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「スポーツ選手を支えている人たちの力になりたい」加藤文香さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第28弾
今回の主役は当資格講座第13期の卒業生であり、現在はスポーツメンタルコーチのコミュニティ「Space」のコミュニティマネージャーとして活動している加藤文香さん。学生時代は小学生から大学生までバスケットボール一筋で強豪校での厳しい環境でも努力を重ねる日々を過ごし、高校時代では大学入試直前までプレーで貢献しベスト8止まりだったチームをベスト3まで導いた。

 

その後看護師を目指し進学した大学でもバスケットボールを続けるも2年から3年生の時に2度の前十字靭帯の怪我を経験。その経験から同じ怪我をしている方を支えたいという思いで大学卒業後はスポーツ整形外科で有名な関東労災病院で看護師として働く。そして看護師として学生からプロまで多くのスポーツ選手の患者さんを支える中でメンタル面のサポートの重要性に気づき、スポーツとメンタルの関係性について調べていく中でスポーツメンタルコーチングと当資格講座に出会い受講を決める。

 

講座卒業後の現在はスポーツメンタルコーチのコミュニティ「Space 」のコミュニティマネージャーとしてスポーツ選手ではなく、スポーツ選手を支えている人たちをサポートしている彼女にスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を聞いてみた。

 

看護師としてたくさんのスポーツ選手と接し気づいたメンタル面のサポートの大切さ。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは。

 

 

-加藤さんがスポーツメンタルコーチングに出会ったきっかけは何でしょうか?

 

大学を卒業してから病院でスポーツ整形外科の看護師として携わっていた時に患者さんがプロスポーツ選手や学生アスリートばかりで、そんな方々と関わるうちに看護師としてだけではなくメンタルでのサポートがとても必要だなと感じる場面がすごく多くありました。

 

そのような状況でスポーツとメンタルの関係性をインターネットで色々調べていてスポーツメンタルコーチングというワードを見つけました。そして、さらに調べていった時に颯人さんのHPとスポーツメンタルコーチを学べるコミュニティ「Space」を見つけたんです。仕事との兼ね合いもあってなかなか受講はできていませんでしたが、スポーツメンタルコーチングの重要性はずっと感じていたので資格講座に出会ってから一年後に受講し、同時に「Space」にも参加し始めました。

 

そして自分自身と向き合うことがこの資格講座の中ではとても多くて、この講座をきっかけに「私は自分の人生の中で本当は何がしたいのか」などを考えるようになり、同時にコミュニティの良さにも惹き込まれて、今では看護師を退職して「Space」コミュニティマネージャーをしています。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

私は看護師の資格以外ではスポーツメンタルコーチに限らず資格を取ること自体が初めてだったので、正直スポーツメンタルコーチングも最初は方法論を学ぶものだと思っていました。ただ実際にリアルな講義を受けてみると方法論ではなくて、人との寄り添い方や相手への質問の仕方といった、人として大切な部分をすごく大事にされている講座というのが分かりそれがとても印象的でした。

 

また私自身、看護師として働いていた時に患者さんが打ち解けやすいような間の取り方や話の聞き方、頷き方を学んだ中でこういった部分の大切さをとても感じていました。改めてこの資格講座でもコーチングという観点から人との寄り添い方を勉強させてもらい、その重要性を再確認したと共に当たり前だと思っていたことが自分の強みだと知ることができた講座内容だったのをよく覚えています。

 

-資格講座のワークや颯人さんの話で特に印象に残っているものはありますか?

 

かなりたくさんあるのですが、特に印象に残っているのは相手の考えていることを引き出すときに「自分の気持ちをフラットにした状態で子どものように聴く姿勢が大事」と言われたことです。自分ではできているつもりではあったのですが実はまだまだできていないことに気付き、ハッとさせられた瞬間でした。

 

実体験を例にすると、私自身が前十字靭帯を怪我した経験があるからこそ「同じ怪我をした他の患者さんもこういう風に思っているんじゃないか」って自分の目線だけで患者さんを見ていた節が多々あったなと気づいたんです。自分が怪我を経験したことで患者さんと同じ気持ちになれることが強みだと思っていたんですけど、実はその経験があるからこそ起きるネガティブな側面に気付けました。

 

そんな私にとって「子どものように」とか「真っ白な感じで」っていう言葉が特に心に刺さり、この講座を学んでから患者さんの関わりにも一番実践できたのがこの部分だった気がします。

 

-そんな講座の中で特に加藤さん自身の成長に繋がったと感じられたことはありましたか?

 

私は「小さな幸せ、小さな成功、小さな感謝」を毎日書くワークをずっと行ってきたんですが、自分自身を正しく知るきっかけをくれた大事なワークで、もしこのワークをしていなかったら自分が本当は何がしたいのかを見つけられなかったんじゃないかなって思っています。

 

多分私自身スポーツをしてきていたからだとは思うのですが、もっともっと高みを目指して自分の手に届かないような遠くにあるものに向かって一生懸命頑張ることが当たり前、頑張った先に幸せがあると思い込んでいて、それがどこか自分の中で苦しかったんです。でもこのワークを通して「自分の手元にあるもの」や「既にある自分の強みや弱み」に目を向けられるようになったことが私にはとても良かったですし、このワークのおかげで今の自分があります。自分の人生が変わったきっかけの一つがこのワークなんじゃないかなって思います。

 

-ちなみに資格講座の中で出会った受講生の同期との繋がりはどういう風に続けられていますか?


13期は資格講座中もよく交流している期だったんじゃないかなと私は感じています。当時スポーツ整形外科で看護師として働いているときは、スポーツに熱い人が周りにいなくて自分がやりたいことを誰にも相談できなければ伝えられない悶々とした気持ちを抱いていました。

 

でもこの講座に入ってからは自分と同じ思いを持っている人たちが十何人もいて、そういった人たちに出会って交流できているだけで自分が満たされて心地良い感じを受けたので、すぐみんなとの距離も縮まりましたしもっと繋がってお互いの夢を応援し合いたいという想いが自然と湧き出てきました。

 

資格講座終わってからもライングループでやり取りしてコーチング練習や近況報告はずっとしていましたし、「Space」にも同期のほとんどが入っていたのでコミュニティ内での交流もありました。そういった環境でたくさん交流があったので共に切磋琢磨して刺激し合える大切な仲間に会えてとても嬉しかったです。

-人と繋がることが好きな加藤さんが「Space」のコミュニティマネージャーになろうと思ったきっかけは何ですか?

 

「Space」のコミュニティの居心地が良すぎて、私が入って一年くらい経ったときにふとこのコミュニティをもっとたくさんの人に広めてより良いものにしたいという気持ちになったんです。また近所同士の関係性が強い環境で育ったこともあり、人との繋がりや助け合いの文化が当たり前で、コミュニティの良さを子どもの頃から肌でずっと感じていました。

 

大学時代もコミュニティナースや地域看護にすごく興味を持っていて、スポーツがなければそっちに関わりたいと思っていたくらいでしたし、「Space」というコミュニティにも自然とすぐ馴染めたので自分の特性を踏まえた上でも、コミュニティマネージャーやりたいって思うようになったんだと思います。また一緒にコミュニティマネージャーをしている主人の影響もありましたね。

 

「Space」コミュニティマネージャーとしてスポーツメンタルコーチングを活かす。

-講座で学んだことを「Space」のコミュニティマネージャーでどのように活かしていますか?

 

コミュニティに初めましての方が多く入ってくる中で、まずその方たちが「どんなことを考えているのか?」また「そもそもどんな方なのか?」を知るために、よく観察したり相手の気持ちを引き出したりすることを大事にしています。しかもリアルで会っている訳ではなくオンラインで画面上や文章上からその人たちのことを考える必要があるので、より相手を想像する力は資格講座で学んだことが活かされているなと感じています。

 

またその会員さんが入会してからこのコミュニティに馴染めるようにいろいろ考えて工夫したりと現在も試行錯誤しているところなんですけど、そういう段階であっても会員さんが「何につまずいているのか」や「どんなところで悩んでいるのか」、また「この人はこういう性格なのではないか」と相手のことを思う部分はこの資格講座の中で学んだ「自分の気持ちや思い込みを捨てて相手の寄り添うことの本質的なところ」で、スポーツメンタルコーチングでなくても大事な部分なんじゃないかなって強く感じています。


 

-相手に寄り添うことを意識している加藤さんがスポーツメンタルコーチングに出会ったことで感じた自分の変化はありましたか?

 

資格講座に出会う前の私は、これからどんなことをしたいが分からず自分自身を正しく知れていなかったなと強く感じています。資格講座の中で颯人さんが仰っていた「まずは自分自身を正しく知ることが重要」という話で私は「誰かのことを支えようとしているけど自分のことは何も分かってないじゃん」ということに気づいて、まず自分は「どんなことにワクワクするのか」「どんなところで感情が動くのか」「どんなところが自分の強みと弱みなのか」というところに対してしっかり向き合うきっかけをもらえたことがスポーツメンタルコーチングに出会ったことの中で一番大きかったです。

私は今コミュニティマネージャーとして働いていますが、この仕事が自分にしっくりきていて、自分のやりたかったことだなっていうのを最近感じているので、こういう自分に出会えたのもスポーツメンタルコーチングとこの資格講座のおかげだなと思っています。

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

-スポーツメンタルコーチとして加藤さんの今後の目標を聞かせてください。

 

実はここ数ヶ月でやっと自分の人生のテーマが決まってきました。今まではスポーツメンタルコーチないし看護師として自分がスポーツ選手の支えになりたいと思って活動してきたのですが、いろんな経験を経て今ではスポーツ選手を支えている人の力になりたいと思っています。

特にコミュニティメンバーのようなスポーツ選手のために頑張っている人たちの心の拠り所になれる場所を作っていきたいですし、まさにこの「Space」というコミュニティが私の夢を叶える手段の一つなのでもっとこの環境をより良くしていきたいということが確信に変わりました。

 

-スポーツ選手ではなく、スポーツ選手を支える側の人間をサポートしたいのですね。

 

そうですね。看護師をしている時に、強く感じたことがあったんです。それが何かと言うと、『支える側の人自身が良い状態であることが大切』だということです。だからこそ、支える人に寄り添い、支える人の力になりたいですし、そんな人たちがホッと一息できるようなあったかい場所を作っていきたいので、まずはそういうことができる人にふさわしい自分になれるようにこれからも磨き続けて行きたいと思っています。


 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

この資格講座はスポーツメンタルコーチになりたい人だけが学ぶための内容ではなく、業種問わず全ての方にとって重要な学びの一つだと感じています。

それは人と関わる中で「相手にどのように寄り添うのか」や「他者とどうやって協力していくのか」という過程の中で必ずスポーツメンタルコーチングで学んだ数々のことが活きてくると思うんです。

そして相手に寄り添うことがみんなに浸透していったらすごい温かい世界になって思いやりのある社会になるんじゃないかなってすごく感じているので、この講座ではスポーツメンタルコーチになるということだけを考えずに人として大切な道徳観や人間性を高められる場所という風に思って受けてもらいたいです。

そういった部分を学ぶことで新たな自分に出会えたり、その後のより良い充実した日々が待っているんじゃないかなと思うのでスポーツメンタルコーチングに限らず是非この資格講座で颯人さんに触れ合ってみて欲しいです。

 

加藤文香プロフィール

鹿児島県出身のスポーツメンタルコーチ。学生時代は小学生から大学生までバスケットボール一筋で努力を重ねる日々を過ごす。看護師を目指し入った大学ではバスケを続ける中で前十字靭帯の怪我を経験。その経験から同じ怪我をしている方を支えたいと思い、大学卒業後はスポーツ整形外科で日本トップレベルを誇る関東労災病院で看護師として働く。そして看護師としてスポーツ選手の患者さんを支える中でメンタル面でのサポートの重要性に気づき、スポーツとメンタルで調べていく中で当資格講座に出会い受講を決める。卒業後は看護師を退職しスポーツメンタルコーチのコミュニティ「Space 」にてコミュニティマネージャーとしてスポーツ選手を支えている指導者、親御さん、先生方などをサポートをしている。

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

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