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「私と同じような辛い思いをしないようにサポートしたい」内海賢也さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第24弾

 

 

??今回の主役は当資格講座第15期の卒業生であり、現在はプロスポーツメンタルコーチとして活動している内海賢也さん。学生時代は小学1年生から大学卒業までプロサッカーチーム「ベガルタ仙台」のクラブチームや名門仙台育英学園高校、日本体育大学などでのプレーを通してサッカー選手として活躍した。

 

大学卒業後は選手を引退し、J2の「ファジアーノ岡山」でスクールコーチとして3年間勤務。その後東京で日本コオーディネーショントレーニング協会の勤務や地元宮城でのコオーディネーショントレーニングを活用してサッカーコーチとして幼児を指導する中でスポーツメンタルコーチングと当協会に出会い当資格講座を受講。講座卒業後の現在はプロスポーツメンタルコーチとして個人の選手をサポートしながらJ2の「ファジアーノ岡山」でもコーチングをしている彼にスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を聞いてみた。

自分の精神面で受けた苦しみを解消したかった。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは

-内海さんがスポーツメンタルコーチングを学ぼうと思ったきっかけはなんでしょうか?

初めにメンタルの部分に興味を持ったのは、以前自分自身が精神面で辛い思いをしたのがきっかけでした。

選手引退後、3年間プロサッカークラブでスクールコーチしてから東京のスポーツ団体に移り、今までと全く違う環境での仕事で色んな刺激をもらって自分自身高まっていたはずだったんですがある時メンタル的に辛くなってしまいその思いが爆発してしまったんです。

 

そこでこの弱ってしまった自分のメンタルをどうしたら強くできるのか、また硬直してしまったマインドを柔軟にするにはどうすればいいのかを悩んでいたときに、大学生の時によく見ていた颯人さんのTwitterを思い出したんです。

当時は「とても良いことを言ってるな」と思う程度でフォローしていただけだったのですが、改めて調べてみると颯人さんがスポーツメンタルコーチとして活動されていると分かりました。そんなメンタル面の専門家である颯人さんから学ぶことで自分の現状を変えられるのではと強く思ったんです。

 

-元々はご自身がメンタル的に辛い思いをされてきたんですね。

はい。そうです。またそれから自分自身でもスポーツメンタルについて学んでいく中で、スポーツ選手として活動してきた過去を振り返ったときに自分と同じような悩みを持っている選手って多くいるのではないかと思うようになりました。そこで自分が学んだスポーツメンタルを通じてそういった選手たちをサポート出来るのではないかと感じスポーツメンタルコーチになろうと思いました。
 

-当協会の資格講座を選ぶ上で他の団体さんの講座なども検討されましたか?

資格講座を選ぶ時に自分なりに調べていく中で、やっぱりネットの情報ってどこまで正しいか分からないというのと私自身「心」の部分の話に疑いがあったので本当にしっかりしたものを教えてくれるのだろうかと不安を持っていました。

でも颯人さんに関してはずっとTwitterをフォローしていたこともあってこの人ならちゃんと教えてくれるのではないかという直感がありこの資格講座の受講を決めました。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

資格講座のスタイルが最初の数回はオンラインで受けてその後オフラインでの対面の講座になる中で、実際にオフラインで会った時に初めましてのはずなのに今までの友達みたいな感覚で接することができてとても居心地が良かったのよく覚えています。その時に颯人さんの講座の雰囲気づくりにすごさを感じましたね。

 

-資格講座を受けてスポーツメンタルコーチングを学んで自分の想像と違った部分はありましたか?

はい。実際に資格講座を受けるだけではスポーツメンタルコーチングの真髄みたいなところはまだ理解できていないんだろうなと感じていました。でもこの講座を通して相手に寄り添うことやそれを意識したコミュニケーションを取ることの重要性など、今まで僕がサッカーコーチとして感じていたことはまた違うスポーツメンタルコーチとしての新たな発見がありすごい学びになりました。

 

今となってもこの時に学んだことが人との何気ない会話の中で無意識に活用できているのを感じるのでコミュニケーションツールとしてもすごい良い学びになったと感じています。そして今では更に深くスポーツメンタルコーチングを理解するためにもっと自分自身学んでいかないといけないなと思っています。

 

-資格講座の後はプロ講座も受講されたとのことですがどんなことを学ばれましたか?

プロ講座ではスポーツメンタルコーチングでの必要なスキルやより深掘りした内容を学べた講座であったのと同時に「自分自身を知ること」ができたのが特に印象的でした。

 

普段日常の中で自分を理解しようと思って自分のことを考えていても、やっぱりどこかで「自分ってこうだろうな」って諦めてしまって考えが止まってしまう中で、このプロ講座を通して自分に問いかけることがたくさんありました。その中で「自分って実はこう思ってしまっていたのかな?」とかそういう苦手意識を持っていた自分を知ることができたことが印象に残っています。

 

-そんな二つの講座の中で印象に残っているワークや颯人さんの話はありましたか?

プロ講座では自分に問いかけるワークが印象的でした。颯人さんが指定した質問に対して回答していくものなのですが結構量が多いので自分一人ではなかなか取り組むことができないこの講座ならではの内容でした。ただ課題として自分自身に矢印を向けることがとてもありがたくてこれ機会に自分の内面をよく知ることができたので良かったです。

 

そしてもう一つ印象的だったのがドミノのワークです。このワークは少人数グループの中で颯人さんからテーマが与えられてその通りにドミノを積んでいくのですが、他の各グループはどんな指示か分からない状態で取り組んでいくんです。そして最終的にこういう指示だったと分かった時にその指示一言一言においても言葉の大切さがあることに気付かされました。私自身指導者の経験もあるので改めて言葉やしっかり伝えることの重要性を理解できたワークでした。

 

-また講座の内容で内海さんにとってチャレンジだったことはありましたか?

私は元々何かを継続することが得意ではありませんでした。最初は何事も熱量を持って取り組んでいくんですが続けていくうちにどこかで「まあいっか後でやろう」ってなってしまうことも多かったんです。それはサッカーをやっていた時からそうでどこかでやめて止まってしまう自分がいました。

 

でも講座の中で何週間も続けてやることが必要な課題があった時にどうやったら自分が続けられるかを理解した上で自分自身に仕向けて続けられるようにして、実際にそれができる経験をすると「続けることって実はシンプル」だと分かりました。

 

-難しいと思っていたことが実は考え方や取り組み方次第でそうではなくなることに気づいたんですね。

はい。今までは「やらなければいけない」と難しく考えてしまって抵抗感を持っていたんですが、「小さなことを続けることが大事」ということを知ってから実際に体感してみると思っている以上にシンプルで、取り組むうちに「次はこれやってみよう」って思えたんです。

 

自分自身が既に体感しているからこそサッカーコーチとして私が子どもたちに「こうやってみると良いよ」ってアドバイスできることだなって改めて感じました。そういう意味でも「物事を続けること」に対してのアドバイスを颯人さんから頂けたのは自分の中でも大きいことでした。

お互いの信頼関係を深めるスポーツメンタルコーチング

-最近の実績や活動状況についても聞かせてもらえますか?

プロ講座を卒業してから中学生、高校生、大学生の選手数名と個人契約を結ばせていただきました。またチームとしては先日まで地元の宮城の方で部活動に入らせていただいて中学校と高校のバスケットボールチームを見させてもらっていました。

 

現在は岡山の方に引っ越して、以前ジュニア年代のサッカーコーチをさせて頂いていたJ2の「ファジアーノ岡山」に戻りサッカーコーチだけではなく、スポーツメンタルコーチングや私が以前から学んでいた競技力向上につながるトレーニングをジュニア年代やユース世代に指導させて頂く形として新しいポジションでチャレンジさせて頂くことになりました。

-ちなみに実際に活動されている中で活用した講座内のワークはあったりしますか?

私が以前チームのコーチングをさせて頂いた時に颯人さんがやっていたワークを活用させていただきました。

それは「登山のワーク」というものなのですが、少人数のグループ分けをして選手たちに険しい山を登るにはどうしたら良いかをまずそれぞれで考えてもらってその後みんなの意見をまとめてグループごとに発表してもらうものです。

 

このワークを通して私は選手のオープンマインド化を図る意図を込めて取り組ませていただき、選手たちに「分からないことがあったらコーチや監督に聞いてみても良いんだな」と思ってもらえるようにこのワークを活用しました。

 

-また実際にコーチングされる中で選手たちの変化などを見て気づいたことはありますか?

改めて質問の力って大きいなと感じたこともありましたね。サッカーコーチだと子どもたちがどんどん上達していくのが目で見て分かるんです。でも心の部分って目で見えないところなのでサッカーコーチと同じ視点で考えると「この人はちゃんと話が理解できているかな?」「大丈夫かな?」という風に考えてしまうんです。

でも実際の答えは自分の中には無く相手の心の中にあるということを颯人さんから教えて頂いていて「無邪気な子どものような質問をしてみたら良いんだよ」ってアドバイスをもらってからは、心が無になってシンプルに聞きたいことを質問できるようになったのでコーチングセッションだけではなくコミュニケーションツールとしてもよく活かされている感覚があります。

 

また会話が途切れてしまうのはこちらの質問の仕方にも問題があるのかなってすごい考えさせられたのですが、そのフェーズを越えてからは会話がすごく楽しいって思えるようになりました。元々話すことも好きだったのでよりその思いが磨かれた気がします。

 

-色んな気付きや学びがあったこの資格講座を通して感じた自分の変化はありますか?

冒頭にもお伝えしましたが当時スポーツメンタルコーチングを学ぼうと思ったのは自分のメンタルを強くして変えたいという思いからでした。というの小学1年生から大学4年生までサッカーをずっとやってきた私はどうしても周りの人の言葉にすごく影響されていたんです。

 

例えば監督にこう言われたから無理だとか、そういった他人の言葉で自分のモチベーションを下げてしまったりとか、継続しようと決めたのに途中で諦めてしまったりとか、これを完璧にこなさないと気が済まないっていう思いがあったんです。これが当時自分自身を苦しめてしまった原因なのかなって思います。また自分自身で変えれるものと変えられないものを分かり始めてから開き直り受け入れられて「自分がどうしたいのか?」って考えた時に他人ではなく自分に矢印を向けて考えられるようになってすごく楽になりました。

 

それから他人との付き合い方も変わってきて、他人は他人だし性格もその人の個性だなって感じて、ある意味何か自分に教えてくれているのではないかと捉えるようになりました。そういう意味では他人ではなく自分に意識を向けられるようになったのはスポーツメンタルコーチングを学んで自分自身が変わってきている証拠だと感じています。

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

-スポーツメンタルコーチとしての内海さんの目標を聞かせてください。

私自身が精神的に辛い経験をしたことでスポーツメンタルコーチになろうと決めた経緯があるので、私と同じように周りからの影響で心を閉ざしてしまって自分の可能性を活かせず辛い思いをしている方をサポートしたいと思っています。

 

今であれば自分の目の前にいるスポーツ選手、ビジネスにおいては一人の人間としてその人たちには自分の心に嘘なく直感を信じて物事に挑戦して頂きたいですし、そういった自分の思いを出せずに辛い思いをしている人がきっといるはずなのでそういう人たちのそばにいてあげられる温かい「心のよりどころになれるパートナー」になりたいです。

 

スポーツメンタルコーチングを学ぶ前からそういう存在になりたいという思いはあったのですが、今はスポーツメンタルコーチになったのでもっと具体的に相手から求められたことに対して応えていきたいと思っています。そして最終的にはサポートさせて頂いた方が日本から出て世界で羽ばたくような人になってもらえたらいいなと思っています。

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

この資格講座を学んでその後どうなるかは人によるので正直分からないですが、受けてみたいと思っているのであれば実際に受けてみたほうがいいよと伝えたいです。実際に受けることでスポーツメンタルコーチになりたいって思う方もいらっしゃると思いますし、この資格講座で受け自分のことを知ることで新しい道があるんだなって気づく機会にもなると思います。どちらにしてもこの講座を受けられた方のプラスに働くものだと自信を持っていえます。

 

もし迷っているなら受けてみたら新たな気づきが必ず得られるので是非受けて欲しいですし、颯人さんの資格講座だからこそ颯人さんの温かい人柄が伝わる講座なので安心して受けてもらえるものであるというのは本当に感じています。是非この機会に一歩踏み出してみて欲しいです。

内海賢也プロフィール

 

宮城県出身のプロスポーツメンタルコーチ。学生時代は小学1年生から大学卒業まではサッカー選手として活躍。中学生から高校2年生まではJ2のプロサッカーチーム「ベガルタ仙台」のクラブチームに通い、とあるきっかけから高校3年生から仙台育英学園高校サッカー部へ、その後は日本体育大学のサッカー部でプレーした。大学卒業後は選手を引退しJ2の「ファジアーノ岡山」でスクールコーチとして3年間勤務。その後東京で日本コオーディネーショントレーニング協会の勤務や地元宮城でのコオーディネーショントレーニングを活用してサッカーコーチとして幼児を指導する中でスポーツメンタルコーチングに出会い資格講座を受講。資格講座卒業後は個人のスポーツ選手をコーチングしながら今年9月から「ファジアーノ岡山」でコオーディネーションとスポーツメンタルコーチングを活用した指導をスタートしている。

 

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

 

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