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「選手たちを影から支え、寄り添えるトレーナーに」中澤祐樹さんのスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第44弾

 

今回の主役は当資格講座第3期の卒業生でアスレティックトレーナーとして活動する中澤祐樹さんです。中澤さんは学生時代は中学生から専門学校1年生までバスケットボールをされてきましたが専門学校2年生のときに学生トレーナーに転向。スポーツトレーナーの専門学校に2年間通った後は柔道整復師の資格を取るため別の専門学校へ進学。現在はアスレティックトレーナー兼柔道整復師として活動されています。

 

そして専門学校2年生から現在までトレーナーとして活動している経験の中で、過去に自分の関わってきた学生バスケットボールチームに対して、選手たちが辛そうにしていても上手く接してあげられなかったことがきっかけとなり、メンタルについて興味を持ち始める中でスポーツメンタルコーチングに出会いました。それから資格取得を検討された中で当資格講座への受講を決められました。

 

講座卒業後の現在は病院の整形外科で働く一方で高校のバスケットボールチームにアスレティックトレーナーとして携わり、スポーツメンタルコーチングを活用しながら選手たちをサポートしている中澤さんにスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を尋ねました。

 

選手たちの辛い気持ちを汲み取ってサポートしたかった。スポーツメンタルコーチになったきっかけとは

-中澤さんがスポーツメンタルコーチングに興味を持ったきっかけを聞かせてください。

 

元々スポーツメンタルコーチングについては、スポーツトレーナーの専門学校で心理学について学んでいたこともありなんとなくは知っていました。

 

また医療系専門学生の頃から大学バスケットボールチームにも携わらせてもらう中で、選手たちが辛そうにしていても何で辛いのかを自分の中でイメージできず、彼らの気持ちを汲み取ってあげられなかったり、相談に来てもらった時も上手く受け応えができなかったこともありました。そのような経験もあったので、メンタルってどういうものなのかを具体的に学びたいという気持ちが湧いてきました。

 

僕自身が話すことも得意じゃなければメンタルも強いわけではなかったこともありますが、社会人になってからも仕事で上手くいかなかったことも多かったんです。周りの人は一回でできることを僕は何回やってもできなかったりした時に原因はメンタル面とか考え方なのかなと思うこともあったので、一度メンタルについて勉強しようと決めたことがきっかけです。

 

-そこで当資格講座を選ばれたのは何がきっかけでしたか?

 

僕の資格に対する考え方なのですが、資格を持っていることが紋所となるので個人的には資格を持たずに指導するということがイメージできませんでした。最初は臨床心理士の資格を検討したのですが、よく考えた時に自分のスポーツ関連の活動に臨床心理系は少し違うなと思いました。
 

そこでスポーツ関係でメンタルに関わる資格がないか調べていくと、検索エンジンの一番上の方に颯人さんの資格講座出てきたんです。最初から資格講座を受けるのはハードルが高かったので、まずは単発のセミナーを受けてみて良かったら資格講座を受講しようと思いました。そして実際にセミナーを受けてみてやっぱりすごく良かったので資格講座の受講も決めました。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

自分自身に当てはめられる内容も多かったので、あの時に自分はこういう気持ちで取り組めば良かったのかなと思うこともありました。またトレーナーとして関わってきた過去のことを振り返ってみた時に、「あの時こうすれば良かった」とか、「チームの調子が良い時は選手たちがこういうメンタルの状態なんだ」と頭の中で整理できてクリアになることも多かったですし、自分が求めていたメンタルの内容も全部網羅されていたのでありがたかったです。

 

-資格講座の中で印象に残っているワークやお話はありましたか?

 

たくさんあったのですが特に頭に残っていてるのはヒューマンズジャーニーのワークですね。このワークを通じて今は辛くても考え方をポジティブにしていたらいつか良いことが起こると思えるようになったので、それからは辛いことでも頑張っていけるようになりました。

 

-資格講座では自分自身と向き合う内容も多いかと思いますが、実際に向き合ってみていかがでしたか?


今の自分は昔の自分によって作り上げられているんだなと感じる部分がすごくありました。当時の資格講座の中には実際に颯人さんのスポーツメンタルコーチングを受けるという内容があったのですが、その中で質問上手になるということを教えてもらいました。

そこで実践として颯人さんから僕に対して色んなことを質問して頂いたのですが、その時に僕の心のダムが決壊するが如く話したいことがたくさん溢れて出てきました。その颯人さんの対話の中で気づけたことが、僕の中学生の頃の経験が今の自分にすごく影響しているということでした。そういった一面があるということを理解して考え方を改めたことでその後の気の持ち用や考え方は良い方向に変わっていきましたね。

 

また「ありがとうノート」を宿題で出してもらったことで、カラーバス効果だと思うのですが、身の回りのことに意識を向けるようになっていろんなところに良いことがあるという風にも考えられるようにもなりました。

 

-そんな資格講座の中で自分の成長に繋がったきっかけはありますか?

 

マンダラシートやパフォーマンスを上げるために必要な8つの分野を明確にするワークが自分の成長に繋がる要素だったと思います。ワークとしては「家族、お金、健康、恋愛、学習能力、素直さ、自信、継続力」の8つの項目をそれぞれ0から10の範囲で達成度を元に選んでいき、自分の現在地を把握するものでした。その中で実際に自分がまだ達成できていないものを具体的にした時にそれらが自分の価値を下げてしまうような要素だということに気づきました。

それに気づいてからはクレドを用いて将来像を描きながら資格講座中も行動し続けました。その甲斐もあってか資格講座を卒業したタイミングからアスレティックトレーナーの仕事が決まっていったり、クレドに記載した目標が実現していきました。

 

また私自身スポーツトレーナーとして学生にトレーニングを教える仕事をしている中で、資格講座で学んだ「コリン・ローズの加速学習法」の感覚テストを活用したことで選手によって感じ方が違うことも知ることができました。例えば、目で見て覚えることが優れている選手もいれば、言葉で説明する方が分かる選手もいますし、はたまた実際にやってみることで覚える選手もいたりと、選手によってバラバラなのでこちらが教えるときのバランスも大事なんだなと今までと視点が変わったので、この学びが仕事に繋がっています。

 

-この講座で出会った同期の方は中澤さんにとってどのような存在ですか?

 

資格講座を受講した当時はまだ社会人2年目で「社会人とはなんぞや?」という状態だったので、同期で社会人の方の受け応えなどを見て、すごいしっかりしている方だなと思いましたし、スポーツメンタルコーチングに対しても勉強の姿勢が違って自分が軽い感じで受講しているなと思わされることもありました。
 

卒業後も最初の頃は連絡を取り合って話すこともあったのですが、最近はSNSを通して皆さんの活躍を見ては刺激をもらうような日々で直接連絡を取り合うことは少なくなりましたね。あとは他の期の受講生に会った機会としては颯人さんが主催しているバーベキュー会に一度だけ参加させてもらったこともあります。

スポーツメンタルコーチングを活用して選手たちを影からしっかり支える。

-スポーツメンタルコーチの資格取得後の活動状況についても聞かせてもらえますか?

 

現在は常勤で病院の整形外科で働く一方で、月に4から8回ほど高校のバスケットボールチームにも携わっています。基本的にはチームに対してはトレーニングやコンディションを伝えさせてもらっていますが、スポーツメンタルコーチの側面としてはチームが新チームに体制が変わったタイミングでマンダラシートを作って具体的な個人目標を決めてもらうようにしています。

 

また公式戦が近づいてきた時にはポジティブリフレーミングやポジティブアスキングで気持ちの切り替え方の練習をしたりフォーカルポイントを作るような指導もしています。あとは引退試合の前になってくると、選手たちもかなりやることはやってきている状態なので逆にやらないことを作るようにしています。

 

個々が決めた目標を達成するためには何をしないようにするのが良いかを考えてもらって、例えば「スマートフォンを見る時間を減らす」ことで良い睡眠に繋がっていったりもするので、自分たちで何をしないようにするのか考えて書き出してもらっています。

 

-選手たちと普段意識していることはありますか?

 

僕は選手たちが達成したいと思っていることをより具体的にしてもらいたいと思っています。僕が指導する時は漠然とトレーニングやコンディショニングをするわけではなくて、チームとしてここまで行きたいというゴールがあるのであればそのために何が必要なのかを一緒に細分化していく時間にしたいと思っているからです。

 

-スポーツメンタルコーチングを学んだことで自分のなりたかったスポーツトレーナーの理想像へ近づいているでしょうか?

 

はい!着々と近づいていると思います。スポーツトレーナーの世界の第一線で活躍されている方は人格者の方ばかりで、すごいメンタリティを持っていて、人を引きつける能力があり「この人について行きたい」って思えるような人たちです。正直僕はそんなタイプではないのですが僕自身がメンタルのことを学んで頭の中を整理して、こういう風に接していけば良いのかなという段階的な考え方ができるようになったことは、スポーツトレーナーとしての大きな強みになっていると感じています。

 

スポーツはメンタルの要素が強いと思いますし、トレーニングや医療系の知識があってもメンタルが整わないと、心技体という言葉があるだけあって良い結果には繋がらないと思うんです。精神論でハードなトレーニングに取り組む前にメンタルにアプローチして適切なメンタリティに整えてあげることが必要だと思いますし、実際にそういうアプローチを磨いて行きたいと思っています。

 

-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?

 

否定的な考え方がなくなったというのが大きな変化だと思います。元々、自分の意見が言えないことが多かったのですが、スポーツメンタルコーチングを学んでその根本に向き合った時に自分の意見が言えないというのは、言い返されてしまうと思い込んでいたせいだと分かりました。それからは徐々に自分の意見が言えるようになったので大きな変化だと思います。

 

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

-スポーツメンタルコーチとして今後の目標を聞かせてください。

 

僕は普段学生スポーツのアスレティックトレーナーをさせてもらっていますが、チームが勝ったとしても僕の貢献度って100分の1程度だと思っています。しかし、選手が怪我をしてしまってチームが負けたらアスレティックトレーナーにかかる責任ってすごい大きいものだと思います。なので普段から選手たちのコンディションに関わるトレーニングやメンタル面の知識をしっかり伝えていって彼らが目標達成できるように支えてあげたいと強く思っております。
 

僕自身は表舞台に出るような立場ではないですが、選手たちを後押しして彼らの目標を達成させてあげられるアスレティックトレーナー及びスポーツメンタルコーチになりたいです。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

資格講義を受けた最初の頃に「小さな一歩」を踏み出すということが大事という話をしてもらいました。おそらく「どうしようかな?」って迷っている人は資格講座の受講料や受講期間の面に躊躇っているんだと思うので、そういう方はまず単発の体験セミナーを受けてみるのが良いかと思います。

僕も最初は皆さんと同じ気持ちだったので体験セミナーを受けてから決めるようにしました。そこで実際に体験セミナーを受けてみて僕自身、納得する部分や得たものが大きかったので、この資格講座だったら自分自身も変われるような気がしましたし、僕が関わっている人たちの力になれると強く思ったので受講を決めたという経緯があります。
 

スポーツメンタルコーチのキャリアに限らず、人生をより良く生きていくための考え方や価値観などプラスになる学びが多いので個人的にはオススメしたいです。何事もやってみないと分からないので是非一歩踏み出してもらえたら良いのかなと思います。

中澤祐樹プロフィール

東京都在住のスポーツメンタルコーチ。学生時代は中学生から専門学校1年生までバスケットボールでプレイヤーとしての経験を持つ。高校卒業後はスポーツトレーナーの専門学校に2年間通い、その後は柔道整復師の資格を取るため別の専門学校へ進学。現在はアスレティックトレーナー兼柔道整復師として活動中。専門学校1年生から学生トレーナーとして活動してきた中で、自分の関わってきた学生バスケットボールチームに対して選手たちが辛そうにしていても上手く接っすることができないことがきっかけとなり、メンタルについて興味を持つ中でスポーツメンタルコーチングを知り当資格講座に出会い受講。講座卒業後の現在は病院の整形外科で働きながら高校のバスケットボールチームにアスレティックトレーナーとしてスポーツメンタルコーチングを活用しながら選手たちをサポートしている。

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

 

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