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「選手と二人三脚でのし上がっていきたい」小倉雄真さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第33弾

 

今回の主役は当資格講座第12期の卒業生であり、現在は柔道整復師兼スポーツメンタルコーチとして活動している小倉雄真さん。学生時代はレスリングやバスケットボールを中心に様々な競技にて県大会や全国大会等で上位の成績を残すほどのオールラウンダーな選手として活躍。高校生の時にスポーツで経験した怪我をきっかけに自分の身体について興味を持ちはじめ、また家族や親戚に恩返しするため柔道整復師の道に進み大学在学中に資格を取得する。

 

大学卒業後は埼玉にある業界で名高い施術家のいる接骨院へ就職し修行。そして28歳で独立し地元群馬に戻り接骨院を開業した。また修行時代に学生やスポーツ選手を施術していく中でメンタルとフィジカルの両方から選手と向き合える治療家になりたいという思いになり、スポーツメンタルコーチングの資格習得のため当資格講座を受講。

 

講座卒業後の現在はスポーツメンタルコーチングと整体の両軸で、スポーツ選手から一般の方までサポートしている彼にスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を聞いてみた。

メンタルとフィジカルの両面から選手と向き合える治療家になりたかった。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは

-スポーツで結果を残してきた小倉さんが柔道整復師になることをきっかけは何でしょうか?

 

高校生の頃、競技で怪我をした時に自分の身体なのにどんな状態なのかが分からないという事にすごくモヤモヤを感じました。そこで自分自身が治療の業界に飛び込めば自分の身体のことをちゃんと理解できるなと考えたんです。

 

また自分の周りに医療関係者がいなかったこともあり、自分がこの業界で職に就けば家族や親戚に恩返しできて地元の人たちにも自分のスキルが役立てられるかもしれないと思うようになりました。そして高校2年生の時に柔道整復師になろうと決め、資格を取って実力を付け30歳までには地元に戻って来る計画を立てました。実際に今では地元で独立し接骨院を経営できているのでしっかり有言実行できています。

 

-柔道整復師として活動していく中でなぜスポーツメンタルコーチングに興味を持ったのですか?

 

僕が修行させて頂いていた接骨院での経験に遡りますが、その接骨院では学生やスポーツ選手をよく診ていたので、僕も今まで自分の培った知識や経験を活かし多くの学生さんたちの施術に勤しんでいました。ただ彼らを施術する中で悩みやスランプについても話を聞いて受け答えをしていると、彼らの力になり切れていない自分に気づき、本当の意味で選手たちをサポートするということは身体を診ることだけでは無いと分かりました。

 

また僕の師匠からも人と向き合う仕事である以上、心の大切さについてよく教わっていました。その経験から独学でメンタル面について勉強し選手のメンタルサポートや成績向上のためのアドバイスやカウンセリングをしていました。ただ独学で学んだ内容では自分ができることに限界を感じるようになり本格的に学びたいと思うようになりました。

 

独学で学んでいた頃から颯人さんの本も読んでいたのでスポーツメンタルコーチングに興味はあったのですが当時はなかなかその業界に飛び込む勇気がありませんでした。しかし自分の中でメンタル面とフィジカル面の両方から選手と向き合える施術家になりたいという思いが湧き上がりスポーツメンタルコーチングにどんどん興味を持つようになっていきました。

 

-当資格講座への受講を決めたきっかけは何だったのでしょうか?

 

元々颯人さんの本を読んでいたことや、たまたま颯人さんの資格講座を受講された治療家の方と繋がっていたこともあり颯人さんの活動はずっと気になっていました。また颯人さんの資格講座を受ける前に受講した大きな別団体の資格講座の内容が、自分の思い描いていた颯人さんのような著名人の方から学べる講座ではなく資格取得までの工程も長く大変だったので断念したんです。その講座と比べて颯人さんの資格講座は7日間の講座内容で資格取得ができるということだったので受講を決めました。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

以前に受講した別の講座と異なり、この資格講座では颯人さんというトップのスポーツメンタルコーチの方から直接学べる環境だったことが一番良かったです。柔道整復師の修行の時もそうだったのですが、自分の中にどの分野においてもトップの方から直接知識を学びたいという思いがいつもあります。なぜなら情報量は元よりトップの方の考え方や姿勢を学ぶことが自分を成長させるために重要な要素だと考えているからです。

 

また講座内容に対して感じた印象としては、最初から心理学上の色んな法則や専門用語をがっつり学ばさせて頂いたので、その量の多さに圧倒されて最初はやっていける自信が正直ありませんでした(笑)

 

でも講座の第一回目からスポーツメンタルコーチングのリアルで具体的な話を聞けたことで自分のスポーツメンタルコーチとしての未来をイメージして膨らませることができたので良かったです。

 

-資格講座のワークや颯人さんの話で印象に残っているものはありますか?

最初の内容にあった「結果にふさわしいメンタルになる」という話が特に印象に残っています。この講座を受けるまで僕はメンタルの成長と結果を出すというプロセスが同時進行になると思っていました。でも実際は結果にふさわしいメンタルが身に付くことで結果に繋がるという工程や理論を颯人さんに問われた時にすごい頷けたんです。

 

この話が自分の中にすごいフィットした内容だったので一番最初にこの理論を知れたことでその後の講座内容を学ぶことへの意識も高まったすごく印象的なお話でした。

 

-そのような講座の中で小倉さん自身の成長に繋がったことはありましたか?

恥ずかしながら、僕はプライベートになると人見知りで新しい環境に飛び込むのが苦手な性格でした。普段本業では基本的にご紹介によってお仕事に繋がることも多いので、自分が慣れ親しみ安心して活動できる環境に身を置いています。でもこの資格講座ではもちろん周りに誰も知っている人がいないので、そのような人間関係がゼロの環境に自ら飛び込めたことが僕の中で一番成長できた部分だと思っています。

 

そういう意味では颯人さんが与えてくれたこの環境自体が自分の成長に繋がったきっかけになりました。また講座の中で他の受講生の方から色々なヒントや実践報告を聞く中で自分のことに落とし込める部分が多くあり、本業の接骨院経営と同時に行っているバスケのトレーナーとしての活動の中でも、色々なことにトライしてみようと背中を後押ししてもらった貴重な環境だと感じています。

 

-ちなみに一緒に講座を受けられた同期の受講生は小倉さんにとってどのような存在ですか?

同期の方々の存在は本当に心強かったです。やはり講座の最初の頃は無意識に壁を作ってしまっていたのですが、みなさんと現場で会った時に気さくに話しかけてくださったおかげでコミュニケーションを取れるようになりました。同期の方々と仲良くなれてからは、これからいろんな出会いがあったり濃い付き合いができる方も出てくるかもしれないと個人的に期待する部分は大きかったです。

 

ただ受講時期がコロナ禍だったので気軽に人に会うことが難しく、僕自身は群馬に住んでいるのでが他の受講生は県内にいなかったですし、自分が東京に頻繁に来れるわけでもないのですぐに会えるような方があまりいなかったのが現実でした。

 

でも同期で栃木在住の小内さんという方が栃木の中でも群馬寄りのところに住んでいたので「今度ご飯に行きましょう」って僕を誘ってくれました。そして2020年の年末の時期に一度僕の地元に来てもらいサシ飲みをしました。それ以降は小内さんにもコロナ禍でなかなか会えておらず、会ったのはその一度だけだったのですが同期の方とお会いできたことはすごく嬉しかったですし、今後も機会があれば志の高い人たちと異業種間での意見交換等を続けていきたいと思っています。

 

スポーツメンタルコーチングを取り入れ、地元群馬で先駆けとなった高校バスケ部と共に更なる高みへ

 

-最近の実績や活動状況についても聞かせてもらえますか?

現在は自社の接骨院での施術の傍らでスポーツメンタルコーチングを活かし、ある高校バスケ部の外部トレーナーとしてフィジカル面とメンタル面の両軸で選手たちをサポートしています。実際には監督やコーチとコミュニケーションを取りながら選手たちにどんなことが必要かを話し合い、日常の練習の中で自分からその内容を伝えたり、あえて監督やコーチを通して伝えてもらったりと選手たちに一番伝わる方法でメンタル面のサポートを行っています。

 

また時間が取れる時は選手たちを集めてメンタル面でチームに必要だと感じることを実際にスライドを使いながらミーティングをしています。普段はLINEで選手からの相談をいつでも受けられるようにしているのでLINE上で選手個人とコミュニケーションを取ったり、チームのグループラインでは折に触れて自分が大事だと思うことを伝えています。

 

-スポーツメンタルコーチングを取り入れて実際にチームの成績に変化は現れていますか?

 

僕が今のチームのトレーナーを受け持ってから5年くらい経ちますが、ここ2年近くはずっと県内ベスト4の成績を安定して残せているので少しはメンタル面でも選手たちに良い影響を与えられているのではと思っています。

 

また県内のバスケ部でスポーツメンタルコーチングを取り入れている高校は他にはまだ無いと思うのでそういう意味でも良い先駆けになってきたと感じています。今後スポーツメンタルコーチングがもっと世の中に浸透していくことで高校としても選手の勧誘をしやすくなったりと、もっと良い効果がこのチームに与えられるのではと期待しています。

 

-実際にチームをコーチングする上で意識していることはありますか?


チームでは「心・技・体」の「心」の部分に意識してもらえるように役割を担っています。監督が「技」、コーチが「体」と各々大まかな責任を持ちながら活動しています。自分の役割の中で選手にはとにかく傾聴するようにしています。なぜなら聴くことを意識しないと「こうしたら良いんじゃない」というアドバイスや自分なりの答えを伝えたくなる癖が僕にはあるからです(笑)そうならないように色んな角度から質問して深掘りしていきながら選手たちが自分で気づいて決断できるように真摯に向き合うことを心がけています。

 

-ちなみにコーチングは接骨院にいらっしゃる一般のお客様にも活用されていますか?

 

接骨院に来てくださる一般の患者さんにもスポーツメンタルコーチングの要素は取り入れています。当院には僕が響いて良いと思った格言をオリジナルで毎日貼り出しているのですが、その格言の中にはスポーツメンタルコーチング関連の言葉もあります。その格言に患者さんが食いついてくれてメンタル面について話すこともよくあります。

 

また患者さんとの世間話の中で僕が最近本で読んだメンタル面に関する内容のお話をしたり、個人的に男性脳と女性脳のような脳科学も好きなので「なんで夫婦が分かり合えないのか」というような内容について主婦の患者さんと話したりとそういう会話の中でさりげなくスポーツメンタルコーチングの要素も取り入れるようにしています。

 

 

-資格講座でスポーツメンタルコーチングを学んだことで小倉さんが感じた自分の変化はありましたか?

 

スポーツメンタルコーチという資格を頂いてから自分が伝える言葉に自信が持てるようになりました。資格講座を受講するまでは独学だったこともあり自分の伝えている内容が正しいかどうか分からず自信がありませんでした。でも資格を取得できたことで選手たちとメンタル面で深く関われるようになりましたし、自分の発言にも自信が持てて堂々と話せるようになりました。

 

もちろん今でも自分の言っていることが全部正しいわけではないと思いますが、自分なりの意思を持って伝えられるようになりました。ただ一方で資格を取得したからと言って自惚れずに失敗も繰り返しながら果敢に選手たちのコミュニケーションを取っていきたいと思っています。

-ちなみにスポーツメンタルコーチングを学んだことでご自身の考え方や性格等にも変化はありましたか?


元々、僕自身淡々としているタイプで周りからもよくそう言われるのですが、資格講座を受けて一段とその性格に磨きがかかった気がします(笑)色々な言葉を口にする上で自分と向き合って頭で整理してから話せるようになったので感情やその場の勢いで発言するようなことは減りました。

 

そういう意味では自己分析の精度が上がったことも要素として考えられると思いますし、自分自身との対話が難しくなくなってきたからこそ自分が本当に伝えたいことを見極めて言葉にできるようになったと思います。

 

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

-小倉さんの今後の目標を聞かせてください。

接骨院という軸を持ちながら、いずれはスポーツメンタルコーチだけでも生活できるようなキャリアを確立していきたいと思っています。その中で特にまだ無名なスポーツ選手をサポートして二人三脚で成長しながら全国から世界に向けて一緒に戦っていきたいということが僕の現在の目標です。

 

もちろん有名選手や将来有望と言われている選手をサポートすることもやりがいがあると思います。でも僕が現在接骨院で診ている選手は小・中・高のこれから世に出ていくような学生選手が多いので、そのような選手たちの成長を見届けていきたいですし僕自身も共に成長しながら長いスパンでサポートしていきたいと思っています。

 

また個人的にはまだ無名な位置から一緒にのし上がっていくことの方がお互いの実力が示せますし、かっこいいと僕は思うんです。そういう意味でも我が子のように思えるこれからの若手選手たちをサポートしながら彼らがゆくゆく大舞台で活躍していく姿を見たいと思っています。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

色々なスポーツメンタルコーチングやトレーナーの団体がある中で、この協会の資格講座を僕が選んだ一番の理由は「トップである颯人さんとの距離が近い」ということでした。業界のトップで活躍している方から直々に知識等を学べる環境だったことが僕にとっては大きなことで、やはりトップの方の背中を見て学ぶことで得られる情報量がトップではない方から学ぶ場合と比べて格段に違うということを僕は日々の仕事から経験してきました。

 

0から1を作り上げてきた方から直接学べるということがこの資格講座の大きな価値で自分たちが受講するメリットではないかと強く感じています。更にその環境の中で優秀な人たちに出会えたり、志の高い人たちと一緒に学べるということ、また横の繋がりがすごく出来るコミュニティがあることも大きなメリットだと思います。

 

このような日頃から日本全国の会員の方と向上できる環境は、周りに志の高い人がいなくて孤独を感じている人にとっても同じような思考を持った仲間を作ることができる貴重な場所で安心感や日々のモチベーションを与えてくれると思います。セミナーだけに限らずこのような志の高い方と深く繋がれるコミュニティもあるということが颯人さんの資格講座の特徴で良いところだと思うので、是非参加してもらって一緒に成長していってもらえたらと思います。

 

小倉雄真プロフィール

 

群馬県出身の柔道整復師兼スポーツメンタルコーチ。学生時代はレスリングやバスケットボールを中心に様々な競技にて県大会や全国大会等で好成績を残すほどのオールラウンダーとして活躍。高校生の時に経験した怪我から自分の身体について興味を持ち、また周りに医療関係者がいなかったことから家族や親戚に恩返しするため柔道整復師の道に進み大学在学中に資格を取得。大学卒業後は埼玉のとある個人経営の接骨院へ就職し修行。そして28歳で独立し地元群馬で「おぐら接骨院」を開業。スポーツメンタルコーチングには修行時代に学生やスポーツ選手を施術していく中でメンタルとフィジカルの両方から選手と向き合える治療家になりたいという思いになり当資格講座を受講。講座卒業後は高校バスケチームや接骨院の一般のお客さんに対してコーチングと整体の両面からサポートしている。

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

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