アスリートが悩むスランプを一緒に乗り越えるには?
スランプを抜け出し、大活躍する場に立ち会える喜びを感じています。
アスリートが望む結果をメンタル面からサポートするスポーツメンタルコーチの鈴木颯人です。
とある選手で、国際大会を戦っている選手がおります。
よくよく考えたらもう7年目のお付き合い。現役生活の集大成となるような1年になるかもしれません。
この数年での活躍は目を見張るものがありました。個人賞も獲得し、その勢いで海外にも移籍されました。
そして迎えた国際大会で思うような結果を得ることが出来ない状態に。
数ヶ月間、ずっと一緒に模索し、出来ることの全てをやり抜く強い気持ちを持ってサポートしていきました。
そして、中盤に差し掛かった国際大会で大活躍。本来の力以上に大きく成長した姿を見せてくれました。
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毎回、アスリートの諦めない姿勢に感銘を受けます。何とかその想いを結果に結びつけたい思いで一杯です。
最後までやり抜きたいからメンタルコーチングを依頼してるのかもしれません。
そんな選手を支える私はどんな気持ちかというと、ラフな気持ちで「でーーん」と構えてます。
「大丈夫!」
「大丈夫!」
と心中では思ってますが、悩んでいるアスリートを前にして気休めなことが言えないのが本音です。
それでも、
「〇〇さんなら大丈夫!」
最後は心の底から送り出せる想いなるまで準備を徹底してあげます。
そんな中でも私がことあるごとに伝えている言葉が一つだけあります。
それが「成長しよう」です。
どんなに結果が出なくても、どんなに試合に出れなくても、誰にでも「成長」を目指すことはできます。
誰に何を言われようが、職人のように1つの技を極めていくのがアスリートだと私は思うのです。
その姿勢や過程を通じてアスリートに対する尊敬と畏怖を感じます。そして、知られざる努力を想像しファンが増えていくのだと思うのです。
「結果」という「果実」があるのだとしたら、成長を放棄しない限りは「結果」を得られるチャンスは何度となく目の前を通ってくれます。
だからこそ、どんなアスリートであっても結果以上に成長を大切にしていければ困難を乗り越えていけると信じています。
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それはスポーツメンタルコーチを目指す方にも言えます。どうしても資格や検定を取得するとそれで終わりになってしまうことってありませんか?
学ぶ目的として、「メンタルに悩む選手をサポートしたい」と思っていても、学ぶこと自体が目的にすり替わっていくジレンマがあります。
そのジレンマを解消するために、ブログやSNSを駆使して選手に向けたアウトプットをするコーチを拝見することがあります。
これもとっても大事なことだと思う一方で、同時に学び続ける環境をどれだけ自分で用意できるかが大事になっていきます。
私自身、スポーツメンタルコーチとして誰も名乗らない2011年ごろ、1人でスポーツ現場にいきました。
そこで体験したリアルな選手の話を通じて、「選手が求めていることは何か?」「選手がメンタル面のサポートを依頼する際にどんな事を求めそうか?」研究に研究を重ねてきました。
スポーツ心理学のように手段を伝えて終わる以上に、臨床心理士のように心の声に耳を傾ける必要があると気付きました。
そして、選手のサポート実績を重ね、ドラフト指名や、オリンピックメダリスト誕生を通じて2013年に養成講座を設立することにしました。
当時、29歳。早い段階での設立でした。
その背景には、アスリートからの依頼が集中してしまい、私のコーチングをお断りするケースがあったからでした。
そこで、自分の想いを紡いでくれる人を増やす必要があると思い、資格講座を開催することにしたのです。
実際、私と同じような結果を生み出せるメンタルコーチを生み出すのに時間は必要だと思っていました。
しかし、橋本コーチが面白いように結果を生み出してくれました。当時、24歳。大学院生だった彼がプロアスリートをサポートしていくのです。さらにアスリートを紹介すると、ポンポンと契約を重ねていきました。
中には全日本3位になった選手や、海外で活躍するサッカー選手も生まれました。
彼のように結果を生み出し続けられる人ってどんな人なのか?こちらも研究すると、それこそ、成長し続ける人なのです。最初にお伝えしたアスリート同様でした。
そこで、もっと活躍できるスポーツメンタルコーチを普及するために私は定期的な勉強会の必要性を感じました。
さらに、私だけでなく、卒業生が講師を勤めることで教えることの難しさや準備の大切さを学び、講座開催を通じてより技量向上に向けた環境作りに徹しています。
そして、技量が高まっている人にはそれに応じたライセンスを付与しております。
資格をとることでなく、資格の先にいるアスリートのメンタル面を支えたいと思う人には、是非とも成長し続けられる環境を大事にしてみてください。
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一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会理念
「One athlete,Oen mental coach 1人のアスリートに、1人のメンタルコーチを」
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