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最後の1点、『勝ちたい』と気負う自分をなんとかしたい。

 

最後の一点ほど、

気負うものはありません。

 

試合を決定づけるのは得点を

点数を守ったか守りきれなかったか?

 

最後の一点を決めきれなかったことで

ゲームに負けてしまう事があります。

 

最後の1点を思えば思うほど、

気負うものです。

 

そして、

身体は硬直して緊張感が高まります。

 

試合を決定づける場面で

気負う人のために綴りました。

 

スポーツメンタルコーチ

目次

1、気負うのは仕方がない
2、戦わない選択がある
3、リスペクトを通じて成長する
4、仲間想いが気負いをなくす
5、個人であってもチームを作る  

 

1、気負うのは仕方がない

 

人が気負う気持ちなるのは、

やむ終えません。

 

人間がもつ本能から考えてみても、

気負ってしまうものです。

 

その理由の1つに闘争本能があります。

この闘争本能がなぜ気負いに影響するか?

 

それは闘争が?逃走か?

という脳内にホルモンが生まれるからです。

 

スポーツでは命のやり取りはありませんが、

スポーツをすると命のやり取りを錯覚します。

 

結果次第では次の試合に出れなかったり

来年の契約すら失うケースもあります。

 

ある意味これは死活問題。

スポーツができない=命を取られるもの同然。

 

そんな過酷な環境下で結果を残そうと思うと

命を失うくらいの気持ちでプレーしてもおかしくないです。

 

また、

人間は無意識に甲乙をつけたがります。

 

相手よりも上である事、

相手よりも下である事を知る事で

精神的な安定を無意識に手に入れます。

 

この理由に無意識に

人は分類したい気持ちがあります。

 

例えば植物や動物も図鑑には

それぞれ様々な分類がされます。

 

分類されることは人間にとって

都合がいいからです。

 

分類は人間の脳の中を整理するために

とても楽だからです。

 

脳がパニックにならない為にも、

甲乙を無意識につけたがります。

 

だから、

競争が生まれ勝った負けたの

世界が生まれます。

 

命を取られることはなくても、

アスリートとしての価値が決まります。

 

そして、

その甲乙が決まるときほど気負うのです。

 

戦おうと思えば思うほど

気負ってしまうのはしょうがないのです。

 

2、戦わない選択がある

 

実は驚くかもしれませんが、

戦わない選択もあります。

 

試合に出ないとかではなく、

あくまでも試合を楽しむプレイヤーに

徹することになります。

 

そんな事できないよ、と。

楽しめないよ、と。

 

皆さんの心の声が

伝わってきそうです。笑

 

しかし、

試合で結果を出す為には、

楽しめる状態になれたら最強です。

 

勝ちたいと思って、

勝てたら楽な世界はありません。

 

だから、

そろそろ勝ちたいと思い過ぎるのから

卒業できる方法を模索しませんか?

 

そんな事を私は皆さんに

提案したいのです。

 

その為には、

相手に対して格別なリスペクトや尊敬が

重要になってきます。

 

3、リスペクトを通じて成長する

 

むかし、

何故か勝ちたいと

思い続ける人がいました。

 

どんな相手にも負けたくない。

 

超負けず嫌い。

どんな小さな事にも負けたくない。

 

普段から負けないから、

試合でも勝てるんだ!

と思っている人がいました。

 

ここまではよくある話です。

 

負けず嫌いが高じて、

プロになった人の話も聞きますよね。

 

だから、

負けず嫌い=トップアスリート

と思われても仕方ないと思います。

 

しかし、

本当に負けず嫌いで

あればいいのでしょうか?

 

勝ち続ける人は負けず嫌いなのか?

 

勝敗に対する拘りが

強い選手ほど結果が安定しないのでは?

 

そう感じる事が多々あります。

 

それよりも自分の成長や仲間にたいする

貢献心が強い人が残るイメージ強いのです。

 

4、仲間想いが気負いをなくす

 

貢献したいと思う気持ちは

とにかく大事になってきます。

 

人が、人類が、ホモサピエンスが

発展してこれたのは貢献心があるからです。

 

ホモサピエンスとは別にネアンデルタール人

がいました。ご存知ですか?

 

私たちよりも大きくて、

狩猟能力が高いい人類でした。

 

しかし、

環境の変化で滅びました。

 

何故ならば他の力より個で

行動してたから。

 

一方のホモサピエンスは

周りの力を借りてました。

 

単独行動よりも群れをなして行動し、

環境の変化を乗り越えました。

 

もともと私たちの根底には、

チームで乗り越えようとしたり

チームプレーの精神が古代からあったのです。

 

そういった流れから

1人で行動するよりも団体行動が向いてます。

さらに他者のために行動したいのが私達なのです。

 

逆に1人で結果を出したいと思えば思うほど

気持ちは一向に満たされません。

 

人の役に立ちたい。

チームの為に行動したい。

 

そう思えて実行できるときほど、

気負いが自然と消えていきます。

 

責任が分散されるほど、

個の能力が発揮されるのです。

 

だからこそ、

エース頼みのチームよりも

全員が活躍できるチームほど

強いものはありません。

 

5、個人であってもチームを作る

 

ここまでお話ししてきましたが、

結論から言えばチームが大事です。

 

個の責任を分散することで、

気負いは無くせます。

 

繋がりを作り出す事が出来れば、

いい気持ちで試合で挑めます。

 

ここまで作り上げるのが、

スポーツメンタルコーチとしての役割だと思います。

 

錦織圭選手を代表されるように

個人競技であってもチームが必要です。

 

チームに属していても1人ではないのです。

チームだからこそ仲間の存在を大事にしてください。

 

仲間との繋がりを感じる事ができれば、

気負いは無くなります。

 

その為にも、

仲間の存在を大事にしてください。

 

仲間を認めてあげてください。

仲間を褒めてください。

 

最後までお読み頂き

ありがとうございます。

 

【このコラムの著者】

プロスポーツメンタルコーチ/一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人
プロ野球選手、オリンピック選手などのトップアスリートだけでなく、アマチュア競技のアスリートのメンタル面もサポート。全日本優勝、世界大会優勝など圧倒的な結果を生み出すメンタルコーチングを提供中。
【プロフィール】フィリピン人の母と日本人の父との間に生まれました。生まれた国はイギリス。当時から国際色豊かな環境で育って来ました。1歳になる頃には、日本に移住しました・・・。>>続きはこちらから
 
 
 
 
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