恐怖心を克服するには?
スポーツ選手のメンタルコントロール術
スポーツによっては、
恐怖心が生まれる競技もあります。
モータースポーツやウインタースポーツなど
一歩間違えば生命の危険があります。
だからこそ、
ちょっとしたミスや失敗が
文字通り命取りになる事もあります。
この恐怖心とどう向き合うべきか?
とても大事な要素になります。
では、
恐怖心を無くしたらいいのでしょうか?
脳の仕組みから考えると
無理になってきます。
そこで恐怖を作り出す
脳の仕組みをお伝えします。
恐怖心がなくなるとパフォーマンスが高まらない?!
恐怖心を司る脳領域として
扁桃体があります。
この扁桃体を
手術で除去した方の話があります。
日常生活において問題がないと
書かれております。
しかし、
強盗を目の前にしたり、
クモに噛まれても何も
思わないはちょっと怖い話です。
(本人は怖さを感じない)
アドレナリンが放出されないので、
おそらく身体的なパフォーマンスが
高まらないのかなと思います。
扁桃体がないアスリートがいたら知りたいですが、
おそらく扁桃体がないと人間が持つパフォーマンスを
最大限発揮することは不可能かもしれません。
恐怖心を味方にする
恐怖心が無くなれば
生命を簡単に投げ出すようなものです。
スポーツメンタルコーチとしては、
恐怖心とどう付き合っていくか?が
ポイントだと思っています。
その際に大事になるのが、
恐怖心が生まれるメカニズムを
理解することです。
例えば、
いつも歩きなれた家の前の道を
イメージしてください。
明るい時間帯はなんとも無くても、
日が沈み真っ暗になると自然と
恐怖心が芽生えるものです。
カラスの鳴き声や小動物が動いた後に
聞こえる草の音を想像してみてください。
それだけ、
同じ場所であっても
周りの明るさで気持ちに変化が起きます。
同じように、
私たちは行ってみたり
確認できない状況に置かれると
恐怖心が自然と芽生えます。
また、
同じようなシチュエーションで
失敗を積み重ねていると
恐怖心がさらに高まります。
恐怖心をコントロールするには、
まずは自分がどんな場面で恐怖心が生まれるか?
細かく把握しておく必要があります。
ではこの恐怖心とどのように向き合ったら
良いのでしょうか?
理想はメンタルコーチングを受ける
理想をいえば、
メンタルコーチをつけて
恐怖心を克服するのが1番です。
しかし、
全ての人が出来ることでもないので
出来る範囲内でのアドバイスをしたいと思います。
そこでポイントになるのが、
「呼吸」になります。
恐怖心が高まってくると無意識に
私たちの身体は硬直しはじめます。
これは、
一緒の闘争本能の表れで
身体が瞬時に対応できる準備に入っています。
すると、
無意識に呼吸が浅くなり、
人によっては呼吸が止まってしまう人もいます。
なので、
呼吸を止めずに呼吸をし続ける事が大事です。
しかし、
試合などでそれがいきなり
出来るとは限りません。
そこで、
イメージトレーニングを通じて
無意識に呼吸が円滑に
出来る自分にしていく必要があります。
その際に、
細くメンタルコーチの指示を仰ぎながら
イメージトレーニングしていきます。
呼吸に関しては、
できる限り普段の生活から見直してみてください。
フィジカルトレーニングでも、
トレーナーの指示で止めないように伝えてくれる人も
いますが気付かない人もいます。
また、
睡眠時に口で呼吸してる人もいます。
最近だと口呼吸を防ぐ睡眠用のテープもあるようです。
恐怖心が少しでも緩和されたら幸いです。
まとめ
- 呼吸を意識する
- イメトレを継続する
どれも月並みのやり方であり、
上手くハマる人もいればうまくいかない人もいます。
私自身も
メンタルトレーニングを何度も
トライした経験があるのですが
うまく出来ない経験をしております。
個人差があるのが
メンタルトレーニングでもあります。
そこで私が採用しているのが、
メンタルコーチングです。
もし良かったら、
以下の記事もご覧いただけると幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
「メンタルトレーニングではなくメンタルコーチの理由」
【このコラムの著者】