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メンタルトレーニングが怪しいと思われる理由とその真実

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メンタルトレーニングは、アスリートやスポーツ指導者、コーチ、監督にとって重要な要素として注目されています。しかし、一部の人々はその効果や信頼性に対して懐疑的な見方を持っています。なぜメンタルトレーニングが怪しいと思われるのか、その真実と共に解説していきます。

メンタルトレーニングが怪しいと思われる理由

科学的根拠が曖昧に感じられること

 

多くの人々がメンタルトレーニングに対して疑問を持つ理由の一つは、その科学的根拠が曖昧に感じられることです。メンタルトレーニングは心理学や神経科学の知見に基づいていますが、一般の人々にはその具体的なメカニズムが分かりにくい場合があります。そのため、効果が目に見えにくく、信じにくいと感じることがあります。

 

実際にあった事例に、あるプロ野球チームでキャンプ中に「予祝」といって優勝の胴上げの練習をされていました。科学的には非常に乏しい事例であっても、メンタルトレーニングの1つだと捉えられているケースがあります。ちなみに、このチームは優勝できずにシーズンを終えており、再現性が乏しい内容もメンタルトレーニングの1つになっているケースがあります。

 

成果がすぐに現れないこと

 

メンタルトレーニングの成果は、短期間では見えにくいことがあります。多くのトレーニングが長期的なプロセスを必要とし、日々の積み重ねが重要です。短期的な結果を求める人々には、効果が実感できないため、怪しいと感じることが多いです。

 

また、個人の主観による点数づけによってメンタルの状況を可視化することがあります。しかし、その日その日によって気持ちの浮き沈みがあるので、再現性がある状態を生み出しているかどうか疑問だと感じるアスリートの声が多いです。

 

トレーナーの資格や信頼性に不安があること

 

メンタルトレーニングを提供するトレーナーやコーチの資格や信頼性も、懐疑的な見方を持たれる原因の一つです。適切な資格を持たないトレーナーや、科学的根拠に基づかない方法を提供する人々が存在することから、メンタルトレーニング全体に対する不信感が生じることがあります。

 

メンタルトレーニングにおいては、日本スポーツ心理学会が認定しているメンタルトレーニング指導士が日本で最も権威と信頼性が高い資格であります。それ以外でメンタルトレーニングについて謳っているケースがあれば信頼性や信憑性において非常に気をつける必要があります。

 

メンタルトレーニングの真実

 

科学的な研究とエビデンスに基づくメンタルトレーニング

実際には、メンタルトレーニングは多くの科学的研究とエビデンスに基づいています。スポーツ心理学や神経科学の分野では、メンタルトレーニングの効果を示す多くの研究が行われています。例えば、ビジュアライゼーション(イメージトレーニング)や自己暗示などの技術は、多くのトップアスリートが実践している方法です。

 

長期的な効果と実績のある方法

メンタルトレーニングは、長期的な視点で取り組むことで効果を発揮します。多くの成功したアスリートやコーチは、メンタルトレーニングを日常のトレーニングの一部として取り入れており、その結果として高いパフォーマンスを維持しています。実績のある方法を継続して実践することで、メンタルの強化が図られます。

 

信頼できるトレーナーの選び方

信頼できるメンタルトレーナーを選ぶことも重要です。資格や経験を持ち、科学的なアプローチに基づいたトレーニングを提供するトレーナーを選ぶことで、効果的なメンタルトレーニングが可能になります。日本スポーツ心理学会が認定しているメンタルトレーニング指導士の指導を受けることが理想ですが、現状としてはとても少ないのが現実で、大学の教授などを務めている方も多く、なかなか取り行ってもらえないと嘆くアスリートの声も聞きます。

 

メンタルトレーニングよりもスポーツメンタルコーチングが有効である理由

 

個別対応と柔軟性

メンタルトレーニングでは、どうしても与えられた課題がうまくできたか?できてないかで評価しがちなのですが、スポーツメンタルコーチングは、個々のアスリートやチームのニーズに合わせた個別対応が可能です。各選手のメンタル状態や状況に応じて柔軟にアプローチを変えることができるため、より効果的なサポートが期待できます。

 

継続的なサポートとフィードバック

スポーツメンタルコーチングでは、継続的なサポートとフィードバックが重視されます。定期的なセッションを通じて、選手のメンタルの変化や進捗を確認し、適切な指導やアドバイスを提供することができます。これにより、短期的な効果だけでなく、長期的なメンタルの成長が期待できます。

 

総合的なアプローチ

スポーツメンタルコーチングは、メンタルだけでなく、フィジカルや技術面も考慮した総合的なアプローチを取ることができます。一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会ではMTB-パフォーマンス理論を介して選手の全体的なパフォーマンス向上を目指し、バランスの取れたトレーニングを提供することで、より高い成果を上げることができます。

 

スポーツメンタルコーチになるには?資格は必要なのか?

スポーツメンタルコーチになるためには、一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会が提供する認定資格講座を受けること必須となります。なぜなら、スポーツメンタルコーチという肩書は、一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会が商標登録しているため、同協会認定の資格講座を受講した人のみがこの肩書を名乗ることができます。

 

この資格講座では、心理学、脳科学、さらにはスポーツ科学などの基礎から実践的なメンタルトレーニングの技術までを学ぶことができ、スポーツメンタルコーチとしての専門知識とスキルを身につけることができます。資格取得後は、選手やチームに対して効果的なメンタルサポートを提供し、実践的な経験を積むことで、信頼性の高いスポーツメンタルコーチとして活躍することができるでしょう。

 

※スポーツメンタルコーチR(登録6193870)と 日本スポーツメンタルコーチ協会R(登録5917140)は登録商標です。

 

スポーツメンタルコーチは未経験でもなれる?

 

未経験からスポーツメンタルコーチを目指すことも可能です。特に、一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会が提供する認定資格講座を受けることで、未経験者でもスポーツメンタルコーチとしての資格を得ることができます。この講座では、スポーツ心理学の基礎知識から実践的なメンタルトレーニングの技術までを幅広く学ぶことができるため、専門的なスキルを未経験からでも習得することができます。

 

講座を修了し、認定資格を取得することで、スポーツメンタルコーチとしての肩書を名乗ることが可能になります。資格取得後は、実践的な経験を積むことで、スポーツメンタルコーチとしてのキャリアを築くことができるでしょう。未経験からでも、しっかりとした教育とトレーニングを受けることで、プロフェッショナルとしての道を開くことができます。

 

まとめ

メンタルトレーニングの効果と限界を理解することは、アスリートや指導者にとって重要です。怪しいと感じられる理由を理解し、科学的なアプローチに基づいた信頼できるトレーナーを選ぶことが、効果的なメンタルトレーニングの鍵です。長期的な視点で取り組むことで、メンタルの強化とパフォーマンスの向上が期待できます。また、個別対応や継続的なサポートを提供するメンタルコーチングが、さらに有効な方法として注目されます。

 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人

プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。>> 今も増え続ける実績はこちら

【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから

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