TOP SERVICE CONTACT

ストイックに努力していても結果が出ないとき

スポーツメンタルコーチ

一流選手になると、

練習量の豊富さが注目されます。

 

先日女子ゴルフで賞金女王になった稲見萌寧さんも、

1日10時かの練習量の多さで勝ち取りました。

 

しかし、

中には練習量を重ねながらも

結果が出ないこともあります。

 

努力は裏切らないのに、

努力が裏切る。

 

このような事が

どうして起きるのか?

 

その理由と結果が出ない時の考え方について

綴りたいと思います。

 

目次

1、努力は本当に裏切らないのか?
2、努力には2種類ある
3、努力の質を変える時の注意点
4、まとめ

努力は裏切らないのか?

どんな選手であっても、

努力を続けていると思います。

 

目標や叶えたい夢のために、

プライベートや遊びを削ってまでも

全てを競技に捧げて努力すると思います。

 

そして結果を出したときに、

言葉では表せないほどの充足感に満たされます。

 

この感情を満たすために、

スポーツ選手は苦しい練習や試練を耐えて

日々自分自身を高めて行けるのでしょう。

 

そして、

その感覚をもっとも強く感じたのが

幼少期時代の自分だと思います。

 

幼少期ほど

努力したらすぐに結果が現れるのは

とても嬉しい経験だったと思います。

 

このような成功体験を私たちは

無意識に重ねているからこそ努力は

裏切らないと心から思えると思います。

 

そして、

結果が出ないと努力が

足りなかったと思うのです。

 

しかし、

それは本当に努力の差だったのでしょうか?

 

結果とは、

努力の差で片付けていいのでしょうか?

 

スポーツメンタルコーチとして2011年から創業し、

何人もの選手に出会ったからこそ気付いたことがあります。

 

それは、

努力には2種類あるということです。

 

そして、

その違いに気づかないと努力は無駄になりがちなのです。

 

努力には2種類ある

多くの方が努力に対して、

思い込みがあると感じます。

 

それが、

「量」や「時間」による努力です。

 

多ければいい。

長ければいい。

 

努力に対して、

このような思い込みがあります。

 

しかし、

努力にはもう一つの側面があります。

 

それが、

「質」です。

「クオリティーとも言います。

 

この質を向上していくことが

努力をする上で最も大事になります。

 

例えば、

野球で100回素振りをするのと

100回コーチに見てもらいながら

努力するのでは質が違います。

 

常にコーチに認めらう事ができないから

動画にして自分に見直すだけでも違ってきます。

 

さらには、

コーチにも色々いて専門的な知識を持っている方に

教わるのとそうでないのでも違いが生まれます。

 

何も野球に限らず、

全ての競技において言える事です。

 

量を重ねることで質を高めることもできますが、

質を高めることで効果的な努力を積み重ねる事ができるのです。

 

努力の質を変える時の注意点

今まで取り組んできた努力を変える時に

是非とも注意して欲しいことが1つあります。

 

それが、

大きく変えすぎないということです。

 

結果がうまく出ないときに、

どうしても人は大幅な変化を求めます。

 

道具を変えたり、

技術的に何かを変えたり、

コーチやトレーナーを変えたり・・・

 

結果が出ない日が続くと、

大幅に変えたくなるものです。

 

それが人間です。

当たり前ことかもしれません。

 

そして、

その方法が功を奏して

結果に結びつくこともあります。

 

しかし、

それは本当の実力なのでしょうか?

大幅な変更ほど実力とは違う力が働くケースがあります。

 

大幅な変更を通じて得た結果は、

勘違いを助長したりします。

 

実力を勘違いすることによって生まれるのが、

結果が出なかった時の修正力になります。

 

この修正力を手に入れにくいので

結果的にさらに大崩れする可能性があります。

 

だからこそ、

努力の質を変える時には

大きく変えるのは小さく変えて欲しいのです。

 

このことを

マージナルゲインと言います。

 

イギリスのロードレースチームである

チームスカイが結成5年以内にツールドフランスで優勝することを宣言します。

 

誰もがその目標宣言に対して鼻で笑ったのですが、

たったの3年で優勝してしまいました。

 

その際にチームが意識していたことが

マージナルゲインになります。

 

「マージナルゲイン(限界利益)」とは2012年にイギリス人初のツール・ド・フランス(※)総合優勝者を生んだ「チーム・スカイ」のゼネラルマネジャー、デイブ・ブレイルスフォードさんがスポーツ界に広めた考え方です。

 

これは「1%の戦略」とも呼ばれます。

 

選手の回復方法やマシンの部品に到るまで

あらゆる点で小さな改善を積み重ねていきます。

 

もちろん手当たり次第に

改善していくのではありません。

 

1つの大きな目標を達成するために100個、

1000個の小さな改善を積み重ねていきます。

 

大きな結果を得たいからこそ、

大きな改善ではなく小さな改善の積み重ねが大事なのです。

 

努力の質を高める必勝法

最後に、

努力の質を高める必勝法について

綴りたいと思います。

 

1、具体的な目標を設定する
2、コンフォートゾーンを出る
3、フィードバックを得る
4、集中力を高める環境づくり
5、体系化された練習方法がある
6、有効なイメージができる
7、知識ではなく技能の向上ができる

 

フロイダ州立大学心理学教授であるアンダース・エリクソンが書かれた「超一流になるのは才能か努力か?」という本に書かれている内容です。

 

努力の質を高めるために超大事なのが1つだけ

今回はピックアップしたいと思います。

 

それが、

「体系化された練習方法がある!」

これはとても大事な視点だと思っています。

 

所謂、ドリル系のトレーニングだと思います。

この点があるかないかで努力の質が一気に変わります。

 

いつもずっとトレーナーをつけてトレーニングしなくても、

効果的な練習法を知っているか否かが成長のポイントになります。

 

独自の方法で頂点を極めるのはとても大事ですが、

再現性を追求した時にどんな方法がいいのか?

 

それは

探すしかありません。

 

しかし、

知っている人に聞くことができれば、

自然と結果は生まれるものです。

 

一番は、

その方法を知っている人をどう見極めて

出会うことが出来るか・・・?

 

スポーツの世界では、

これを追求するために旅に出るようなものです。

 

この旅はとても困難と失敗はつきものです。

だからこそ小さな失敗を大事にしてみてください。

 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。
【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから
 
 
 
 
”ボトムアップ理論”で育てるステキな人材作り、畑喜美夫氏 サッカー選手として国体2位、ユースで日本代表、大学‥ 続きを読む
”伸び幅”という才能で前進する二刀流、大谷翔平選手 二刀流の挑戦を成功させた大谷翔平選手。初めは批判的な意見‥ 続きを読む
”ポジティブな言葉がけ”でメンタルケア、ダルビッシュ有投手 15種類もの変化球を操ることができ、男女問わず多‥ 続きを読む
”楽しんでやろう”という気持ちで進み続ける守護神、西川周作選手 史上最年少でのJ1通算500試合、J1史上2‥ 続きを読む
”最強のメンタル”で次なる舞台へ、池江璃花子選手 本当に”泳ぐことが好きなんだろうな&rdquo‥ 続きを読む
”どんな選手にも通じる”強いメンタル、錦織圭選手 リターン、足の速さ、スイングスピードは世界屈指と称される錦‥ 続きを読む
淡々と冷静にゴルフと向き合う優等生、西郷真央選手 伝説的プロゴルファーであるジャンボ尾崎氏に指導を受け、全国3連覇を成し遂げた中学時‥ 続きを読む
”うつ病”公表後も進化し続けるトップアスリート、大坂なおみ選手 男女通じてアジア人初となる世界ランキング1位‥ 続きを読む
”ダブルゴール”は人生を支えるもの、岩出雅之監督 26年間もの長い間、帝京大学ラグビー部を指導してきた岩出雅‥ 続きを読む
落ち着くための”ネガティブシンキング”、ローリー・マキロイ選手 2015年にフェデックスカップを優勝して以来‥ 続きを読む
格闘技を盛り上げる“天才キックボクサー“、那須川天心選手 数ある格闘技の中でもその迫力から根強い人気を誇るボ‥ 続きを読む
「素直さが足りない」と言われた時の対応 スポーツメンタルコーチの 鈴木颯人です。 サポートする選手は10代から3‥ 続きを読む
才能とハングリーさを併せ持つ侍!久保建英選手 ユース時代に毎年日本で行われるバルセロナキャンプで評価され、バルセロナ選抜としてベルギ‥ 続きを読む
ボクシングを全力で楽しむ世界王者、井上尚弥選手 完璧なボクシングスタイルとその圧倒的な実力で”日本ボクシング界の‥ 続きを読む
カウンセリングルームを構える理由 オンラインが主流となり、 ネットを介してすぐに繋がれる世の中になりました。 便‥ 続きを読む
日本代表の精神的支柱となった吉田麻也選手 今年は4年に一度のW杯ですが、新型コロナウィルスの影響もあり例年の時期ではなく11月21日‥ 続きを読む
探究心が生み出した小柄なホームランバッター、吉田正尚選手 2021年25年ぶりのリーグ優勝を果たしたオリックバッファローズ。そんな素‥ 続きを読む
哲学を纏い最後まで戦った、村田諒太選手 新型コロナウィルスの拡大を受け延期されていたゲンナジー・ゴロフキン選手とのWBA、IBF世界‥ 続きを読む

123456789