「本気で現状を変えたい選手を全力でサポートしたい」上杉亮平さんスポーツメンタルコーチングへの想い
スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第38弾
高校卒業後もその夢を諦めず2年間プロサッカー選手になるために自主練に取り組み、プロサッカーチームの練習に参加するも残念ながらその努力は実を結ばずプロサッカー選手になる夢を諦めざるを得ませんでした。
その後はサッカーの指導者はもちろんのこと、営業マンや販売業など様々な仕事を経験されましたが、個人で働きたいという思いがあり、経営者の講演会等に参加する中でスポーツメンタルコーチングを知り、自身の選手としての経験や指導者として感じていた課題解決のためにスポーツメンタルコーチを志し当資格講座を受講をされました。講座卒業後の現在はプロスポーツメンタルコーチとして、現状をどうにかしたいと悩む選手たちをサポートする上杉さんにスポーツメンタルコーチングへの想いと資格講座の経験談を尋ねました。
プロサッカー選手ヘの夢は断たれたがスポーツに関わりたかった。スポーツメンタルコーチになるきっかけとは
-上杉さんがスポーツメンタルコーチングに興味を持ったきっかけを聞かせてください。
プロサッカー選手の夢を諦め、社会人として働く中で定時での勤務形態に馴染めず「普通に働きたくない」と思いが芽生えました。その後将来的に自分で仕事ができるように経営者や様々な人の講演会に参加し始めました。
ある時、大嶋啓介さんという経営者の方の講演会へ参加した時に居酒屋の経営以外に様々なお仕事をされていると話されていて、その中にスポーツチームのメンタルコーチという職業がありました。それが初めて僕がスポーツメンタルコーチという仕事を知った瞬間でした。
将来的にこのような仕事がしたいと思い、スポーツメンタルコーチについて調べてみましたが当時は全然情報が出てきませんでした。それからしばらく年月が経ち、去年改めて調べていると颯人さんのウェブサイトとこの資格講座が見つかりました。
ちょうどその頃にはスクールでサッカー選手の指導をしており、伝える側の自分が変わるよりも、伝わる側の受け取り方が変わればチームとしての成長速度が速いと感じていたのでメンタルについて学ぶ必要性も感じていました。そのタイミングで颯人さんの資格講座に出会ったので、この講座を学べば自分もスポーツメンタルコーチになれるのではないかと思ったのがきっかけです。
-当資格講座を選ばれた理由を聞かせてください。
もちろん調べていく中で色々な団体の講座が出てきましたが、その中でも直感的に颯人さんの資格講座が良いなと思いました。特にそれ以外に具体的な理由はないのですが、僕自身直感を大事にしているので自分を信じてこの資格講座の受講を決めました。
実際に資格講座を受けてみて感じたこと
-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?
この資格講座を受ける前は、講座とはひたすら知識を詰め込むものだと思っていました。でも実際にこの講座を受けてみると知識だけではなく体験ベースで楽しみながら学べる内容だったのでとても良かったです。またスポーツメンタルコーチングは表面的なものではなく「本当に人間の芯のところを理解しないとできない仕事なんだ」と感じました。
-資格講座のワークや颯人さんの話で印象に残っているものはありますか?
「言葉の地図」のワークです。内容としてはお題となるワードに連想する言葉を個々に考えて、グループ内で発表し全員の答えが揃ったら一点というようなゲーム形式でした。最初は簡単そうに思えたのですが蓋を開けてみるとグループ内でなかなか答えが揃わないんです。この結果に自分自身とってもハッとさせられました。
当時選手たちの指導をしていたこともあり、言葉の使い方は日頃から意識していたものの、実は一つの言葉をとっても人によってこんなに捉え方が違うことに気づかされました。それからは自分が発する言葉の意味合いはもちろんのこと相手にどう受け取られるかを考えるようになりました。
-資格講座内では自分自身と向き合う内容も多いと思います。その点に関しては上杉さんはどう感じましたか?
僕は自分と向き合うことが元から好きでした。自分で仕事がしたいという思いから、当時から経営者の本を読んでいてまず参考にできたのが自分の内面を磨くことだったので、当時から自分が大切にしていることを明確にしたりと自分のことを考える時間は多かったと思います。
また今までは他人と比較しがちな性格でした。特に実兄との比較が多くて、兄が元プロサッカー選手で現在プロ選手のコーチをしていることもあり、普通の会社勤めは嫌だという思いを特段強く持っていました。プロサッカー選手に憧れていた頃の理由の一つと重なりますが、他人とは違うことをして自分の見せ方を特別なものにしたいという思いがありました。
そのため自分が成長するためにどうしたら良いのかを常に考えてきたタイプでしたが、颯人さんの講座で改めて自分と向き合いハッとさせられることは多かったです。またこの講座では学んでいく上で徐々に自分の見えていなかった部分に気づかされていくので、イメージとしてはふと気づいた時には自分と向き合うことの大切さを理解できていました。
-そのような講座の中で上杉さん自身の成長に繋がったことはありましたか?
今までも営業マンをしていた頃から相手とのコミュニケーション上で共感することが大事と聞かされてきました。でもスポーツメンタルコーチングを学び共感しすぎるのも良くないことに気づかされて、相手の人生の背景を意識するようになり、人によって物事の捉え方が異なる中でどう違うのかを深掘りするようになりました。
僕と同じように今まで兄弟間で比較し合ってきた人も周りに多くいると思いますが、僕と全く同じ出来事がその人に起こったわけではなく境遇が似ていても絶対同じ出来事ではないと思うんです。
僕はこの講座を通して、表向きに自分と同じ境遇だからといって相手を決め付けなくなりました。全く同じことが起きても捉え方や感じ方が違うことに気づけたことが自分にとって成長で、今では相手に共感しながらその人が物事をどう捉えているのかを俯瞰的に見られるようになっています。
-資格講座を一緒に受講した同期の方は上杉さんにとってどのような存在になっていますか?
受講1日目に僕の隣に座った方が今でもずっと仲良くしている同期で今でも頻繁にLINEで連絡取り合っています。またZoom等を使いオンライン上でコーチングについて話したり、お互いのコーチング練習もできる時は週一、最低でも月一のペースで行っています。大人になってから一緒に同じことを熱心に学べる機会は少ないので、彼らのおかげで学びに対しての意欲も湧きますし、近くにいてくれると安心感をもらえます。
また自分の学びが思うように進まない時に周りに誰もいないと不安になると思いますが、こういう周りの方と状況を共有しあえる環境があることでもう一回「頑張ろう!」と思えるのでメンタル面でも良い影響をもらっています。こういった関係は卒業後も一緒でずっと続いています。
-資格講座後に受講したプロ講座で学んだことも聞かせてください。
プロ講座はすごく学びの幅が大きかったです。資格講座とは違ってコーチングだけではなく本当にプロとしてやっていくために必要な集客方法などビジネスの初歩的な内容も学ぶことができました。
またその中で特に印象的だったことは颯人さんが話していた「プロと名乗るからにはクライアントから一円でも受け取る」という考えでした。自分の経験のためだからといって無料で引き受けるのは自分の付加価値を下げるため良くないことだと知れたことがビジネス面での大きな学びでした。
一方でスポーツメンタルコーチングの内容としては資格講座以上に自分に向き合うワークが多く、「ここで本当に自分にしっかり向き合わないといけない」と実感した時間でした。やっぱり他人のことをしっかり診るためにはまずちゃんと自分と向き合う必要があるということを学びました。
-その後はチームメンタルコーチ講座も受講されたとのことですが、この講座ではどんな学びがありましたか?
チームメンタルコーチ講座は相手への伝え方を中心に学ぶ講座でした。自分の話し方を始め、声色やジェスチャー等細かなところまで気を配りながら伝える方法を学びました。そしてこの講座の最後に「個人をちゃんと診れてこそのチーム」ということも教わりました。
選手個人をコーチングしていく場合は1対1で心を育てていくのに対して、チームの場合は大勢の選手を一気に対応することになるので同じコーチングでも必要な労力が全然違うということを学びました。そしてこの講座を卒業してすぐ実際にチームのコーチングに関われる機会があったのでこの講座で学んだことを改めて肌で実感しました。
スポーツメンタルコーチングを通して選手たちに深く寄り添いながらサポートしていきたい。
-最近の実績や活動状況についても聞かせてもらえますか?
まずはホームページを作り、SNSでもスポーツメンタルコーチングについて発信しながら「上杉亮平のコーチングを受けたい!」と色々な方に思ってもらえるように活動しています。また知り合いにも声をかけさせて頂いて、とある高校サッカーチームへコーチングを活用してアドバイスをさせてもらったり、個人のフットサル選手にも少しコーチングをさせてもらっています。ただ、どれもプロスポーツメンタルコーチとしての本契約ではないのでとにかく今はたくさん発信して自分を知ってもらうところに注力しています。
-ちなみに講座のワークはどのようにご自身のスポーツメンタルコーチングに活かされていますか?
とにかく学んだことは全部実践するようにしていますが、資格講座を通して人の心には背景があり、その人だけが生きてきた道があることを学んだので、自分のコーチングでは「深く相手のことを知る」ということを意識しています。
メンタル面のことは相手が自分自身で気づかないと変われないので、どうしたら相手が「答えは全て自分の中にある」ということに気づいてもらえるかをすごく考えています。自分のコーチングのスタンスとしては相手に深く寄り添いながら、気づきに繋がるようなチャンスをたくさん提供して相手が自分で気づいてくれるのをひたすら待つというような形です。
-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?
全体的に人や環境を見る目が変わりました。例えば物騒な犯罪のニュースを見ている時も、スポーツメンタルコーチングを学ぶ前の自分だったら「こんなことやっちゃダメだよね」ぐらいの世間一般が思うような考えで完結していたと思います。でも資格講座を学んだことで「どうしてこの人はこんな悪いことをしてしまったんだろう?」とその人の持つ背景や事件を起こすことになってしまった精神的な原因まで考えるようになりました。
こういった世間一般的に見て悪いことはもちろんですが逆に良いことも然りで、大多数がそう思うことほど「どうしてそうなったんだろう?」と当たり前のこととして流さずに深く考えられるようになったことが自分の変化であり成長だと感じています。それからは他人を決めつけなくなりましたし、自分の思い込みも無くなったので今まで避けてきたことにもあえて挑戦できるようになったりと自分自身の可能性も広がるようになりました。
今後の目標と資格講座を検討している方へ一言
-スポーツメンタルコーチングを活用して目指す今後の目標を聞かせてください。
プロスポーツメンタルコーチ一本で生計を立てられるようになることを直近の目標としています。この目標を達成することで可能になることが多くあると思っています。スポーツメンタルコーチの業界を広げたいという思いはもちろんのこと、僕自身プロサッカー選手になれなくて悩んだ時期もあるのでそういう悩みを持った選手たちのサポートをするという目標を叶えるためにも、まずはプロスポーツメンタルコーチとして成り立たせて自分自身が満たされることが必要だと感じています。
最終的には競技やレベルに関わらず、向上心があってとにかく現状をどうにかしたいと本気で思っている選手たちを全力でサポートしたいと思っていますし、その心がある人であればどんな選手でも力になりたいです。
-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。
「ぜひ受けてみてください」という言葉が一番ですが、迷っている方こそ受けてみたら多くの学びが待っていると思います。またその迷いがあるからこそ一歩踏み出すことで変化や成長を味わえると思うので、騙されたと思って受けてみたらとても充実した3ヶ月間が送れると思いますので是非受けてみてください。
上杉亮平プロフィール
東京都在住のプロスポーツメンタルコーチ。小学校4年生からプロサッカー選手を目指し競技に励み、関西ではサッカーの強豪校として有名な滝川第二高校にスポーツ推薦で進学。高校3年生の時にはチームとして全国大会優勝という結果を残すも個人として望んだ結果を残すことはできずプロサッカー選手になる夢半ばで挫折を味わう。高校卒業後もその夢を諦めきれず2年間プロサッカー選手になるために自主練を初めプロサッカーチームの練習に参加するも残念ながらその努力は実を結ばずプロサッカー選手になる夢を断念した。その後は一度サッカーから離れ営業マンや販売業など様々な仕事を経験するも個人で働きたいという思いが湧く。サッカー業界に戻り指導者として活動していたある日参加した講演会の中でスポーツメンタルコーチという職業を知り、選手としての経験や指導者として感じていた課題解決のためにスポーツメンタルコーチを志し当資格講座を見つけて受講した。講座卒業後の現在はプロスポーツメンタルコーチとして現状をどうにかしたいと悩む選手たちをサポートするために日々活動に勤しんでる。
Interview and Edit by 畠山 大樹
次回のスポーツメンタルコーチ資格講座のご紹介
スポーツメンタルコーチ資格講座は「日本スポーツメンタルコーチ協会(R)」にて発行されている資格です。One Athlete,One Mentale coachの理念を掲げスポーツメンタルコーチの普及に力を入れております。
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