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体重を気にしてしまい一喜一憂してしまう悩みについて

スポーツメンタルコーチ

 

2011年創業以来、

多くのアスリートにお越しいただきました。

 

その中でも、

表現系のアスリートは他の競技にはない

独特の悩みを持っています。

 

その一つに、

体重があげられます。

 

技の凄さを生み出すために、

自分自身の体重が影響したります。

 

さらには、

見た目も採点に影響するだけに

体重を意識しないわけにもいきません。

 

そのために、

毎日のように体重計に乗っては

一気一憂を繰り返す日々がストレスに…

 

そのストレスと戦う中で

過食や絶食を繰り返して苦しくなる…

 

ストレスに陥入り、

競技に集中できないことにも…

 

そんな表現系のアスリートが

体重を気にせずストレスを対処できる方法を

綴っていきたいと思います。

 

目次

  1. 目的を明確にする
  2. 常にベスト体重は変化する
  3. 体重よりもベストパフォーマンスに意識を向ける
  4. 体重計に乗らないことを選択したアスリートの話
  5. まとめ

目的を明確にする

そもそも、

体重計に乗る目的はなんですか?

 

目的をまずは

明確にする必要があります。

 

ちなみに、

目的とはこんな意味です。

実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。
引用・goo辞書

例えば、

体重を45Kgにしたいとします。

これは目標なんです。

 

本来は、

この目標設定の先に目的があるはずです。

 

いい演技がしたい。

〇〇大会で優勝したい。

 

など、

なんでもOKです。

 

目標と目的がごちゃごちゃになってしまう

選手ってすごく多いのです。

 

そして、

目標のために競技をしている子もいます。

 

体重を適正にすることが

競技を続ける理由ではないですよね?

 

だからこそ、

目的を明確にしてほしいのです。

 

常にベスト体重は変化する

ベスト体重って、

どんな理由で決められるのでしょうか?

 

表現系の選手であれば、

トレーナーや先生の意見が多いと思います。

 

しかし、

他人から決められたベスト体重って

本当にベスト体重なのでしょうか?

 

私はとても疑問があります。

 

一般論や研究で

平均値はあるかもしれません。

 

しかし、

自分にとってベストは

自分でしか感じられないはずです。

 

だからこそ、

ベストの体重に縛られるのではなく、

ベスト体重を自分で探す暗い気持ちもが

必要だと思うのです。

 

他人から与えられた目標ほど、

達成しにくいと言われます。

 

その理由の1つに、

外発的動機が挙げられます。

 

文字通り、

行動する動機が外にあります。

 

地位や名誉、

さらにはお金や人からの評価も含まれます。

 

そして、

誰かに指図されて行動するのも

外発的動機の一つになるのです。

 

そして、

そういった動機ほどモチベーションは続きません。

 

体重で苦しむ選手ほど

自分で見つけた目標ではないのです。

 

体重よりもベストパフォーマンスに意識を向ける

体重に囚われている選手ほど

体重を気にする人が周りにいると思います。

 

そこで、

目の向けどころを変えたいのです。

 

それが、

ベストパフォーマンスです。

 

どれだけベストを尽くして体重を減らしても、

結果に直結しなければ意味がありません。

 

だからこそ、

体重よりもベストパフォーマンスを目指したいのです。

 

比重で表すと、

 

体重 <  ベストパフォーマンス

 

この図式を理解すると、

劇的に変化が早まると思います。

 

体重管理は

あくまでも手段です。

 

試合当日に、

ベスト体重でなければ苦しむのは自分です。

 

しかし、

ベスト体重すら気にせずに

ベストパフォーマンスに目を向けていれば

試合当日に細かなことで苦しむことはないのです。

 

体重計に乗らないことを選択したアスリートの話

以前、

フィギアスケートの鈴木明子さんと

お会いする機会がありました。

 

鈴木さんは以前、

摂食障害で苦しんだ過去があったので

体重管理などどうしていたのか気になったからです。

 

その際に、

体重計の話になりました。

 

すると、

あるときを境に乗らなくなったというのです。

 

100gの増減で一喜一憂するくらいなら

もう乗らないことにしたとか・・・

 

その話を聞いて、

私はとてもおどろきました。

 

というのも、

トップ選手ほど体重を気にすると思っていたからです。

 

それよりも、

自分のベスト尽くす姿勢や

物事にとらわれない柔軟な思考に感動しました。

 

そんなトップ選手ですら

体重を気にしすぎないのです。

 

ぜひ、

その点をご理解いただけれると

今後のパフォーマンスアップに通じると思います。

 

まとめ

体重って

毎日増減します。

 

水を500ml飲めば理論上は

500g増えることになります。

 

体重に囚われたくないのであれば、

どのようにして体重が増えるのか?

 

その仕組みをしっかりと理解したいですよね。

その上で体重管理をするといいのではと思います。

 

そして、

体重はあくまでも手段です。

 

体重管理した先の目的を

是非とも大事にして過ごしてほしいなと思います。

 

最後までお読みいただきまして、

ありがとうございます。

 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。
【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから
 

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