていくのかをスポーツメンタルコーチングしています。

 

-確かに親御さんが熱心な方だと、アスリート本人より悩んで苦しむことはよく目にしますよね。

 

いっぱいいますよね。子どものことだから自分が緊張しても意味がないのに下痢しちゃうくらい緊張してしまう方とか、子どもが指導者から言われたことを自分のことのように受け取って子ども以上に落ち込んだりとか、子どもと一心同体になってしまっている親御さんって結構多いです。

 

-ちなみにそういう親御さんにはどういう風に接していらっしゃいますか?

 

もちろん人それぞれ異なる部分はありますが、大体共通する点は子どものことが大好きで仕方ないっていうところなんです。そういう親御さんは自分の子どもが大好きで心配だし勝って欲しいという気持ちが大きくなってしまって、頭では分かっていても無意識のうちに子どもと一緒の人格と捉えてしまっているんです。

 

だから例えば「怪我をしても痛いのは子どもであって自分ではない」ということだったりを通して、子どもと自分が全くの別人格であるっていうことをちょっとずつ理解していく働きかけをしています。

 

-無意識のうちにそういう人格形成をしているとなると自分次第で改善できる部分ではないですよね。

 

はい。これはなかなか一人でできることではないので、本当にメンタル面で悪影響を及ぼしていて子どもから離れた方がいい状況であったら第三者の専門家であるスポーツメンタルコーチにお願いする必要があります。
 

また親御さん側が苦しくなってしまうことがよくないのはもちろんですが、お子さんの方が親御さんのそういう気持ちを負担に感じてしまってもよくないです。そして一番よくないのは親子で共依存みたいな形になってしまうことですね。例えばジュニアのアスリートで「お母さんがいないと遠征できない」だったり、一方で母親も「一人で遠征に行かせるのが心配」という状態のことです。

 

ただ二人三脚でずっと一緒にくっついて行動してうまくいっている親子もいるのでそういう場合は例外ですが。

 

-実は保護者をメンタルコーチングすることがスポーツ選手にとっても良い影響になっているんですね。



そうなんです。特にジュニアのアスリートに関しては親が心配になって何でもやってあげてしまうと、選手側がいつまで経っても自分で何もできない人に育ってしまうので、多干渉せずに子どもを見守れる親御さんになってもらいたいと思っています。

 

それとアスリートって生活環境がすごく大事だと思うんですよね。それは食事だったり睡眠だったりいろんな要素がありますがその環境の一部に親がいるんです。なので親が与えている影響は思っている以上に大きいということを保護者の方には知ってもらいたいですし、私も尚更保護者向けのコーチングが大事なんだなと日々感じています。

 

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

 

-今後のスポーツメンタルコーチとしての目標ややっていきたいことを聞かせてください。

 

保護者向けのスポーツメンタルコーチングのセミナーを継続的に行っていきたいと思っています。

 

実際は継続的にメンタルコーチングを受けたいという保護者の方は少ないんです。メンタルコーチングを受けても大体一回聞いたら「やってみます!」って言ったきりで、メール等で状況確認すると「うまくいってます!」というような流れでその後に続かず終わってしまうことが多いです。もちろん別にそれはそれで全然問題ないですし良いことだと思います。

 

ただそういう経験をした時に、きっと継続的にではなく1回だけ話を聞きたいっていう保護者の方は全国にいっぱいいるんじゃないかって思ったんです。なので全国各地でオンラインではなく対面の保護者セミナーをしたいです。そして最終的にはこのコーチングをきっかけにもっとたくさんの親子が揃って笑顔になってもらえるような環境にしていきたいです。


 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

スポーツ選手であるお子さんにとって一番身近にいる保護者の方がスポーツメンタルコーチになると、ワンアスリート・ワンメンタルコーチの関係が達成できるんです。なので是非一番アスリートの身近にいる親御さんにスポーツメンタルコーチングに興味を持ってもらって勉強して正しい関わり方でお子さんを伸ばしていって欲しいなと思いますので、是非資格講座受けてみて欲しいです。皆さんの挑戦を応援しています!

増田良子プロフィール

スポーツメンタルコーチ

東京都福生市出身。現在はプロスポーツメンタルコーチとしてアスリートやアスリートを支える保護者をコーチング。またラグビーチームのチームマネージャーとしても活動している。コーチングを受けられる方が自身の望む結果に相応しい人になれるよう寄り添い、笑顔でいっぱいの人生にするお手伝いを彼女の使命としている。

 

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

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