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「選手たちの幸せが自分の幸せに」志賀喜幸さんスポーツメンタルコーチングへの想い

スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第39弾

 

 

今回の主役は当資格講座第16期の卒業生であり、現在は会社員兼プロスポーツメンタルコーチとして活動している志賀喜幸さんです。学生時代から現在に至るまで競技としてまた遊びとしてバスケットボールに勤しんできた志賀さんは、NBAを観戦できる海外研修がある専門学校を知りその学校へ進学を決めました。しかしその専門学校はスイミングスクールやスポーツクラブのコーチを養成する学校だったため、卒業後は自分が指導者を目指していたことからスイミングスクールのコーチとなり22年間勤めました。現在は色々な条件とタイミングが重なって他分野ですが鶏肉専門店で働いています。

 

スポーツメンタルコーチングには専門学校時代に学んだ心理学の授業をきっかけに興味を持つようになり、自身の指導者の経験からも選手をもっと支えるためにスポーツメンタルコーチを志し当資格講座を受講をされました。講座卒業後の現在はプロスポーツメンタルコーチとして一生懸命頑張っている選手たちをサポートする志賀さんにスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を尋ねました。

 

選手たちのことをもっと考えてサポートしたいと思った。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは

-志賀さんがスポーツメンタルコーチングに興味を持ったきっかけを聞かせてください。

 

スポーツメンタルコーチングに興味を持った最初のきっかけは遡ること専門学校の頃になります。学校のカリキュラムにあった心理学の授業がすごく楽しくて、それからメンタルのことを調べているとたまたまスポーツメンタルコーチングという心理学を使った指導方法があるという情報を耳にして興味を持ち、図書館で本を借りたりと本格的に調べるようになりました。

 

また22年間のスイミングスクールコーチキャリアの中で20年くらい競泳選手のコーチも務めていました。その当時の僕と選手の関係も、こちらから何かをやらせるような一方通行になっていることが多くなっていましたし、大きな大会に帯同する際に選手よりも緊張している自分がいることに気づきどこか違和感を感じていました。

 

自分の性格的にそもそもこちらから指示をするより相手のことを考えながらサポートしたいタイプだったこともあり、選手たちが緊張しないで能力を発揮できるように影から支える立場に僕もなりたいとずっと思っていたので、スポーツメンタルコーチならそういう仕事ができると知り更に興味を持ちました。

 

そしてスポーツメンタルコーチングに実際に触れてみたくなり次のステップを探っていたところ、たまたま颯人さんがFM横浜にラジオ出演していてスポーツメンタルコーチングについて話しているのを仕事中に聞いたことで更に興味が深まりました。そこに加えてコロナ禍での色々な経験もあり一歩踏み出してチャレンジしてみようと思い実際に講座受講を決めました。

 

-当資格講座を選ばれた理由を聞かせてください。

 

他の講座と見比べた時に仕事の兼ね合いからも、この資格講座がスケジュール的に無理なく参加できると思ったのが一番の決め手でした。それから体験セミナーを受けてみてとても納得できる内容だったのでそのまま資格講座の受講へ進みました。

実際に資格講座を受けてみて感じたこと

-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?

 

特に一番感じたのは講座を受けているのに勉強させられている感覚がないということでした。僕の資格講座に対するイメージは勉強とテストを繰り返して進めていくものだったのですが、実際には色んなワークしながら楽しんで学ぶことができました。

 

講座なのでもちろん覚えることもたくさんありますが、受講当初は身構えていた肩の力が学んでいくうちに抜けてきて自分の思っていたような難しい資格講座じゃないことを感じられたので良かったです。またこの年齢になって学ぶことが楽しいと思えたことが初めてでしたし、自ら学びたいと思える内容だったのは今でも印象に残っています。

 

加えて、資格講座を受ける前は講座を終えた時に仕事として成り立つレベルのスポーツメンタルコーチになっていないといけないという思いがあったのですが、実際はそんなに力まず時間をかけて理想のスポーツメンタルコーチになっていけば良いと思えたことも良かったです。

 

-資格講座のワークや颯人さんの話で印象に残っているものはありますか?

 

一番印象に残っているのは相手のことを褒めるワークです。このワークをすると自分の気持ちも良くなりますし、相手とのコミュニケーションの質も高まりお互いの雰囲気が良くなります。講座を卒業して自分の生活に戻ってからも実際に家庭内でもやってみると家族との関係が良くなるので今でも活用しています。

 

-資格講座を通して志賀さん自身の成長に繋がったことはありましたか?

 

実は元々僕自身いろんなことに挑戦してみようと思うタイプではなかったんです。今まではやってみたいと思いながらも考え込んでしまって動けないことが多かったのですが、この講座を通してチャレンジしたいことに一歩踏み出して行動に移せるようになったことが自分としては確実に変わったところです。

 

そういった自分になるために特に役立ったのが「小さな感謝・小さな成功・小さな幸せ」を集めるワークです。今でも続けていることですが、自分が何のためにこれらを集めているのか明確にすることで、自分が行動に移す時も同様に何をすれば良いかを明確にできるので一歩踏み出す時の後押しになっています。

 

-資格講座を一緒に受講した同期の方は志賀さんにとってどのような存在ですか?

 

資格講座後も立て続けにプロ講座とチームメンタルコーチ講座を一緒に受講した同期の方が2人います。

1人目は上杉さんという方なのですが、彼はプロスポーツメンタルコーチとしてどんどん歩みを進めていて僕の一歩先にいっているのでとても参考になっています。2人目は荒井さんという陸上選手としても活躍されていた方で、僕が今ハマっているランニングの面で色々アドバイスをもらっています。

お二人とも僕の前を進んでいてとても参考になる方なのでスポーツメンタルコーチとして成長するためにお互いいろんなことを相談したり共有できるとても良い関係ができています。

 

-資格講座後に受講したプロ講座で学んだことも聞かせてください。

 

この講座では自分がプロスポーツメンタルコーチとしてどうあるべきかを突き詰めて考える機会が多かったです。

そういうことを考えさせられる中で自分がその人物にふさわしい人間になることが大事ということにも気づかされました。

 

現在はそういったふさわしい自分になれるように小さなことでも周りの方から頼まれたことは丁寧に対応するようにしています。まだまだ下積みの時期なのでとにかく今は自分の経験と色んな人からの信用を得ることを意識しながら活動しています。

 

-その後はチームメンタルコーチ講座ではどんな学びがありましたか?


 

チームメンタルコーチ講座では自分が相手に物事を正しく伝えるための方法を教えていただきました。

また実際に相手の目から見て自分が伝えたいことを伝わりやすくするためにはどうすればいいのかを、表情や声のトーンを含めた話し方やプレゼンのスライドの作り方など色んな角度からアプローチしながら学ぶことができたのがすごい良かったです。


 

相手がスポーツを通して幸せになれるコーチングがしたい

 

-最近の実績や活動状況についても聞かせてもらえますか?

 

現在は基本的に周りの方をはじめ、たくさんの人に自分がプロスポーツメンタルコーチであることを知ってもらえるように情報発信を進めています。また今までは自分のコーチ仲間を含めスポーツ関係の方からしばらく距離が離れていたので、最近SNSを始めてコーチ仲間や選手の父兄の方とまた繋がりながら次は交流できる機会を作れるように動いているところです。

 

このような活動を進める中で、僕の先輩コーチから来年スポーツメンタルコーチングセミナーを開催できないかとご相談いただいたり、知り合いの方のお子さんのコーチングを依頼されて引き受けさせてもらったりと少しずつ活動の幅を広げています。

 

-ちなみにご自身のスポーツメンタルコーチングで意識されていることはありますか?

 

一番意識しているのは「相手がスポーツを通して幸せになれるコーチング」をすることです。とにかく相手にベストなコーチングを提供したいという強い思いがあるので、価格設定等には少し葛藤もありますがしっかり金額も設定させていただき相手が幸せになってもらえるようにサポートしたいと思っています。

 

また個人的にも、僕が相手にしてあげられることで相手が幸せになっていく姿を見ると僕自身も元気になれるんです。スポーツメンタルコーチングを学んでから改めて相手のことを考えることが自分に向いているんだなと実感しました。とにかくスポーツを通じてたくさんの人を幸せにしてあげられるコーチングをしていきたいです。

 

-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?


 

まずはこの資格講座を受けたことで、自分が他人の幸せのために行動する時にエネルギーが湧くということと相手が幸せに感じることで自分にも喜びがあることを知りました。

 

また今までは性格的にイライラすることが多かったのですが、どうしてそういう感情になるのかを常に自己分析して掘り下げて原因を追求していくうちにイライラしにくい性格になってきたような気がします。あとは相手の世界から俯瞰的に見れるようになったので自分の感情や価値観だけで物事を判断しなくなりました。

 

そして勤務先の仕事の中でもいろんなことをやってみようという姿勢になりました。今まではやりたくないと思ったことや苦手なことを自分から遠ざけていたのですが、実際にそういったことも意識的に楽しみながらやってみると嫌な気持ちもなく単純にこなせたりもするので仕事中でもよく活用できる考え方になっています。

スポーツメンタルコーチングを学んだことで言葉遣いや考え方など色んなことが変わって良い方向に進んでいます。


 

今後の目標と資格講座を検討している方へ一言

 

-スポーツメンタルコーチングを活用して目指す今後の目標を聞かせてください。

 

一番近い目標は今年度中にクライアントについてもらうことでそのゴールに向けて動いています。ただ最終的に僕がなりたいスポーツメンタルコーチ像としては表に出ていくようなタイプのコーチではなくて、陰ながら選手たちを支えていて彼らの間で話されるような知る人ぞ知る凄腕のスポーツメンタルコーチです。

 

そんな中で今までもスキルコーチとして僕が関わってきた教え子たちはサポートしたいと思っています。色んな選手たちがいるとは思いますが、彼らの頑張っている姿を長年見てきているので彼らへの思い入れは特に強いです。今後はメディアで見ている中で気になっている選手もコーチングしたいですが、基本的には競技や年齢、プロアマ関係なくコーチングさせて頂きたいと思います。

 

-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。

 

もし受けたいと思っているのに悩んでいるのであれば是非受けてみて欲しいです。皆さんと同じように元々行動に移せなかったタイプの僕が実際に受けてみて「受けて良かった!」と思えました。きっと皆さんもやってみたら楽しいと思うので是非チャレンジしてほしいです。

 

また社会人になったこの年齢でも「もっと学びたい!」と思える内容だったのも良かったです。他の資格講座と違って、講座内でどんな考えを述べても否定されることが無かったので優しく学べましたし「講座だ。勉強だ。」と身構える必要もなかったので終始気持ちよく楽しく学べる講座でした。もし悩んでいるのであれば是非一歩踏み出して受講してみてほしいです。



 

志賀喜幸プロフィール

 

神奈川県在住のプロスポーツメンタルコーチ。学生時代から現在に至るまでバスケットボールに取り組んできた彼は高校卒業後、NBAを観戦できる海外研修がある専門学校を知りその学校へ進学。しかしその専門学校はスイミングスクールやスポーツクラブのコーチの養成を専門とする学校だったため、卒業後は自分が指導者を目指していたことからスイミングスクールのコーチとなり22年間勤務した。現在は色々な条件とタイミングが重なり他分野である鶏肉専門店で働く。スポーツメンタルコーチングには専門学校時代に学んだ心理学の授業をきっかけに興味を持つようになる。自身の指導者の経験から選手をもっと支えるためにスポーツメンタルコーチを志し当資格講座を受講した。講座卒業後の現在は会社員の傍らプロスポーツメンタルコーチとして一生懸命競技に取り組む選手たちをサポートしている。

 

Interview and Edit by 畠山 大樹

 

次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介

 

スポーツメンタルコーチ

 

スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
 

 

 

 

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