「世界最高のスポーツメンタルコーチになり、スポーツで地元を活性化させたい」柳澤涼さんのスポーツメンタルコーチングへの想い
スポーツメンタルコーチ資格講座卒業生インタビュー第54弾
目次
- スポーツメンタルコーチに興味を持ったきっかけとは
- 実際に資格講座を受けてみて感じたこと
- 自分のコーチングで選手たちを正しく導きたい
- 今後の目標と資格講座を検討している方へ一言
未来ある子どもたちには大好きなスポーツを諦めて欲しくない。スポーツメンタルコーチに興味を持ったきっかけとは
-柳澤さんがスポーツメンタルコーチングに興味を持ったきっかけを聞かせてください。
ちょうど3年前に仕事関係の出来事から心身ともに体調を崩してしまい会社を休んだことがありました。その休養の間に気が向くままにYoutubeを見ているとスポーツメンタルコーチというものが出てきたので、興味を持ってのめり込んで見ていくうちに自分の高校時代にもこういう人がいてくれたらなと強く感じました。
なぜなら自分が高校球児の頃、部内の意味不明なルールや必要以上に厳しい上下関係もあり挫折を経験して野球が楽しくなくなったことがあったからです。何度も野球を辞めようかと思ったのですが、当時は甲子園という目標とそこに一緒に向かっている仲間たちがいたのでなんとかやり切ることができました。
また元々ピッチャーとして活動してきた中で結果が残せなかったことから自己肯定感が低く、パフォーマンスも発揮できないでいたのですが、3年生から以前もプレーしていた外野としてチャレンジしたいと監督にお願いして転向したところ、気持ちが吹っ切れたのかどんどんパフォーマンスが上がっていき、最終的には野球をするのも苦じゃなくなったのでこの経験から自分を決めることの大切さを知りました。
こういう経験をしたからこそ、挫折した時に寄り添ってくれるスポーツメンタルコーチという存在は絶対に必要だなと思い志すことにしました。やっぱり自分の思いとしても未来ある子どもたちには大好きなスポーツを諦めて欲しくないですし、自分のやり遂げるところまでやり切ったと思って最後を迎えて欲しいので自分もスポーツメンタルコーチとして寄り添って行きたいなと思いましたね。
-どうして颯人さんの資格講座を選ばれたのでしょうか?
実は資格講座よりも「Space」という颯人さんが運営しているスポーツメンタルコーチのコミュニティへ先に入りました。そこに参加して色々学んでいく中で心理的安全性が感じられました。また、他に参加している人たちも温かくて優しい言葉をかけて寄り添ってくださる素晴らしい方ばかりでした。
この環境の雰囲気は今まで自分が感じたことがないものだったので、是非颯人さんの資格講座も受けてみたいと思うようになりました。また資格講座の受講を決めた時点でもうスポーツメンタルコーチとして起業して颯人さんのように活動したいと強く思っていたのでこの資格講座を受けるという考え以外は無かったです。
-ちなみに「Space」には入ることを決めたきっかけはなんだったのでしょうか?
どういう流れでこのコミュニティに入ったかは正直記憶がおぼろげなんですが、スポーツメンタルコーチをインターネットで調べている中で颯人さんのウェブサイトを通じて見つけて興味本位で飛び込んだんだと思います。
実際に資格講座を受けてみて感じたこと
-実際に資格講座を受けてみてどうでしたか?
やっぱり「Space」に入っていたこと、また東京で開催された颯人さんのイベントへ講座受講前に参加したこともあり、颯人さんやサポートメンバーの方も既に身近だったので資格講座を受ける上での緊張感みたいなところは他の受講生と比べると和やかだったかなと思います。
また資格講座を受けて特に印象的だったのは書き出したり、身体を使って体験するようなワークが多かったことです。一方的に話を聞く座学ではなくて実際に自分で考えて脳を働かせる時間が多かったので、自分の思考などを客観的に見ることもできる場だったなと感じます。
-資格講座の中で印象に残っているワークやお話はありましたか?
目標設定をした後の「結果にふさわしいメンタル」を持つという話が印象的でした。初めて聞いた話だからということもありましたが、まず自分が結果にふさわしい人間になることで目標が達成されていくことを知り、そういう自分になりきってセルフイメージを高めていくことが大事だ実感しました。
あとはその過程の中でも、過去の経験から作られた自分の思い込みがあるので、「思い込みの蓋を外す」ワークも非常に重要だなと感じました。やっぱり世の中には精神的にアクセルを踏みながらブレーキも踏んでしまっているような人が多いと思うので、そういう人たちのブレーキを外してあげることもスポーツメンタルコーチとしての仕事だと分かりました。
-自分の内面と向き合ったことで気づいたことはありますか?
色々なワークを通して自分の過去を振り返ってみると、高校野球でピッチャーをしていた時に「自分のコントロールが悪い」と思い込んでしまっていたことが、実際のパフォーマンスを下げることに大きく影響していたと気付くことができました。この経験から今後自分がサポートしていく選手たちが同じような悩みを持った時には適切にコーチングしてあげることができるなと感じました。
また大人になると仕事や日常生活で毎日が流れるように過ぎていくこともあり、こういう風に自分について深く考える機会があまりなかったので、本気でスポーツ選手のことを思ってスポーツメンタルコーチングについて勉強するということは心理面も学べるし自分の可能性が更に広がったように感じました。
-資格講座の内容で自分の成長に繋がったきっかけがあれば聞かせてください。
この資格講座で出会う人はもちろん初対面の方がほとんどだったので、より相手の話をしっかり聞くようにしたことが自分の中のチャレンジでもあり、それが実際にできるようになったことが成長できた部分だなと思っています。また自己開示をしていくことで信頼関係が生まれてくるということも分かったので、自分のことを表現することは特にチャレンジした点です。
それに加えて、スポーツ選手をサポートすることに対して自分もプロ意識を持つことが大事だということも颯人さんから学んだので、セルフイメージをあげてプロ意識を持つことの大切さを知ることができたことも自分の成長に繋がっています。
-資格講座後にはプロ講座も受講されたとのことですがどんなことを学ばれましたか?
しっかりお金を頂いて仕事をすることに対して、それにふさわしい自分になるというセルフイメージを持つことを強く学びました。僕自身今まで会社員しか経験していなかったこともあり、一対一の状態で相手からお金を頂くことをイメージできていなかったので、ビジネス的な観点を含めて教えてもらえたので非常に学びになりました。
あとは体験コーチングの流れや相手への問いかけ方など、実際のコーチングでも活かせる様々な手法を学べたことで自分の引き出しを増えたので、よりプロ意識が芽生えましたね。
ただ一方で、自分で営業することの難しさはまだ壁として感じています。今までは毎日同じ作業をするような仕事をしてきたので自分の魅力や強みもなかなか分からなかったのですが、スポーツメンタルコーチングを学び始めてから自分はこういう人間なんだなと自分なりには明確になってきたのでその壁を少しずつ壊しているところです。
-この講座で出会った同期の方は柳澤さんにとってどのような存在ですか?
高校生の時は甲子園出場という一つの目標に向かって仲間たちと突き進むことが楽しかったですが、大人になってからは同じ方向を向いて進んでいく環境や機会がありませんでした。ただ今回この資格講座を通してスポーツ選手の為に大人たちが一緒に学んでいく姿がかっこよくて素敵だなと感じました。
そう思えたからこそスポーツメンタルコーチングをしっかり学べたんだと思いますし、お互いに分からないことがあれば聞き合ったりして、今となっては日本全国に仲間ができたような感覚で本当に力強い存在になりましたね。
自分のコーチングを通じて寄り添い、選手たちを正しく導きたい。
-本資格講座卒業後の活動状況についても聞かせてもらえますか?
現在は高校3年生でスキー・ノルディック複合種目をしている男子選手をコーチングをはじめ、地元の新潟県から野球留学をしている選手やプロ野球選手を本気で目指している社会人野球選手のサポートさせてもらったり、バレーボールの指導者さんに向けて目標設定のやり方や選手への言葉の使い方のセミナーを開いたりしています。
-本資格を取得してから半年という短い期間の中でクライアントを増やしてきた秘訣はなんでしょうか?
現在サポートしているスキー選手に関しては彼の父親が僕のFacebookを見かけてたまたまメッセージを送ってくださってコーチングすることになったということもあり、やっぱりSNSの発信は意識してしっかり行っています。あとは人との繋がりがやっぱり大きいです。指導者さんのコミュニティはバレーボール関係者の方に応援いただいて一緒にやっていこうという形になりましたし本当に助けてもらっています。
-柳澤さんが選手たちをコーチングする上で意識していることはありますか?
颯人さんも言っていることですが、選手と同じ目線になって相手の世界で物事を見るようにしています。その上で相手の言葉を肯定して認めてあげて、できていることはちゃんと褒めるということを意識してコーチングしています。
なぜなら僕自身が会社に入って、上司から心無い言葉を浴びさせられてきたことで自己否定に陥るというすごい嫌な経験をしてきて、選手たちには自分が感じたような同じ思いには絶対なって欲しくないので常に接し方は意識しながら大事にしています。
-スポーツメンタルコーチングを学んだことで起きた自分の変化はありますか?
まずは僕自身が、本当にやりたいことをはじめ、自分の夢やなぜ自分が生きているのかがすごく明確になりました。また一方的に教えるのではなくて相手に気づかせるということの大切さを学ばせていただいたことも自分の成長に大きく繋がりました。
やっぱり人間って自分の価値観や経験から相手に教えたくなる部分があると思うのですが、コーチングの場合でもその人が持つ価値観や経験が選手全員にマッチするわけではないですし、本当の答えは選手たちの中にあるので彼らに自分で気づいてもらって彼らの中から引き出すことが大事だと思いました。
また私生活や仕事の場においても、他人に対して彼らの価値観は人それぞれでそこに正解不正解はないという風に思えるようになったことから、寛容になって自分の中の心の余裕が生まれました。さらに精神的な部分ではネガティブなことを言われてもポジティブに頭の中で変換できるようになったり、物事を俯瞰して見られるようになったのでそこは自分の大きな変化ですね。
今後の目標と資格講座を検討している方へ一言
-スポーツメンタルコーチとして今後の目標を聞かせてください。
世界最高のスポーツメンタルコーチになることを最終目標として掲げているので、その為にまず独立して颯人さんと同じように日本全国をめぐりコーチングが必要な人に必要なタイミングでサポートできるようなスポーツメンタルコーチになりたいです。
あとは未来ある子どもたちに夢を持つことの大切さと言葉が持つ力を、色んな学校を周っていきながら伝えていきたいと思っています。その中でも特に地元の新潟県上越市への思いは強くて、特に高校野球ではここ30年間甲子園出場ができていないので自分のコーチングでサポートしていき、地元の新潟県上越市から30年ぶりの甲子園出場を叶えたいと思っています。またいつかは地元からオリンピック選手を輩出したいですし、最終的には地元をスポーツの力で活性化させたいという強い思いを持っています。
-最後に資格講座を検討している方へ一言お願いいたします。
颯人さんの講座は心理的安全がすごい保たれているので、誰かを否定することはないですし、ここに集まっている方はみんな温かい人ばかりなので、お互いを肯定し合って認め合える環境の中で安心して受講してもらえると思います。そしてスポーツメンタルコーチのパイオニアである颯人さんの思考も学ぶことができて、スポーツメンタルトレーニングとスポーツメンタルコーチングの違いもしっかり教えてくれることも大きいです。
さらにスポーツ選手やスポーツ界に対して同じ方向を向いた仲間たちに出会えますし、皆さん日本全国からやってくるので新たな人との繋がりもできて、自分の持っている一つの可能性を広げられるチャンスだと思うので是非思い切って飛び込んでもらえたら良いかなと思います。
柳澤涼プロフィール
新潟県出身のスポーツメンタルコーチ。小学生の頃から水泳、野球、陸上競技など様々なスポーツに触れていく中、高校時代からは野球1本に絞って甲子園出場を目指して競技生活に取り組む。高校卒業後は家庭の事情もありプロ野球への道を諦め地元の製造関係の一般企業に就職。また社会人として働く中で体調不良により会社を休み、休養中にたまたま観ていたYoutubeで偶然スポーツメンタルコーチングを知る。興味を持ちインターネットで調べていく中で当団体が運営するスポーツメンタルコーチのコミュニティ「Space」に出会い参加。その後本資格講座を受講すると現在は自身の地元である新潟県上越市を中心に様々な学生選手のサポートや指導者へのセミナーを開催するなど世界最高のスポーツメンタルコーチを志し活動中。
Interview and Edit by 畠山 大樹
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