アスリートの望む結果にメンタル面で
サポートするスポーツメンタルコーチの鈴木颯人で。
9月に入り多くのアスリートから
ご依頼をいただくことが増えております。
そんな中でよくあるのが
モチベーションに関するご相談です。
とくに頑張っているのに気持ちがプツンと切れてしまうタイプの方からのご相談が増えてきました。
「人生で1番頑張った」
「最大の目標を達成できなかった」
そして、
「何を目標にしたらいいかわからなくなった」
そう話してくれる事があります。
私自身もスポーツメンタルコーチになる前にずっと野球をしており同じ気持ちを抱いてました。
努力を重ねるも、結果を出す事が出来ずに引退しました。
だから、頑張りたいのに頑張れない気持ちが痛いくらいにわかります。
ただ、私自身がスポーツメンタルコーチになって気づいたことでモチベーションに悩む人ほど「頑張る」ことの捉え方に問題があることに気付きました。
頑張ってること、
努力していること、
一般的にはいいことだと言われます。
しかし、頑張ってる人ほど気持ちがプツンと切れてしまっている現実があることに気付きました。
科学的には外発的動機付けになります。
頑張る目的やメリットが自分の内側から湧き出ているものではないのです。
私の事例をいえば、野球が好きだから努力したのではなく、野球しかないから努力してました。
また、ここまで力になってくれた親に無様な姿を見せられない気持ちもありました。
「やりたい!」よりも、
「やらないといけない…」
そんな追い込まれた気持ちでずっと野球と向き合ってました。
常にプレッシャーを感じ日々を過ごしていました。お腹を下すこともよくありました。
そんな自分でしたので最後まで能力を発揮することなく現役を終えました。
この時の悔しさがあったからこそ、同じような想いをしてる選手を支えたいと思いスポーツメンタルコーチとして起業しました。
選手が抱えているプレッシャーは並大抵のものではないと思います。
言葉で聞いていても、本気レベルで選手たちが思っていることを理解するのって誰であっても不可能だと思ってます。
それは一寸狂わずに100%相違なく理解することです。
うつ病を経験しているからこそ本気で実感します。
いくら悩みを精神科の先生に伝えても薬で終わりです。
メンタルってそんな薬で全て解決されるのか・・・と思ったこともありました。
ましてや気持ちを切り替えるワークや方法論が万人に通用するものだとも思わないです。
メンタルトレーニングだって100人やったら全員上手くいくのか?だとしたら全員上手くいってるだろ?と思ってしまう自分がいます。
そこで万人に通やする方法が一つだけあるとしたら何か?と考えたらこれしかありません。
それは「人に話すこと」です。
頑張っている人ほど1人で抱え込んでいるんです。1人の世界で戦ってます。
だから、誰にも相談しないで頑張らないといけないと思ってる人もいます。
それが間違いだとは思いませんが、それで追い込み過ぎてしまうのも本末転倒だと思うのです。
だからこそ、悩んでる時にこそ方法論の前に想いを吐き出せる場所が必要だと思っています。
私がやっているメンタルコーチングは方法論ではなく、寄り添い方を徹底的に追求してます。
もちろん、科学的な要素を踏まえてますがあくまでも補足程度です。
悩みを吐き出せないと考えてる人はまずはその一歩を踏み出してみてください。
そして、スポーツメンタルコーチに頼らなくても皆さんの周りで信頼できる人に是非とも心の内を打ち明けてみてください。