「自分が変わることで広がる可能性」山口裕輝さんのスポーツメンタルコーチングへの想い
スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第18弾
今回の主役は当資格講座第14期の卒業生であり、現在から放課後等デイサービスという障害のある子どもたち向けの放課後の学童等の運営を行う会社を経営する傍らダーツのプロ選手としても活動する山口裕輝さん。また彼はダーツ系YouTuberとしても活動し現在では登録者1万人を超える業界では知名度の高いインフルエンサーでもある。
スポーツメンタルコーチングは以前から選手として受けていたが自身でコーチングができるようになりたいと思い資格講座を受講。講座卒業後は自身の競技生活と会社経営でスポーツメンタルコーチングを活用している。そんな彼にスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を聞いてみた。
競技者として、経営者としてコーチングが出来るようになりたかった。
スポーツメンタルコーチングを学ぶきっかけとは
-元々スポーツメンタルコーチングを受けられていたとのことですが、当講座受講に至ったきっかけを聞かせてください。
以前から実際に(鈴木)颯人さんのスポーツメンタルコーチングのセミナーや他の方のコーチングを受けていく中で、セルフメンタルコーチングができるようになりたいという思いからこの資格講座の受講を決めました。
またダーツレッスンの方でもスポーツメンタルコーチングの技術はとても大事なんですよ。講師側が単純にダーツを教えるのではなく、レッスン生が自分自身でちゃんと体の使い方を含めて答えを導きだす考え方がレッスンしていく中で重要だと気付いたのでとても役に立っています。本当にこの資格講座を受けて良かったなと思います。
-そうだったのですね。元々鈴木さんとはどういうきっかけで知り合ったのでしょうか?
実は8年ぐらい前からの付き合いで、当時毎年羽田空港で開催されていた年明けの目標設定セミナーを受けていました。節目節目で颯人さんとは関わらせて頂いていて、今の会社を起業する前にもいろいろ相談させてもらいました。
初めて颯人さんを知ったきっかけは「スポーツ・メンタル」のワードをネットで調べていた時に颯人さんのサイトにヒットしたからなのですが、颯人さんがスゴいパワフル人で一緒にいると選手としても人間としても高みに連れて行ってくれそうな方なのでもっと近づきたくて資格講座を受けたということもあります。(笑)
実際に資格講座を受けてみて感じたこと
-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?
元々、私自身がスポーツメンタルコーチングを受けていたので印象に大きな違いはありませんでした。シンプルに自分がスポーツメンタルコーチになるためにこういう学びが必要なんだということだけで、スポーツメンタルコーチングに対するイメージへの大きなギャップはありませんでした。
最初は慣れていないこともあってコーチングって簡単なことではないなという感覚もあったんですけど、実際にコーチングの技術を学んでいく中で自分の会社経営の方でも従業員との対話の中でコーチングを活用できるようになりました。
ただ、やはり普段からセルフコーチングをよく自分で行っていたこともあり、コーチングを受ける側としてもまたその技術を相手に対して活用する側としても思い返してみると、そんなに講座を受ける前と受けた後で大きな印象の変化はなかったですね。
-受講した講座の中で印象に残っているワークはありますか?
輪ゴムを手首につけて入れ替えるワークが面白かったです。「難しい!」って言ったら輪ゴムを逆の手首に入れ替えて、否定語を使わないように「簡単ではない」というような言葉を使う意識をするワークがすごい良かったなと思います。
-講座を受ける上で色んな期待や目的があったかと思いますが、良い意味で期待を裏切られたことはありましたか?
講座の内容というよりも集まってくるメンバーに良い意味で期待を裏切られましたね。アスリートにゴリゴリ関わっている人ではなく、アスリートの親御さんや主婦の方、それから大学生、エステティシャン、心理カウンセラーなど本当に色んな方が同期にいましたから。
元々競技寄りの人が集まって選手を勝たせるためにガンガンとコーチングに取り組むみたいな印象を持っていたんですが全く違ったのでそれにはびっくりしました。
-卒業生がサポートスタッフと一緒に参加していたと思いますが、どんな印象がありましたか?
自分たちの半年前に受けた受講生にも関わらず、短い期間で高いスキルのコーチングや分析力などを持ってサポートに入っている姿に凄いなという気持ちとこういう風になれるのかなという不安もありました。
-講座の同期の方との関わり方は卒業後はどういう感じでしょうか?
先日、講座内で書いた1年後の自分への手紙をみんなで開封しました。それ以外は同期のダイキっちゃんが僕がだダーツYoutuberとして出演したNHKの朝の情報バラエティ番組「あさイチ」ことを同期の仲間に共有してくれたり
と今でもグループラインでやりとりは続いています。
半年前まではそのダイキっちゃんが主になって月に1回コーチング勉強会を開催したりしてくれました。そういった同期たちの存在や関わりも講座で得たものとして大きいのかなと感じます。
-講座の中のチャレンジや自分の成長に繋がったきっかけはありましたか?
最初は相手を深掘りすることが未経験だったこともあり、質問した時に相手が沈黙しながら自分自身と対話して考えている時間が私にとっては苦痛でした。また相手に聞いていく中で内容がループしていってしまうところも最初は慣れなかったんですけど、今となってはそこを普通に「どうしてですか?」って質問できるようになったことが大きな成長かなと思います。
プロ選手と会社経営の二足の草鞋をさらに後押しするスポーツメンタルコーチング
-最近の実績や活動状況についても聞かせてもらえますか?
現在はスポーツメンタルコーチングを取り入れて、ダーツのプロ選手としての活動や会社経営に活かしているような状況です。ただダーツレッスンを受けてくれているプレイヤーの方に対してはレッスンの中で目標設定などスポーツメンタルコーチングもしています。現在サポート選手が2人いるのですが、1人はメンタル面も含めてのコーチングで、もう1人は技術面を中心に教える形でサポートしています。
-講座の内容で実際に会社経営やビジネスに活かしていることはありますか?
まずは私自身が否定語を使わないようになりました。仕事の現場でも子どもたちと接することが多いのでそこでは特に否定語を使わないように意識しています。
また従業員と面談する時に、コーチングの技術を活用して彼らの考えを深掘りしたりしています。多分「この社長めんどくせぇな」とか「なんでそんなこと聞いてくるんだよ」って思われているかもしれませんが(笑)
でもコーチングをしていきながらそういった話を引き出す時に彼らがこの会社で働く上での目標というゴール設定を一緒にして、そこに対してどうしたら彼らにワクワクしてもらえるのかっていうことはいつも意識しています。
-そのようなスポーツメンタルコーチングを活用したアプローチをする中で従業員の方の意識や行動も変わりましたか?
特に従業員たちに対して目に見える大きな変化は分からないのですが、私自身の中で人との接し方や会社経営についての考え方が変わってきたかなと思います。全体的に私が変わったことでそれによって会社全体が自然と変わってきたかなっていう感覚です。
-講座全体を通して自分の中での変化はありましたか?
自分自身の変化ではないのですが、資格講座とかスポーツメンタルコーチのコミュニティであるスペースで色んな方と出会って仲間の数が増えたことが大きな変化です。私自身元々友達が少ないのですが、大人になってからもこういった同じ学びを通して意識が高い仲間で出会うことができました。
こう言った自分のお金を投資して自己成長につなげることができる仲間との出会いというのが私がこの講座を受けたことの大きな意義の一つかなと思います。
今後の目標と資格講座を検討している方へ一言
-スポーツメンタルコーチングを活用した山口さんの今後の目標を聞かせてください。
大きく分けて3つあるのですが、まず1つ目はダーツのプロ選手としての質を上げて大会でしっかり結果を出すということです。
2つ目はスポーツメンタルコーチとしてアマチュアのダーツ選手たちに適切なアプローチをすることです。なぜなら私がダーツをやってくる中でアマチュアレベルでもメンタルを病むことでダーツが嫌いになったり、ダーツの上達の妨げになっているのでそういった選手をサポートしたいからです。
3つ目はダーツ業界だけではなく他のスポーツ選手のコーチングをすることです。やっぱりダーツ業界だとその業界ならではの専門的なことが多くなってしまうので、単純にメンタルという部分で色んなスポーツのコーチングもしてみたいなと思うようになりました。
-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。
この講座を受けることで一番良いのは自分の中での不安や悩みが軽減されることだと思います。スポーツメンタルコーチングを学ぶことで自分のメンタルをどうコントロールすればいいかが分かるようになります。またこの講座にはそういった自分の心の状態を良くするための知識やワークが盛り込まれているので受けてもらえると自分自身が安定して自分で自分の機嫌を取れるようになると思います。
また人との関わり方について深く学ぶので、選手だけではなく子育てとか従業員との接し方にも活かせるのかなって思います。私自身も実際に自分の会社の従業員との関わり方にスポーツメンタルコーチングが活かせています。
迷ってる方は勇気を持って受けてもらえたらと思います。
山口裕輝プロフィール
佐賀県出身の会社経営者兼プロダーツプレイヤー。現在は合同会社アダプテッドスローの代表として障害児通所支援事業所「リハビリテーション体育 あだぷと」を運営。経営者の傍らダーツのプロ選手としても活動。ダーツ系YouTuberとして「ぴろきのダーツ上達道場」をチャンネル開設し今では登録者1万人を超える業界では知名度の高いインフルエンサーでもある。当資格講座を昨年受講し現在ではダーツのプロ選手活動ではもちろんのこと、自身の会社経営での従業員とのコミュニケーションにもスポーツメンタルコーチングを活用している。
Interview and Edit by 畠山 大樹
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