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 スポーツ選手が望むメンタル、ゾーンに入るには?

 
 
スポーツ選手の誰もが
一度は経験するのがゾーンと呼ばれる集中状態です。
スポーツメンタルコーチ
この不思議な感覚に入った選手は無敵の強さを手に入れ
不可能なことを意図も簡単に実現してしまいます。
 
スーパーマリオで例えると、
スターを手にしたマリオです。
 
年間で1000人もアスリートを見ていると、
ゾーンに入った話はちらほらと聞きます。
 
そんなゾーンに入った選手が
口を揃えてゾーンの感覚をこのように伝えます。
 
「時間がゆっくりに感じて試合が早く終わった」
「何も考えてないようで身体は勝手に動いた」
「相手の動きが手に取るようにわかった」
 
みんな、
不思議な感覚やメンタルを決して他人には
理解できない言葉で伝えてくれます。
 
それくらいの心理状態、
メンタルの状態なのだと思います。
 
ではゾーンと呼ばれる超集中状態に入るために
どうしたらいいのでしょうか?
 
どうしたら極限のメンタルに
入ることが出来るのでしょうか?
 
その秘密について
スポーツメンタルコーチの鈴木颯人が綴ります。

目次

  1. 1、ワクワクできる心理状態を大事にする
  2. 2、〇〇しないといけない!!
  3. 3、楽しくやってる人ほどゾーンに入る
  4. 4、「欲」を捨てることがゾーンに入るポイント

 

ワクワクできる心理状態を大事にする

私が見ているスポーツ選手の多くが、
心理的に追い込まれている選手ばかりです。
 
「レギュラーになりたい」
「代表選手になりたい」
「夢を叶えたい」
 
だから
「結果を残したい」
そう願っている選手ばかりです。
 
必ずしもメンタルコーチングを受ける人が、
うまくいっている状況ではないのです。
 
必要性を感じない限りは、
どんな選手もスポーツメンタルコーチングの
必要性は生まれません。
 
それよりも、
メンタル面が今にも潰れそうな選手が
私のコーチングに依頼をしてくれます。
 
当たり前ですが、
追い込まれたメンタルの状態では
いいプレイはなかなか出来ません。
 
この状態を避けるために、
どんな選手も練習や鍛錬をすると思います。
 
そして、
メンタル的に落ちてしまうことは、
スポーツ選手にとって致命的な状態です。
 
ではどうして心理的に
追い込まれる選手がいるのでしょうか?
 
そして、
追い込まれていくと
どうしてメンタルが弱っていくのでしょうか?
 
その一つの理由に
競技を楽しめていないことが挙げられます。
 
多くの選手が好きで始めた競技。
 
それにも関わらず大人になるにつれて
やらされている感覚が強くなりがちです。
 
このような感覚を持つスポーツ選手ほど
無意識にある口癖が現れてきます。
 

〇〇しないといけない!!

この「〇〇しないといけない!」という口癖を
頻繁に使うスポーツ選手は注意が必要です。
 
なぜならば、
自分が努力している理由が心の底から
生まれてきていないからです。
 
つまり、
他人の声やライバルの結果や動向など
外側からの圧力によって自分が努力している状態なのです。
 
例えば、
「〇〇を見返したい」
「〇〇に怒られたくない」
「〇〇を認めてもらいたい」
 
などなど。
 
人からのプレッシャーで
努力しているケースだったりします。
 
「有名になりたい」
「お金持ちになりたい」
なども外からの動機の代表例です。
 
 
心理学ではこれらを
「外発的動機」と言います。
 
 
この外発的動機が強いと
なかなかワクワクして競技に打ち込めず
「〇〇しなきゃ!」というプレッシャーが強くなります。
 
 
いくらプレッシャーに強い選手でも
自分で自分にプレッシャーをかけ続ける選手はいません。
 
 
これは私の見解ですが、
何か新しいことを始めた時に適度に難易度があり
楽しいと感じるものには私達は夢中になります。
 
 
ずっと野球をしていまいたが、
楽しかった頃が1番ゾーンに入っていたなと。
 
 
しかし、
年数が経てば経つほど結果を求められ
次第に楽しさ以上に結果の追求で面白さを見失いました。
 

楽しくやってる人ほどゾーンに入る

これだけスポーツに打ち込んでいても、
楽しく取り組む人には真剣にやっている人は追いつけません。
 
 
真剣にスポーツやっていても、
楽しくスポーツをやっている人には勝てません。
 
 
この違いこそが、
スポーツの不条理な世界です。
 
 
結果を出すスポーツ選手ほど、
適度なプレッシャーしかありません。
 
 
しかも、
そのプレッシャーすら楽しいと感じる
心地位の良いプレッシャーです。
 
 
それだけ楽しくやればやるほど
脳内の中ではある物質が出ます。
 
 
・エンドルフィン
・セロトニン
・ドーパミン
・アナンダミド
・ノルアドレナリン
 
 
それらが放出されることで
脳波が通常の覚醒時に出るベータ波ではなく
α波とθ波の中間になり夢を見るときのような状態になります。
 
 
この時に、
意思を司る前頭前野の機能がオフになり
思考等がストップし身体の感覚に委ねてプレーができる訳です。
 
 
こういったゾーン状態に入るために
下記の3つをポイントにしてください。
 
 
1、ワクワクする体験を増やす
2、気が散るものをなくす
3、調子が良い時間をしる
 
 
さらには、
課題の難易度もあるのですが
大事なことは自分が出来ることをシッカリと理解し
それだけを愚直するやりこむことが大事です。
 

「欲」を捨てることがゾーンに入るポイント

結局、
人は欲まみれの動物です。
スポーツ選手も同じことが言えます。
 
 
この欲を捨てることが
ゾーンに入るための絶対条件です。
 
 
その為の方法として手っ取り早いのが
過程を大事にするということです。
これをプロセス思考と呼ばれます。
 
 
つまり、
結果を出したいなら過程を大事にして欲しいのです。
 
 
上手くいかない選手は、
この過程を疎かにしがちです。
 
 
特に、
試合中に出来ないことを選択しがち・・・
それでは試合では上手くいきません。
 
 
ある種、
自分で自分のリズムを壊すキッカケになりがちです。
 
 
もちろん、
それで上手くいくこともありますが確実性はとても低い。
 
 
だから安定した結果を生み出せず
そんな自分が嫌いになります。
 
 
目指すべき目標が何か?
それによってゾーンの入り具合は
変わってくるでしょう。
 
 
そして何よりも、
欲を捨てる。
 
 
そのためには。
競技を心から好きな自分を
思い出して欲しいのです。
 
 
それができれば、
ゾーンも近いです。
 
その上で、
以下の内容も是非とも読んでみてください!
 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ
一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人

 プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。

【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから
 
 

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