試合開始ギリギリまで、

アスリートの声に耳を傾けたりします。

 

試合が終わってから、

気持ちの整理をお手伝いすることもあります。

 

アスリートの望む結果をメンタル面からサポートするスポーツメンタルコーチの鈴木颯人です。

 

ワークだけやって終わりではなく…

課題を与えるだけの関係ではなく…

 

アスリートが必死に頑張ってる時に、

彼らの気持ちが整う為に出来ることに私は注力をします。

 

その中でも大切にしたいのが

「対話」です。

 

人によっては相手の話を聞き続けることを

難しく捉えている人もいます。

 

例えば、

選手の悩みを聞いて、

意見やアドバイスをしたくなる人。

 

他にも、

悩みに対して話を聞くのではなく、

ワークを通じて悩みを減らそうとする人も。

 

どれもハマれば効果があります。

 

しかし、

ワークやアドバイスだけを頼り続けると

それらが使えなくなる未来が待っています。

 

脳はいい意味で初めてやることには

新鮮味を感じます。

 

しかし、

慣れてくると話の展開が読めてしまい、

新鮮味が失われていきます。

 

なので、

アスリートを支える上で

新鮮味が必要だと思っています。

 

だから、

ワークの種類を増やしたり、

知識を増やし続けたい人がいます。

 

しかし、

それを続けていっても

メンタルコーチ自身が辛くなるのです。

 

それを例えると、

ネタを作り続けるお笑い芸人さん。

 

ネタづくりは楽しい反面、

ウケるかどうかの葛藤が隠れています。

 

そして、

ウケたらそのネタを続けられないのです。

 

だから、

ずっとネタを作り続けないとなりません。

 

その１つ上の世界に行きたいのであれば、

ネタに頼らないトークスキルが大事になります。

 

スポーツメンタルコーチも

お笑い芸人さんと似てるところがあります。

 

私も様々なワークを学びました。

引き出しの多さを求めた時期もありました。

 

しかし、

引き出しがないとアスリートのメンタルはよくならないのか？と自問しました。

 

すると、

対話でも変化していけるのでは？

その方法を作り出しました。

 

それが、

言葉を大切にするスポーツメンタルコーチングでした。

 

引き出しの多さを求める「欲」に陥ってしまったら

人としての基本に戻りたいのです。

 

その基本こそが「対話」になります。

 

・話を最後まで聞く

・どんな世界観で語ってるか詳しく聞く

 

メンタルの答えを知っていると思い込んでいる人ほど

アスリートに答えが言いたくてたまりません。

 

ワークをしたら良くなると思っているから、

ワークだけに頼りがちなコーチングになります。

 

それだと、

アスリートの心の声に耳を傾けきれないので

浅い変化しか生まれないと私は思っています。

 

選手も、

「またこのワークか・・・」と思います。

 

本当に深い変化を求めるなら、

選手との関係性を深める対話が大切になります。

 

この関係性という基本があるからこそ、

ワークに頼らずとも生まれるアスリートの言葉があるのです。

 

コーチングをやってる人は「どうやって気付かせますか？」と聞きますが、アスリートに気付いてもらうなんておこがましいです。

 

アスリートが自ら気付き変わっていけるのは、信頼できる人との対話があってこそだと私は思っています。

 

その対話に、

誘導はありません。

 

全てはアスリートが心から

自分の愛した競技に向き合える為に。

 

その為にスポーツメンタルコーチはどうあるべきか？

探求に終わりがありません。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。