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 指導者と選手の理想的な関係について

初めまして。

スポーツメンタルコーチの鈴木颯人です。

 

世界やオリンピックで活躍選手や、

プロアスリートのメンタルを支える

スポーツメンタルコーチとして活動しています。

 

指導者の問題はいつになっても、

絶えることなく起きてます。

スポーツメンタルコーチ

表面化されなくても、

選手から話をよく聞きます。

 

レスリングの問題、

アメフトの問題、

ボクシングの問題、

体操の問題と、

 

さらには、

パワハラの問題・・・

 

中にはメディアを

賑わしているものもあると思います。

 

真の指導者であれば、

誰もが胸を苦しめる現実だと思います。

 

私自身もそれらのニュースを聞くと、

いつも悲しくなります。

 

今回は、

私の実体験を交えながら

真の指導者の在り方について

綴っていきたいと思います。

目次

1、私が受けたパワハラ
2、パワハラの今
3、理想的な指導者は方法論に頼らない
4、理想的な指導者ほど自分を変えられる
5、自分が変わるためにできること

私が受けたパワハラ

もっとスポーツ選手に輝いて欲しい・・・

そんな想いがずっとあるだけに、

選手を苦しめるやり方に納得いきません。

 

協会や指導者の悪い面が

クローズアップされます。

 

それに対して、

とても残念な気持ちになります。

 

もっと、

選手の声を大事にして欲しいのです。

 

もっと、

謝罪することだけでなく

根本的な改善を求めたいのです。

 

そういった状況に、

一向に変わらないスポーツ界。

 

これもスポーツ界の

宿命だったのかなと思ってしまいます。

 

今から15年前・・・

私自身が現役の選手だった頃の話です。

 

私はずっと野球をしてました。

 

特に高校時代、

指導者からの暴力がありました。

 

上級生が下級生をシゴく

「やき」がありました。

 

当時は本当に

恐怖でしかないです・・・

 

さらには、

暴力以外には言葉の罵声や、

今でいうパワハラは日常茶飯事でした。

 

私の周りでは、

こういった先輩からのヤキなどに耐えきれず、

入部してすぐに辞めてしまった仲間も

数えきれませんでした。

 

また、

指導者からもよく殴られてしまい

部を止めようかと本気で悩んだ仲間もいます。

 

私自身も、

試合中にストライクが入らず

試合をぶち壊してしまい見兼ねた監督が

裏に呼び出して永遠と往復ビンタと罵声を浴びたことも・・・

 

最終的には、

「あの山の頂上まで走ってこい」

と言われた時に本気で野球を止めようと思いました。

 

それでも、

走りながら好きで始めた野球を

好きで終わりたい想いが強くなり

投手を辞めて野手に転向しました。

 

それからは、

自分の気持ちに正直になって野球ができたので

とても楽しい最後の半年間を過ごせました。

 

しかし、

私以外では苦しんでいるアスリートも多いと想います。

 

そういった選手を支えたくて

スポーツメンタルコーチになりました。

 

パワハラの今

そして現在、

親御さんや選手の間に入る立場として、

暴力の問題やパワハラの報告は何件も聞いてます・・・

 

暴力はなくても、

理不尽な対応をされて選手・・・

 

苦境に立たされる選手のメンタルを

支えることもあります。

 

その都度、

憤りを感じます。

 

私自身も経験し、

今だにそういった現場があるスポーツ界に

とても残念な気持ちでいっぱいです。

 

さすがに暴力は減ってきましたが、

言葉による暴力は一向になくなりません。

 

暴力よりも言葉で相手を追い込むと

脳にダメージが残ることがわかっています。

 

また、

世界のトップ選手ほど日本の古い体質に嫌気をさして

海外のコーチと契約する傾向もあると思います。

 

特に表現系の競技ほど

言葉がキツい印象があります。

 

実際、

スポーツの世界での相談件数は

年々増加傾向にあるようです。

 

15年 39件
16年 51件
17年 97件
18年 121件

引用・https://www.asahi.com/articles/ASLDM5G3FLDMUTQP00X.html

 

少子化が進んでいて、

競技人口も減っているはず。

 

それなのに、

相談が増えることは

異常な状態だと思っています。

 

理想的な指導者は方法論に頼らない

 

スポーツメンタルコーチとして

現場に立って感じるのは指導者の

問題は無くならいのが現状です。

 

いくら、

正論をかざしたとしても

なくなりません。

 

さらには、

選手の可能性を引き出すための

様々な手法が確立されました。

 

アクティブラーニング

ボトムアップ理論

コーチングなど・・・

 

知識や技術的な進化があっても

それを扱う「人間の魂」が変わらない…

 

それでは、

いつまで経っても宝の持ち腐れです。

 

どれだけ素晴らしい知識も

扱う人間のさじ加減で全てが決まります。

 

そこで知識以上に大切な

在り方を伝えることを大切にしてます。

 

沢山いる指導者の中でも、

私が尊敬する方の1人に栗山監督がいます。

 

国立の東京学芸大学を卒業し、

ドラフト外でプロ野球の世界で入りました。

 

そこから、

指導者として活躍され日本ハムでは

大谷翔平選手や中田翔選手などを擁し、

日本シリーズでの優勝経験もあります。

 

そんな栗山さんが大事にしているのが

論語と算盤です。

 

日本の高度経済を支えた始祖とも言われた

渋沢栄一さんの著です。

 

そんな渋沢さんが孔子の論語を大事にし

道徳を説いていたのです。

 

もちろん、

how toだって駆使していたと思いますが

真の指導者は方法論を扱うに相応しい心を

整えることを大事にしているのです。

 

そして、

その心の羅針盤になるのが

論語であったのです。

 

こういった羅針盤、コンパスがないと

How to がいくらあっても行動できません。

 

その場その場の判断は、

当事者にしか出来ないからです。

 

いくら素晴らしい知識や方法論を知っていても

それを活かす内面がなければ宝の持ち腐れです。

 

こういった知識頼みの人ほど、

知識が活かせないと知識をさらに

勉強しようとしすぎて混乱の坩堝にはまるのです。

 

もちろん、

知識がダメなのではないのです。

 

大事な事は、

知識を活かす心の羅針盤やコンパスも

しっかりと手に入れることが大事です。

 

だからこそ、

指導者に求められる要素に

人間育成、人間形成が求められます。

 

そして、

人間形成が出来てないうちに

指導者として振る舞うので大変な想いをするのです。

 

 

そのために

今年から子供のメンタルを支える人達を

対象に新たな講座を開きました。

 

それが、

「子供たちのメンタルを支えるには?」です。

 

その講座を通じて

多くの若い指導者が参加してくれました。

 

さらには、

一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会で

オンラインコミュニティを開設しました。

( spaceとは? )

 

年齢にすると、

20代から60代です。

 

話を聞くと、

叱り過ぎてしまい指導法に疑問を感じる方や、

もっと効果的な指導法を学びたい想いで参加しています。

 

ひと昔前までは、

効果的な叱り方についてセミナーがあったようです。

 

しかし、

現在の子供達は叱って伸びる訳ではないのです。

 

叱って伸びるように見えるのは、

一過性でしかありません。

 

子供達の長い人生を見たときに

叱らないと行動出来ない人を育てるのは

本当に望む事なのでしょうか?

 

その答えは
きっとNOのはず・・・

 

しかし、

現場の指導者達は結果を求めるあまりに

駒のように子供達を扱ってしまいます。

 

若い方々にお会いすると

自分たちのやり方に限界を感じていると

気づいている人ばかりなんだと気付かされます。

 

そういった現場を知り、

もっと多くの指導者の方にこのセミナーを

受けて欲しいと心から思ってます。

 

理想的な指導者ほど自分を変えられる

 

自分を変えることは大変かもしれません。

しかし、子供達の未来を変えられるのは

指導者であるあなたの力が大きいです。

 

しかし、

自分の指導理念やプライドを捨てられない…

そんな指導者ほど自分を大きく見せています。

 

個人的にいえば、

それで自信がついているのであればそれでいいと思います。

 

自分を大きく見せることで、

自分を成り立たせているのであれば

それでいいと思うのです。

 

しかし、

目指す世界があるのであれば

自分の指導論や方法論、価値観、プライドなど

全てを疑う視点も必要なのです。

 

そして、

そういった疑いを自分にできる人は

自分を最も簡単に変えていける人です。

 

かつて、

私がまだ20代だった頃にであった

60代の指導者の方がいました。

 

私の固定概念では、

年上は私の話に興味がないと思ったのです。

 

しかし、

私の目の前に60代の方がいらしてくれました。

 

最初は恐る恐るお伝えしていたのですが、

貪欲に私から吸収できることを全て受け取ってくれました。

 

そして何よりも、

私のアドバイスに対しても

最後まで話を聞いてくれるのです。

 

さすが、

結果を残していた指導者だけあるなと

本当に感心と同時に自分もそんな60代になりたいと思いました。

 

指導者だからこそ、

水のように器に合わせて形を変える柔軟性が必要です。

 

毎年毎年、

子供たちが変わってきます。

 

世代によって、

さとり世代だったりゆとり世代であったり

必ず時代とともに変化していくのです。

 

時代が変化するのに、

自分が変化しないのには無理があるのです。

 

変わることが悪いのではなく、

自分は正しいと思い続けることが

無理な指導を生み出す引き金になると思っています。

 

だからこそ、

子供達に素晴らしい人生を送ってもらえるに

相応しい指導者になりませんか?

 

子供達に、

「〇〇先生の生徒でよかったでした!」

と呼ばれるような人になりませんか?

 

そのためには、

自分自身を変えることに

勇気を持って欲しいと思ってます。

 

変わるためにできること

ここからは私が実際に

やっていることをお伝えします。

 

自分自身も

メンタルコーチとして活動してますが

自分の方法論に執着しないように努めてます。

 

そのためにも

知識を学ぶのですがより源流を学ぶようにしています。

 

どうしても最先端の知識などを

追い求めてしまうのが世の中の流れです。

 

しかし、

最先端を行けばいくほど迷うのです。

 

これは、

私が経験したことになります。

 

もっともっと学びの源流、

それが体の構造だったり、心の構造だったり。

 

そして、

もっともっと生身の人間の話を

ちゃんと聞くようにしています。

 

知識や理論を学ぶと、

現場の声が聞こえなくなるのです。

 

そうなると危険です。

理論で相手を当てはめると危険です。

 

それは、

相手を見てるようで見てないことを意味します。

 

だからこそ、

さまざまな世代な人と触れ合ったり、

さまざまな職種や競技の人に出会うように意識してます。

 

専門性が大事である一方で、

真の指導者ほど社会性を持ち合わせてほしいのです。

 

このバランス感覚を私はとても大事にしたく、

spaceという学びの場をつくりました。

 

そうやって環境を整えていくことで、

自分に常に刺激を与え続けることができます。

 

すると、

自然と環境に適応した自分になれるのです。

 

是非とも、

世代、競技、職種の域を超えた交流を

大事にしてみてください!

 

最後までお読みいただきまして、

ありがとうございます。

 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。
【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから

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