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「選手たちが笑顔で競技を心から楽しめるように」高木理加さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第56弾

スポーツメンタルコーチ

 

今回の主役は当資格講座第14期の卒業生である高木理加さんです。高木さんは幼少から水泳を始めると小学3年生の時に初めて出場した全国大会でリレー種目にてメダルを獲得。中学2年生になるとオリンピック選手を多く輩出するイトマンスイミングスクールに入り、中学2、3年生の時には200m自由形で全国大会2連覇を達成する将来を期待された選手となりました。

しかし高校生になると自信を持って出た大会で望んだ成績が残せなかったことから伸び悩み、今までの選手生活では感じたことのないどん底を経験されます。その後大学ではなんとかどん底から抜け出し復調して大学2年生からは毎年ベストタイムを更新し、引退前の大学4年生のインカレでは同種目で準優勝を収められました。
大学卒業後は農業関連企業やスポーツ関連企業で働き、結婚を機に出産するまで水泳の先生として活動されました。スポーツメンタルコーチングについては高校生の頃に当団体代表の鈴木颯人のSNSを通じて知り体験コーチングを受けられました。その後諸事情により本格的にコーチングを受けることはできなかったものの、競技引退後は自分と同じ経験をしている周りの後輩や若い選手たちをサポートしたいという思いから資格講座を受講。現在は子育てと両立しながら活動できるようにスポーツメンタルコーチとしての活動準備をされている高木さんへスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座での経験談を尋ねました。
・スポーツメンタルコーチに興味を持ったきっかけとは
・実際に資格講座を受けてみて感じたこと
・スポーツメンタルコーチングでどん底を抜け出す喜びを分かち合いたい。
・今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

自分と同じ経験をしている後輩や若い選手をサポートしたい。スポーツメンタルコーチに興味を持ったきっかけとは

 

-高木さんがスポーツメンタルコーチになろうと思ったきっかけを聞かせてください。

 

元々現役選手の頃から自分のメンタルが弱いと思い込んでいたので、色々なメンタル関係の本を買って読んでいたこともありメンタルについては興味がありました。それから色々と調べていくと鈴木颯人さんのことをツイッターで知りました。フォローさせてもらう中で、颯人さんが発信している言葉に励まされて元気付けられたことがきっかけで、当時はまだ選手活動していたのでまず体験コーチングを受けさせていただきました。その後も本格的にスポーツメンタルコーチングを受けたかったのですが、親に相談したら反対されてしまったんです。

 

颯人さんとは引き続きSNS等で繋がっていたのですが、コーチングを受けていないにも関わらず時々コメントをくれたり気にかけてくれたことが嬉しかったのと、ずっとスポーツメンタルコーチングには興味を持っていたので、改めて颯人さんのことを調べてみたらスポーツメンタルコーチ資格講座を開いていることを知りました。

 

私自身は現役の時にスポーツメンタルコーチングを受けることができませんでしたが、競技を引退してから自分と同じ経験をしている後輩の話を聞いてあげたことでメダルを取るサポートができたこともあり、その経験がとても嬉しかったので今度は私がスポーツメンタルコーチとして選手たちをサポートしたいと思い3年前に資格講座を受講しました。

 

-どうして3年前というタイミングで颯人さんの資格講座を受講されたのでしょうか?

 

かなり前から気になっていたのですが、愛知県に住んでいた時は土日が仕事だったこともあり受講が難しかったんです。でも結婚して東京へ引っ越すことになって、土日も自由に動くことができて時間が作れるようになったのと、元から颯人さんの資格講座を受けたいと思っていたので他団体の資格講座を調べることなくこの資格講座を受講しました。

 

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

 

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

講座と聞くと座学が多いイメージを持っていたのですが、颯人さんの資格講座は自分で体験する実践的なワークが多かったです。ワークを通じて自分自身に向き合うこともあって新しい気づきが多く、自分の考え方や価値観を俯瞰で見られたりと私が元々思い描いていた講座とは異なっている部分もかなりありました。

 

-資格講座の中で印象に残っているワークやお話はありましたか?

 

自分のセルフイメージを特定するワークが特に印象に残っています。そのワークの中では自分の過去を辿っていくのですが、自分のセルフイメージのきっかけになっていたのは厳しい父から掛けられた言葉など小さい頃に経験したことで、そんな子どもの頃に受けた言葉が大人になってもずっと影響していたことを知って驚きました。

 

-その自分のセルフイメージを振り返ってみてどう感じましたか?

 

このセルフイメージが変わっていたら、どん底まで落ちてしまっていた高校3年生の時の最終的な結果がどう変わったのかは気になりましたね。また現役時代はずっとオリンピックのことを考えてやってきたので、良いセルフイメージを持てていたらオリンピックにも出られていたのかなって考えたこともありました。あと講座受講当時は子どももまだいなかったのですが、自分が小さい子と接することがあったらその子たちに掛ける言葉を気を付けようと思うようになりました。

 

-資格講座の内容で自分の成長に繋がったきっかけがあれば聞かせてください。

 

私自身、元々は人の好き嫌いが激しいタイプでしたし、自分の中で「こうじゃないといけない」というこだわりが強かったんです。でもこの講座を通して少しずつ他人に対して自分の価値観を押し付けないようになったと思います。講座内にあった「言葉の地図」というワークをする中で、同じ言葉でも自分が思って発している言葉と相手が感じている言葉は違うことに気づけたので、しっかり相手の話を聞いてその人の経験や言葉の使い方を理解することが大事なんだと知りました。

 

また資格講座ではコーチングの練習の一環で、受講生同士でセルフイメージの特定をお互いにやっていくのですが、この人はこういう経験があるからこういう価値観で生きているんだということが分かってからは、この人はどのように考えてそのような言葉を発しているんだろうと、自分の価値観や尺度に当てはめずに冷静に相手のこと俯瞰して考えることができるようになりました。

 

-この講座で出会った同期の方は高木さんにとってどのような存在ですか?

 

卒業後も一人の同期の方とは定期的に連絡を取り合い、一人では自分に甘えそうになってしまうところをお互いにコーチングの技術を高めたり、ホームページをここまで進めるみたいな形で自分たちで目標を決めて一緒に取り組むことができました。

 

またもう一人はママ友として2ヶ月に1回くらいの頻度で会えているので、社会人になってから出会った人でこうやって頻繁に連絡を取ったり直接会ったりできる存在になっているのは私にとって特別ですし、講座の中でも自分のことをたくさん話したり相手のことをたくさん聞いてきたので、ただの受講生ではなく深い繋がりになっていて友達のような関係になれています。

 

スポーツメンタルコーチングでどん底を抜け出した喜びを一緒に分かち合いたい。

 

-資格講座卒業後の活動状況についても聞かせてもらえますか?

 

今は育児と仕事の両立に苦戦していることや夫の休みが不定期ということもあって、子どもがいる中でのコーチングをどのように進めていくかを考えながら活動準備をしているところです。そういった状況もあって元々は個人競技の選手をサポートする予定でしたが、今はさらに絞って水泳選手だけでしばらく進めていこうかなと考えています。

 

ただサポートしたい選手としては、やっぱり自分みたいに若い頃に花が開いて良い結果を残したものの、その後スランプなどに陥ってしまい、今水泳がしんどくて楽しくないと思っている子たちになります。そういう選手ほど過去に残した実績から生まれたプライドが邪魔して、素直に思ったことを周りに話せずにいることも多いんです。でもそういった辛い思いを吐き出せるところがないと個人競技の特性上どんどん沼に入り込んでしまうので、私が少しでも彼らの気持ちの拠り所になりたいと思っています。

 

また私自身どん底から抜け出した瞬間はとても嬉しくて、それまでの辛い思いが吹き飛ぶくらい水泳をやってて良かったなって思える喜びがあったので、私のサポートを通じて選手たちが同じように競技に対して喜びを感じてもらえたらと思っています。

 

-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?

 

自分の変化としては大きく2つあるのですが、1つは小さい頃に周りの人から言われた言葉がセルフイメージを作り上げてしまうということを知ったので、自分の子供には人格否定になるようなネガティブな言葉をかけないようにしようと強く心に決められたことと、もう1つは人それぞれ育ってきた環境が違うから価値観も違うということで、自分の価値観で人のことを判断しないようになれたことがスポーツメンタルコーチングを学んで成長できた部分だと思います。

 

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

 

-スポーツメンタルコーチとして今後の目標を聞かせてください。

 

人生の目的を「相手も自分も笑顔でいる」というテーマにしているので、現役時代に自分がどん底にいて感じていたのと同じように今競技を楽しめなくて辛い思いをしている選手を笑顔にしたいです。笑顔で競技を楽しんでいたら結果も繋がっていくので、まずは選手たちが心からスポーツを楽しんで取り組めるようにしたいと思っています。

 

また同時にママさんスポーツメンタルコーチとしてしっかり育児とも両立していきたいです。なぜなら私がスポーツメンタルコーチという仕事をする上で、子どもをないがしろにして寂しい思いをさせたり笑顔にできていないと、私自身も笑顔で活動できないですし、私が笑顔じゃないと選手たちを本当の意味でサポートできないと思うからです。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

自分が親の立場になって特に感じているのですが、この資格講座はスポーツメンタルコーチとして活動していくためだけではなくて、子どもに対して自分が気を付けることや自分自身の学びになることが多いですし、また指導者にとっては選手と接する上での言葉の使い方の大切さを学ぶ機会になります。そのためスポーツメンタルコーチになりたい人だけではなく幅広いジャンルの人にとって勉強になり色々な気づきを得られる講座だと思っています。

 

またコーチングするために必要な知識だけを得られるものではなく、自分自身と向き合って自分も成長できる講座だと思います。さらにここで学んだことは一時的に使えるものではなく、これからの自分の考え方や価値観そして行動も変えることができて、自分の人生を豊かにするものだと思うので、自分の人生をより良くしたいと思っているのであれば是非受けてみて欲しいです。

 

高木理加プロフィール

 

愛知県出身のスポーツメンタルコーチ。幼少から水泳を始めると小学3年生の時に初めて出場した全国大会でリレー種目にてメダルを獲得。中学校ではオリンピック選手を多く輩出するイトマンスイミングスクールに入り、中学2・3年生の時には200m自由形で全国大会2連覇を達成するほど将来を期待された。しかし高校生になると伸び悩み、今までの選手生活では感じたことのないどん底を経験。その後大学ではなんとか復調し大学2年生からは毎年ベストタイムを更新し、引退前の大学4年生のインカレでは同種目で準優勝を収めた。大学卒業後は農業関連企業、スポーツ関連企業と勤務し、その後子どもを出産するまでは水泳の先生として勤務。スポーツメンタルコーチングについては高校生の頃に当団体代表の鈴木颯人のSNSを通じて知り体験コーチングを受ける。競技引退後は自分と同じ経験をしている周りの後輩や若い選手たちをサポートしたいという思いから資格講座を受講。現在は子育てと両立しながら活動できるようにスポーツメンタルコーチとしての活動中。

 

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

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