整体師、トレーナー、理学療法士が接客で使えるトークの切り口と注意点について
整体師、トレーナー、理学療法士にお勧めのトークの切り口4選
メンタルコーチとして、アスリートの目標達成のために常に効果的な質問を大事にしている印象をよく持たれます。しかし、私がクライアントさんであるアスリートと出会った際に最も大事にしているのが、最初の世間話です。というのも、その世間話をする中で、クライアントさんの世界観や調子の良し悪しを会話の内容だけでなく、会話のリズムや呼吸の深さ、イントネーションで探っています。そういった細かな配慮を通じて、私自身の言葉選びがより慎重になるだけでなく、効果的なメンタルコーチングを行うことができます。
そこで今回は私が日常で意識していることを整体師さんやトレーナーさん、理学療法士の方にも応用できるようにご紹介できればと思います。
最近あった出来事について
整体師やトレーナー、理学療法士がお客様と話す際、最近あった出来事について話題にすることは、リラックスした雰囲気を作るための効果的な方法です。例えば、「最近、どんな楽しいことがありましたか?」や「週末はどのように過ごされましたか?」など、日常の出来事を話題にすることで、お客様も自然と会話に参加しやすくなります。お客様がリラックスすることで、施術の効果も高まります。
心配なことや悩んでいること
お客様の心配事や悩みを聞くことで、より深い信頼関係を築くことができます。整体師や理学療法士が「最近、何か気になることはありますか?」や「体のことで心配なことはありませんか?」といった質問をすることで、お客様が抱える問題を理解し、適切なアドバイスや施術を提供することができます。ただし、あまりプライベートなことに踏み込みすぎないよう注意が必要です。
趣味や好きなこと
お客様の趣味や好きなことについて話すことも、お客様との関係を深める良い方法です。理学療法士、トレーナーや柔道整復師が「どんな趣味をお持ちですか?」や「最近、好きなことに時間を使えていますか?」と質問することで、お客様が楽しんで話せる話題を引き出し、リラックスした雰囲気を作り出すことができます。このような会話は、お客様がリラックスして施術を受けるために非常に有効です。
どのような施術が好きかについて
施術に関する話題もお客様にとって興味深いものです。整体師や理学療法士が「どのような施術がお好きですか?」や「これまで受けた施術で一番良かったものは何ですか?」といった質問をすることで、お客様の好みやニーズを理解し、より適切な施術を提供できます。お客様がどのような施術を好むかを知ることは、施術者にとっても重要な情報です。
お客様に聞いたらNGなこと
最近あった出来事について
ネガティブな出来事やデリケートな話題については避けるべきです。例えば、災害や事件、事故などのネガティブなニュースについて話題にすると、お客様の気持ちを暗くしてしまう可能性があります。整体師やトレーナーは、リラックスできる話題を選ぶことが大切です。
お客様の身体的な話
お客様の身体的な問題や見た目に関する話題は、デリケートな部分に触れる可能性があるため避けるべきです。「最近、体重が増えましたか?」や「肌の調子が悪いですね」といったコメントは、相手を不快にさせることがあります。整体師や柔道整復師は、身体に関する話題は慎重に扱うべきです。
素人には難しい専門的な話
専門的な知識を持たないお客様に対して、難しい専門用語や技術的な話をすると、理解できずにストレスを感じることがあります。整体師や理学療法士は、できるだけ簡単な言葉を使って説明し、お客様がリラックスして話を聞けるようにしましょう。お客様が理解しやすい説明を心がけることで、信頼関係を築くことができます。
まとめ
接客時の会話は、お客様との信頼関係を築くための重要な要素です。おすすめのトークの切り口を活用し、避けるべきNGな話題を避けることで、より良い接客体験を提供しましょう。整体師やトレーナー、理学療法士、柔道整復師として、お客様がリラックスし、信頼できる存在として評価を高めることができれば、長期的な顧客満足度の向上にもつながります。
なかなかこういった会話の知識を知っていても習得できない人もいます。知識と技術は似て非なるものだからこそ、カウンセリングやコーチングを学んでみるのもいいかと思います。
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