スポーツメンタルコーチという仕事の楽しさ
アスリートの望む結果にメンタル面からサポートするスポーツメンタルコーチの鈴木颯人です。
数多くのアスリートをサポートし続け、2011年から今だに年間20名弱のアスリートとの年間契約を結んでおります。
サポートする選手が多いか少ないかというより、自分自身ができる範囲でシッカリとサポートしたいと思って契約者数に限りを設けて過ごしています。
いっときは年間契約50名を超える時もありました。今では信頼できる私が認めるスポーツメンタルコーチが増えたこともあり私が抱えるサポート人数を減らしより手厚いサポートが出来るようになりました。
アスリートにとって2度と戻ってこない「この一瞬」を大切にする為にもスポーツメンタルコーチである私自身の体調管理、時間管理、そしてメンタル面を常にコントロール出来るように過ごしています。
そんなスポーツメンタルコーチの仕事の楽しさは何か?と聞かれるとちょっと困ってしまうのが正直なところです。笑
なぜならば、選手自身が人生を賭けて私の元に足を運んでくれるからです。そんな真剣な眼差しのアスリート達を前に「楽しさ」を感じる以上に、緊張感と真剣さ、そして同じ頂きを目指しその頂上から見た景色を共有させてくれることに仕事の醍醐味を感じます。
メンタルとは目に見えないものです。最近の科学によってわからなかったことが明らかになってきました。特に脳波測定の分野では目覚ましい進化が起きています。
しかし、いくら科学的な進歩があったとしてもアスリートの結果に結びついた理由はある程度はデータや最新科学で説明ができたとしてもそれだけで説明が出来ないのも事実です。
そんな現実がある中でメンタル面の重要性を信じ、量的ではなく質的な変化を感じとる必要があります。だから、いい結果になってもそれはスポーツメンタルコーチングをしたからだとは思わず有りとあらゆる何かが選手の結果に寄与してると私は考えます。
その中で、選手からスポーツメンタルコーチングを受けたからこそ結果が出たとお褒めの言葉を頂けることはとても嬉しい事です。全てがメンタルだとは私は思いたくないですが、この仕事をしていてホッとする瞬間でもあります。
それくらい謙虚でいたいですし、それくらい選手に関わる全てのサポートする人の力を上手く融合させる事で辿り着ける世界があると信じてます。
その為にスポーツメンタルコーチは黒衣の存在であり、人と人を結びつける架け橋のような存在だと思ってます。
なので、選手にまつわる多くの方とお会いできるのは楽しみといってもいいかも知れません。(それは良いも悪いも含めて。笑)
それ以外にも論文を読んでみたり、新しいノウハウや知識を学び続けることは私にとって楽しい時間です。
アスリートが望む結果に辿り着くためにメンタルだけでなく、あらゆる分野を知ることが私の喜びであることは紛れもない事実です。
ただ、知らないことを知る以上に私が最もこの仕事をしていて良かったなと思うことがあります。それが人生の岐路に携われることです。
中にはアスリートとして思うような結果を残せずに引退した選手も数多く見届けてきました。しかし、サポートが終わってからも関係が続き、就職、結婚、出産などアスリート後の人生にも何かしらの力になれていることがあります。
選手にとって「この一瞬」はスポーツシーンだけに留まらないと思っています。アスリートとしてだけではなく、1人の人生に寄り添っていきたいとお考えの方は是非ともスポーツメンタルコーチとしての道を歩んで一緒にアスリートを支えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。