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「スポーツメンタルコーチングが人生を前に進めてくれた」荒井悦加さんスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第40弾

 

 

今回の主役は当資格講座第16期の卒業生であり、現在はアルバイト兼プロスポーツメンタルコーチとして活動している荒井悦加さんです。学生時代から取り組んできた陸上競技では、社会人でも実業団チームに10年間所属し第一線で活躍され、3000m障害では日本代表として世界大会やアジア大会にも出場し、2012年と2013年には2年連続で日本一に輝いた実績を持っています。
2014年に現役を引退してからは出産や育児、会社員や大学の事務員を経験する中で競技引退後の人生を振り返った時に、スポーツ心理を勉強したい思いがあったことを思い出しスポーツメンタルコーチングに興味を持ち当資格講座に出会いました。そして現役時代の自分の数々の決断や行動の答え合わせのためにも当資格講座を受講されました。
講座卒業後の現在はご縁のあったスポーツアパレルショップで働きながら当ショップ主催のランナー向けのイベントを手掛ける傍ら、選手たちがスポーツを楽しみながら幸せになれるようにサポートしている荒井さんにスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を尋ねました。

チームメイトや後輩そして自分のために、あの時どうすれば良かったのか答え合わせをしたくなった。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは

-荒井さんがスポーツメンタルコーチングに興味を持ったきっかけを聞かせてください。

元々、競技引退間近にスポーツ心理を勉強したいと思うようになりました。一時期は大学に通って学ぶことも検討しましたが、年齢的に出産のこともあり現実的ではないと思って諦めました。それから日々に追われる中でスポーツ心理を学びたいという思いも忘れていましたが、ネクストステップを考えていく中でスポーツ心理のことを思い出しました。そこでスポーツメンタルをどこかで学べないかなと思い立ちインターネットで調べていく中で颯人さんの活動を目にしたのがきっかけでした。

 

-最初にスポーツ心理に興味を持ったきっかけは自身の競技経験から来るものでしたか?

そうですね。私自身、人生の大部分を競技に費やして活動してきた中で、スポーツにおけるメンタル面で思うところはありました。また同時に後輩やチームメイトの相談に乗ることも多くあった中で、うまくアドバイスできなかった経験も大きな要因の一つでした。

 

自分の経験則による話はできても、相手が経験してきた境遇と自分の経験は決して同じではなく、ましてや考え方や価値観も違うと分かったらあまり色々なことを言ってあげられませんでした。でも私はチームが大好きだったので頼られても力になれていないことが悔しかったですし、自分が様々な経験をしていても彼らのメンタル面を支えたり、何かアドバイスしてあげることって簡単ではないと痛感し、モヤモヤしていた状態で競技を引退しました。

 

私自身は選手としてやり切ったという思いもありながらどこか気持ちの整理がつかずに引退したので、仲間のためにも自分のためにも、私があの時どうすることが最適解だったのか答え合わせをしたくなったのがスポーツメンタルコーチングを学びたいと思ったきっかけでした。

 

-当資格講座を選ばれた理由を聞かせてください。

スポーツメンタルについて調べている中でこの資格講座は早い段階で出てきましたし、周りがトレーナーと謳う中でコーチと言っている部分も何かが違うのかなと目を惹きました。颯人さんの資格講座は地方からも参加できるオンラインと、対面で学べるオフラインの両方のスタイルを組み合わせて開催していたことが私の学びたいという思いを後押しし、そして颯人さんのホームページを見て感じた情熱が本当にこの資格講座を受けたいという思いを確かにしてくれました。

 

具体的な日程と金額が明記されていたので、スケジュール的にも参加できると目処が立ってからは受講を決めるのも早かったです。最初は興味本位で調べていたつもりでしたがきっとすごく学びたかったんでしょうね。(笑)「スポーツメンタルコーチになるためには」という体験講座を受けてから資格講座を受講しました。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

受講する前はもっと授業っぽいものだと思っていたのですが、実際に受けてみると良い意味で授業っぽさはなくて、一方的に知識を教わるわけではなくいろんなワークで体感しながら学べる内容に驚きました。

 

そんな講座の中で、今までなんとなく自分で分かっていたことも目に見える形で体感させてもらえたのでとても腑に落ちました。とにかく全体を通して教わるより実感させてもらえるという部分が良い意味で意外性があって1日3時間くらいの講義でしたがあっという間に終わってしまった感覚がありました。

 

あとはホームページに載っていた写真や文章だけではなく実際に会って颯人さんの人柄などを感じたことで、この資格講座を選んで良かったなという確信に変わりました。

 

-ちなみにスポーツメンタルコーチングについては自身の思い描いていたものと比べてどうでしたか?


講座を受講する前は、こちらから相手に対して「こうしてください」という一方的に伝えるようなイメージを持っていました。でも実際資格講座でスポーツメンタルコーチングを学んでみて、颯人さんの相手を絶対否定しないスタイルに驚きました。相手の考え方や意見を否定せずにそれも全部ひっくるめて受け止め、その上で相手が自分で気づけるように導いてあげるということが自分のイメージと違いましたし、言われてみてスッと腑に落ちた部分でした。

 

メンタルを強くしないといけないと思いがちですが「メンタルは弱くてもいいし、強くしていくものではない」ということを知って、自分の長い競技経験の中で言葉にできなかったことと資格講座で学んだことがカチッと噛み合った感覚がありました。必ずしもメンタルを強くする必要がないことを知りすごく腑に落ちて、同時にスポーツメンタルコーチングって面白いなって感じました。

 

-資格講座を通して荒井さん自身の成長に繋がったことはありましたか?

 

私には「否定をしない」ということが大きな学びでした。自分自身、元々こうあるべきという思いが強かったので、「これはダメ、こうした方が良い」という考え方をすることが多かったんです。でもこの講座と受けてハッとしてそれに気づいてから否定しないようになったことが成長だと思います。
 

またその成長の中でどう変わっていくのかを気づくことが大事で、小さな気づきを大事にすることを身を持って知ることができたのも成長でした。私自身あまり繊細な人間ではなかったのできっとたくさん小さな気づきを見逃してきてしまったんだろうなと振り返ってみて思いましたね。

 

-資格講座を一緒に受講した同期の方は荒井さんにとってどのような存在ですか?

 

実際にオフラインで会って話してみるとやっぱり同じことを勉強したいと思って集まっている人たちというだけあって、ベクトルが同じで居心地が良かったです。でも意外だったことがスポーツの経験がある人だけではなくて、色んな人が様々な立場や思いを持ってこの講座に参加していることにびっくりしました。
 

資格講座後はプロ講座チームメンタルコーチ講座まで続けて受講したんですが、私と一緒に受講した同期の志賀さんと上杉さんの存在はとても心強かったです。ランニングの話をしたり、一緒に勉強会をしたり、顔を合わせて話す回数が増えていくにつれて色んな話ができて自分のことも深掘りしてもらえるので、なんか大概のことは包み隠さず話し合えるくらいの関係になれています。何より大人になってから同じことを勉強して信頼できる人に一人どころか複数人に出会えるとは思ってもいなかったので嬉しかったです。

 

-講座を受講するまではどんな人間関係が多かったですか?

 

振り返ってみると現役引退時は「新しい人に出会うのがしんどい」と思うくらい心身ともに疲れきっていました。でも同期や講座のサポートメンバーのウェルカム感を感じる中で、「こんなに人と会うのが楽しいんだ」って気づけたのは講座を通して得られた嬉しいことでした。
 

卒業したら終わりという関係ではなくてその後も同期の人たちとはずっと頻繁に連絡を取り合って色んなことを相談していますし、オンラインコミュニティの「Space」にも入って同期だけじゃない色んな卒業生やスポーツメンタルコーチ仲間と繋がれているのでそういった人生レベルで関わっていける繋がりがすごいなと感じました。

スポーツメンタルコーチングが変えてくれる私の人生。

-最近の実績や活動状況についても聞かせてもらえますか?

 

知り合いからご紹介いただいて少しずつ活動をしている状態です。今までの活動としては、昨冬に高校生のスポーツ選手から話を聞いて欲しいと言われてコーチングしたのと、つい先日とある機会を頂いて大勢の前でメンタルについてお話しさせて頂きました。まだまだ小規模ではあるものの周りの方が気にかけてくださっているおかげで、少しずつ活動の幅を広げております。
 

今後も私のことを頼って話を聞いて欲しいと来てくれる人たちに一つでも気づきを見つけてもらえるように活動していきたいと思います。

 

-ちなみにスポーツメンタルコーチングを学んでから話し方で意識していることもありますか?

 

スポーツメンタルコーチングを学ぶまでは自分が相手に対してどのように話しかけるかを意識していたのですが、この講座で勉強してからは「相手の目で世界を見る」ことを意識するようになり、例えばショップに来るお客さんに対しては「今日は何を求めてきたのか?」「何で今日ここに来たのか?」を考えてみることで自然と話しかけやすくなりました。実は自分が何を話しかけようって考えるより、相手の目で世界を見ることを意識した方がコミュニケーションはとりやすくなることに気づいたのはびっくりでした。

 

-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?

 

一言で言うと、自分の人生が前に進んだ感じです。競技引退後は出産や育児を経験して幸せな日々を過ごしてきましたがどこか自分の人生としては止まっていたような感覚があったんです。でもスポーツメンタルコーチングに出会ってもっと勉強したいと思うようになり学びが楽しくなりました。
 

引退後は走ることもかなり減っていたんですが、スポーツメンタルコーチングを学んでからまた走るようになって大会にも出始めるようになりました。色んなことが前に進み出して一年で人生が大きく変わりました。もちろん止まっていた期間も新しいことを始めるために必要だったと思いますが、今では楽しいことが増えて嬉しいです。

 

-冒頭でも仰っていた自分の中での答え合わせはスポーツメンタルコーチングを学んでみてできましたか?

 

競技生活を振り返って、自分の学んだことと照らし合わせてみた時に当時からできていたこともできていなかったことも両方ありました。ですが講座を学んでみて「目標を目指すのではなく目標にふさわしいメンタルであること」という考え方を当時持っていたら良かったなと強く感じました。実は当時、世界陸上の代表になった後にメンタルが不安定になってしまって、自分自身世界陸上に出場するという結果にメンタルが追いついていなかったと感じました。

 

でも当時のことが今の自分に関係ないことなのかって言ったらそうじゃないことにも気づきました。今からでも決して遅くはなく、スポーツメンタルコーチとして活動していく上で大事なことだと思うのでこのメンタルを手に入れるタイミングが今だと思っています。

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

-スポーツメンタルコーチとして目指す今後の目標を聞かせてください。

 

私が関われる人たち一人ひとりがスポーツを楽しんでもらえて、幸せになってもらえるようにサポートしていくことが私の大きな目標です。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

この講座で勉強したら日々めちゃくちゃ楽しくなるよっていうことに尽きますね。自分自身でその変化を体験していて、今では楽しいことでいっぱいの生活ができていますし、色んなことが幸せで楽しく感じられるようになります。是非興味を持っている方には受けてもらいたいです。

荒井悦加プロフィール

 

鳥取県在住のプロスポーツメンタルコーチ。学生時代から取り組んできた陸上競技では社会人でも実業団チームに所属し10年間第一線で活躍し、3000m障害では2007年日本代表として世界大会やアジア大会にも出場。2012年と2013年には日本選手権を連覇で優勝し日本一に輝いた実績を持つ。2014年に現役を引退し出産や育児、会社員や大学の事務員を経験する中でスポーツメンタルコーチングに興味を持ち本資格講座に出会い受講。講座卒業後の現在はご縁のあったスポーツアパレルショップで働きながら当ショップ主催のランナー向けのイベントを手掛ける傍らプロスポーツメンタルコーチとして選手たちがスポーツを楽しみながら幸せになれるようにサポートしている。

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

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