坂本勇人くんから学ぶバッティングで常に一定の調子が保てるメンタルの秘密
2019年6月ですでに
前年のホームラン数を超える坂本勇人選手。
彼の安定したバッテイングについて
気になる記事があったのでご紹介します。
目次
1、井端さんの言葉
2、検証できない
3、アドバイスで左右される
4、打撃理論を固定出来ない
番外編、スランプを抜けるためには…
井端さんの言葉
井端内野守備走塁コーチ「自分の打撃の狂いに気づくのが早い。それと、普通は狂いが生じると直したくなるし、それが原因でさらに悪化することもあるけど、勇人は本当に悪くなるまで我慢して、打てなくなったらすぐに修正する」
今回、
井端コーチの言葉を抜粋しました。
バッテイングで苦しむ選手は
とても多いです。
そこで、
結果を残せない打者に共通した項目があります。
それが、
バッティングをイジリ過ぎることです。
その理由を3本立てでお伝えします。
1、検証できない
2、アドバイスで左右される
3、打撃理論を固定できない
1、検証できない
結果が出せない人とは、
自分がどうなってこうなっているか?
理解できてない人です。
つまり、
振り返りが下手なんです。
数学で言えば、
答え合わせをした時に、
結果だけしか見てません。
間違っても、
間違った過程を見てないので
また同じミスを繰り返します。
それでは、
打率という確率を上げて行くのは
とても難しくなります。
2、アドバイスで左右される
自分自身を振り返ることが出来ない。
そして何か良い理論がないか
求めすぎます。
結果を焦るあまり、
結果をすぐに出してくれそうな
安易なアドバイスにも耳を傾けがち・・・
ある意味では
それが素直さではありますが、
何か試していることがあれば
1ヶ月以上は試す覚悟が大事だと思います。
それくらいの期間を置かないと、
本当に自分に合っていたかどうか?
検証できません。
3、打撃理論を固定出来ない
上記の1、2、ときて、
打撃理論が固定出来ないという話になります。
検証もできず、
アドバイスに一つ一つ左右されていれば
結果って出にくいです。
競技を5年以上やっているのであれば、
必ず今までの習慣が無意識にあります。
つまり、
結果が出てない人は、
結果が出ない習慣を持っていることを意味します。
なので、
それだけ長い間続けてきた習慣を変えるのですから、
一筋縄にいかないのがバッティングだと思ってます。
番外編、スランプを抜けるためには…
だからこそ、
しっかりとした技術における
「信念」が大事になります。
あのイチローさんも、
振り子打法を否定されました。
それでも、
振り子打法を信じて続けた結果、
今では世界を代表する打者になりました。
結局、
何が正解か?
それは結果を出した時に正解になります。
その時が来るまで、
来る日も来る日も試行錯誤と
忍耐が必要になります。
そして、
それを支える信念には
必ずあるものが必要になります。
それが、
「自信」です。
信念を支えるのは、
自分自身への信頼です。
このことを自己効力感と言います。
セルフエフィカシーという言い方もします。
自己効力感を高めるためには、
まずは本当に簡単なことでいいので
小さな成功体験を積み重ねるところから始まります。
人の脳はとても面白くて、
小さな成功を重ねるとドーパミンが
出るということがわかっています。
ドーパミンとはやる気や習慣を
手に入れるために必要な脳内物質です。
そんな脳内物質がでると、
たちまち自信が高まってくるように感じます。
なかなか
思うように結果が出なくても
まずは目の前のことからコツコツと
成功体験を積み重ねることが
スランプを抜け出すキッカケになるのです。
ご参考までに。