ストレス対処は8種類ある。心理学者ラザルスに学ぶ、アスリートのための「心の武器」の選び方

目次
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ストレスの対処法であるコーピング
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自覚することで解決に繋がるストレッサー
- メンタル状態によって選べる8つの方法
そもそも「コーピング」とは?
コーピング(Coping)とは、「ストレスに対して意図的に行う対処行動」のことです。 大きく分けると、以下の2方向があります。
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問題焦点型: 原因そのものを解決しにいく(攻撃)
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情動焦点型: 自分の感情をコントロールする(守り)
ラザルスはこれをさらに細かく8つの戦術に分類しました。
【攻撃系】原因を変えたい時の武器
自分の努力で状況を変えられる時は、この武器を選びましょう。
1. 計画型コーピング(Planful Problem Solving)
冷静に分析し、計画を立てて解決する方法です。
2. 対決型コーピング(Confrontive Coping)
リスクを恐れず、問題に正面からぶつかっていく方法です。
【守備系】心を守りたい時の武器
状況が変えられない時や、心が疲弊している時は、無理に戦わずこの武器で守りましょう。
3. 社会的支援模索型コーピング(Seeking Social Support)
誰かに相談したり、助けを求めたりする方法です。
4. 責任受容型コーピング(Accepting Responsibility)
「自分のせいだ」と認めることで、事態を受け入れる方法です。
5. 自己コントロール型コーピング(Self-Controlling)
感情を表に出さず、自分の中で冷静に処理する方法です。
6. 逃避型コーピング(Escape-Avoidance)
ストレス源から一時的に逃げる、または忘れる方法です。
7. 隔離型コーピング(Distancing)
問題を「自分とは関係ない」「大したことない」と突き放して考える方法です。
【転換系】ピンチをチャンスに変える武器
8. 肯定型再評価コーピング(Positive Reappraisal)
最も高度ですが、最強の武器です。ネガティブな出来事の中に「ポジティブな意味」を見出します。
武器は多い方が強い
いかがでしたか? 「ストレス対処」と一口に言っても、これだけの選択肢があります。
メンタルが弱い選手は、武器を一つしか持っていません。
「逃げちゃダメだ」と思い込んで真正面からぶつかり、砕けてしまうのです。
「今は疲れているから『逃避型』を使おう」
「エネルギーが戻ってきたから『計画型』で解決しよう」
このように、自分の状態に合わせて武器を持ち替えることができれば、あなたはどんなストレスの中でも、しなやかに生き抜くことができます。
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