TOP CONTACT

頑張っても頑張っても結果が出ないと思った時

 

どんな競技でも、
「頑張らないといけない」
と思っている選手達がいます。

だから、
「努力するから結果が出る。」
「一生懸命やるから成長する。」

そして、
「諦めない限り夢は叶う。」
と信じていると思います。

image

私自身、
ずっと野球をやってきたので、
とくに根性論については多く言われてきました。笑

何か出来ないと、
「根性が足りないんだ!」

結果が出ないと、
「根性が足りないんだ!」

そして、
落ち込んでいると、
「根性が足りないんだ!」

もう、
どんだけ根性が必要なのか?!
ずっと言われていたと思います・・・笑

その根性を補う為に、

ありえない量を走らされました。

 

コーチには近くにある山を指さされて、
「あの頂上目指して走ってこい」

なんて言われた事もありました。。。笑

今の世界では考えられないと思いますが、
ほんの1990年代はこれが当たり前でした。

 

1980年代の先輩方の話を聞くと

もっと壮絶そうでしたが…

そういったトレーニング(しごき)、
当時は本当にキツかったです。

けど、
それによって体力もそうだし、
諦めないことの重要性も学びました。

 

しごきとか絶対にダメだと思うし、
体罰もダメだと思います。

 

正当化したいわけではなく、
事実で言えばそうなりました。

 

もちろん、

もっといい方法があったと思います。

 

笑顔でトレーニングしながら

能力を高める方法もあったと思います。


理不尽な事にも、
平気に対応できる精神力も手に入れたと思えば、
良かったのかもしれません・・・笑
(プラス思考。笑)

でも、

中には泣き言を一切口にせずに

努力できる選手達もいました。



本当に頭が下がります。
 

 

それは、

メンタルコーチとして仕事をする中でも、

監督やコーチからの理不尽な要求から

一生懸命頑張れる選手達がいます。

 

中にはそれが、

愛情だと話す選手もいました。

 

しかし、

全ての選手がそうは思えないのが

現実としてあります。


そういった選手ほど、
悩みを抱えている事がわかりました。

ある選手は、
オーバートレーニングにより、
疲労骨折を繰り返しました。

「もう怪我をしたくないんです…」
涙ながらに話をしてくれました。
 
ずっと好きで始めた卓球なのに、
気付いたら怪我だらけに。
 
それでも
1日でも練習を休めば
ライバルに追い越される恐怖をずっと
感じていたのでした。

僕もヘルニア、野球肘、
そして膝を怪我しました。
 
だから、
その怪我した選手の気持ちが
痛いくらいに伝わりました。

痛いくらいわかるかこそ、
伝えたかった言葉がありました。

それが、
「頑張りすぎなくても大丈夫なんだよ!」
です。

頑張りすぎる選手ほど、
ある気持ちを深層心理に抱えてます。

例えば、

・仲間に認めてもらいたい。
・両親に認めてもらいたい。
・監督に認めてもらいたい。


めちゃくちゃ愛情を
欲しているケースが多いんですね。

その選手、
過去に親が離婚してしまいました。
自分で残りの兄弟を育てないといけない。
 
そんな思いで頑張ってました。
1日足らずも休みませんでした。

大学の授業を受けながら、
練習やトレーニングをし、
余った時間にバイトする日々。

2人の弟を養う為に、
頑張りました。

そして、
本当にギリギリのメンタル状態の時に、
僕に会いにきてくれました。

自分自身を苦しめいていたのは、
「人から認めてもらいたい」
という気持ちでした。
 
彼自身、
本当はそんな事を考えなくない。

しかし、
無意識に求めることは
誰もコントロール出来ません。

だからこそ、
大切な事があります。

それが、
「過去の自分と向き合う」
覚悟を持つ事です。

彼は、
過去のご両親を認める事が
出来なかったと気付きました。

その後と、
手紙で感謝の気持ちを伝えました。

すると
「人から認めてもらいたい」
感情が消えました。

これは、
一例に過ぎません。

ただ、
表面的に現れる感情、
この感情には様々な理由があります。

その理由を丁寧に聞いてあげる事が、
メンタル面を改善していく為に必要な事だと思ってます。

メンタルトレーニングでは
足し算で気持ちを強くしていく方法が取られます。
(メンタルトレーニングにさまざまな種類があるので一様に言えませんが…)

私がお伝えしている
スポーツメンタルコーチングは
自分の内側にある答えを
引き出すお手伝いをしてます。

いきなり、
1対1のコーチングを受けるのは・・・
と思う方は下記のセミナーからどうぞ^^
 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。
【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから
 
 
 
 
 
”生理移動”、ピルの活用で女性アスリート”悩みの種”を解決 ”子供を産め‥ 続きを読む
大事なのは”状況判断”と”泥臭い頑張り”、森保一監督 ”ハンス・オフトの‥ 続きを読む
【世界中で話題】ゴールデンサークル理論とアスリートの応用法を紹介 皆さんは、「最近モチベーションが続かない」や「チーム全体の‥ 続きを読む
苦悩の中でもブレなかったビッククラブへの夢、南野拓実選手 アジア人そして日本人初となるイングランドのプレミアリーグ・リヴァプールでプ‥ 続きを読む
”柔軟なマインド”で世界最大のクラブに挑戦、冨安健洋選手 プレミアリーグ・アーセナルに所属する冨安健‥ 続きを読む
サッカー選手に必要なメンタルについて 三苫薫選手の事例 アスリートの望む結果にメンタル面でサポートするスポーツメンタルコーチの鈴木颯‥ 続きを読む
苦境にいる人を見て疲れるのは脳神経が原因?思いやりのメカニズム みなさんは「苦境にいる他人の境遇に共感して自分も疲れてしまった」とい‥ 続きを読む
知らずに心理的疲労を感じる共感疲労とは?脳科学的にみる対策を紹介 皆さんは「なんだかメンタル的な疲れを感じる」や「ふとした時に自己嫌‥ 続きを読む
オーバートレーニング症候群から復活!日本代表の守護神、権田修一選手 アスリートの望む結果にメンタル面でサポートするスポーツメンタルコ‥ 続きを読む
”メンタリティーの強さ”で挑み続ける侍、鎌田大地選手 アスリートの望む結果にメンタル面でサポートするスポーツ‥ 続きを読む
頼れるチームの存在で安定したメンタル、松山英樹選手 レクサス(トヨタ自動車)に所属するプロゴルファーの松山英樹選手。日本人最年少でマ‥ 続きを読む
セカンドキャリアで輝きを増すヒロイン、浅田真央選手 アジア人として初めて1大会で3度のトリプルアクセルを成功させた浅田真央選手。幼い‥ 続きを読む
アスリートの不安・緊張対策に有効な「認知的再評価」リアプレイザルとは? 皆さんは、「試合前は不安でメンタルコントロールがうま‥ 続きを読む
アスリートに瞑想って脳科学的に効いているの?科学的な裏付けを解説 近年、トレーニングに「瞑想」を取り入れるアスリート‥ 続きを読む
1人で頑張らないといけないのか? エゴサを通じて、 多くの人が感じる気持ちがあります。 ‥ 続きを読む
勝つために貫いた”孤独を恐れない姿勢”、落合博満氏 アスリートの望む結果にメンタル面でサポートするスポーツメ‥ 続きを読む
才能と技術に加わった最強メンタル”負けず嫌いさ”でさらに強く、石川真佑選手 アスリートの望む結果にメンタル面‥ 続きを読む
アスリートに瞑想を長期的に行うメリットとは?スポーツパフォーマンスとの関係 皆さんは日常的に行なっているルーティンワークや習‥ 続きを読む

最初12345678910最後