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失敗やミスはやだ!完璧主義を目指すのはダメなのか?

スポーツを頑張る選手の
心を支える仕事をして
10年が経ちます。
 
スポーツメンタルコーチとして
数多くの選手をサポートしてきました。
 
アマチュア選手から始まり、
今ではオリンピックやプロアスリートも
サポートしております。
スポーツメンタルコーチ
1万人以上の選手と接してきて
話題になるのが「完璧主義」についてです。
 
一般的に、
アスリートは完璧を目指すものです。
 
辛い練習や、
ハードなトレーニングをこなすのは、
「完璧を目指すことが結果に繋がる」と
思っているからです。
 
だから、
完璧や理想を常に思い描き高みを
目指しています。
 
完璧を目指す競技の代表例といえば、
フィギアスケートや、ダーツ、ボーリング、
さらにはゴルフが挙げられます。
 
たった1度のミスが順位やスコアに
影響する競技です。
 
それは人生を左右すると言っても
過言ではありまへん。
 
だからこそ、
常にノーミスや完璧を目指すのが
スポーツ選手の宿命かと思います。
 
失敗が許されないのは何も今挙げた
競技に限りません。
 
どの競技でも同じことです。
野球やサッカーでも一緒です。
 
いくら7割失敗するのが
野球のバッターであっても同じです。
 
サッカーではゴールを決めるシュートが
決まる確率が10%あればいいと言われても、
無意識に完璧でありたいと思うものです。
 
この失敗を許せない気持ちの背景には
完璧を目指す気持ちがあるからだと思います。
 
そして、
何よりも忘れてはならないのが、
自分の失敗によってチームの勝敗に
影響を与えかねない心の表れでもあります。
 
だからこそ、
失敗やミスをなくしチームに貢献したい
気持ちが空回りする気持ちへと
生まれ変わるのが普通です。
 
完璧を目指そうとしても
完璧になれない…
 
完璧は目指すべきなのか?
それとも完璧は諦めた方がいいのか?
 
相当悩むかと思います。
 
だから、
完璧を目指しても完璧になれず
苦しむことが多いと思います。
 
どれだけ練習しても、
どれだけ新しいことを学んでも、
私達スポーツの世界では100%
完璧でい続ける人はいません。
 
どれだけ上手な選手であっても、
必ず失敗はやってきます。
 
あのイチローさんだって、
あのメッシやクリスティアーノ・ロナウド
だって失敗します。
 
そのことを頭ではわかっていても、
心で理解すのは別になります。
 
完璧を目指さないことを
許してしまったら選手としての成長が
止まってしまうと考えてしまうと思います。
 
だからこそ、
私は完璧主義という呪縛に苦しむ
アスリートにあることをお伝えしています。
 
それが、
完璧主義のメリットとデメリットを
理解することです。
 
それらを理解することでメンタルの
安定を作っていくことができます。
 
そこでチャレンジしてほしいのが、
完璧主義を目指すことで得られる
メリットとデメリットをノートに
箇条書きでいいので書き出してほしいのです。
 
そして、
特にデメリットを書きだしたら、
そのデメリットの対策を考えておいてほしい
のです。
 
例えば、
あるフィギアスケート選手の話で
完璧主義のデメリットでこんな回答をしてくれました。
 
それが、
「完璧を目指すことで自分の心が苦しくなる」
でした。
 
そこで私が「そのデメリットを感じないための対策ってなんだと思う?」と聞きました。
 
すると、「メンタルコーチングを受けること!」と笑いながら話してくれました。
 
それはちょっと冗談っぽく
話してくれたのですが、それ以外に
「心が苦しいと思ったら自分を許す」で
あったり、
「高みを目指しているサインだと思って自分を受け入れる」と
話してくれました。
 
そんな形で、
完璧を目指すことが悪いのではなく、
完璧を目指して苦しくなった時の対策を考えることにしたのです。
 
その結果、
練習でもミスや失敗を恐れない選手に
育っていきました。
 
私が主催するセミナーではメンタルを
整えるための仕組みや科学的な理由を
お伝えしております。
 
ブログやコラムでは、
中高生でもわかるような
言葉や例えでお伝えしております。
 
当記事が少しでも皆さんの
スポーツライフにお役に立てたら幸いです。
 
最後までお読み頂きまして
ありがとうございます。

 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人

プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。

【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから

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